目次
- 1. セーターの穴を自分で補修する前の注意点
- 2. セーターの虫食い穴を自分で補修する方法【穴かがり】
- 3. セーターの虫食い穴を自分で補修する方法【ニードルパンチ】
- 4. セーターの虫食い穴を自分で補修する方法【ダーニング】
- 縫い針
- セーターと同色または似た色の縫い糸
- 糸の先に玉結びを作る
- ニットの裏側から針を通し、網目と同じ方向に数回縫い合わせる
- ニットの裏側に玉止めを作り、糸が目立たないように処理をして完了
- ニードルパンチ
- セーターの色に合わせた原毛
- 段ボールまたはスポンジ
- セーターを広げ、穴の後ろに段ボールをあてる
- 原毛を適量取り、ニードルパンチを使って穴を埋めるように刺し続ける
- 原毛がセーターに馴染み、目立たなくなれば補修完了
- ダーニングマッシュルーム
- 輪ゴム
- とじ針
- 刺繍糸・毛糸
- 穴よりもやや大きめに、タテ糸を張る
- そのタテ糸に、ヨコ糸を交互に通していく
- 穴がふさがるまで繰り返し、最後にとじ針を使って糸始末をすれば完了
1. セーターの穴を自分で補修する前の注意点

補修方法の前に注意点からお伝えしていこう。
放置しない
セーターに限らず、穴あきやほつれは放置すると広がる。そのため「まだ小さいから」「目立たないから」と放置せず、速やかに補修することが大切だ。
洗濯はしない
セーターに穴があいたまま洗濯をすると広がる。なにかに引っ掛かって取り返しがつかないほど大きくなってしまうことも。小さな穴でも、見つけたら洗濯する前に補修しよう。
自信がなければ修理業者がベスト。料金は数千円程度
セーターの穴を自分で補修する場合の責任は自分である。絶対に失敗したくない高価なセーター、または自分のスキルに自信がない場合などは、最初から専門業者に依頼することをおすすめする。
セーターの穴あき補修にかかる費用は業者によって料金設定が異なるほか、大きさや修理方法でも変わる。目安としては、虫食いの小さい穴なら2,000〜4,000円程度だ。
2. セーターの虫食い穴を自分で補修する方法【穴かがり】

セーターの虫食い穴を自分で補修する方法を紹介していこう。まずは手軽にできる穴かがりだ。縫い糸と縫い針を使う方法で、セーターから補修用糸が取れない場合や、セーターに似た色の糸がない場合も補修できる。ただし大きな穴の補修は難しい。
【用意するもの】ご家庭にあるもので十分できる
穴かがりで虫食い穴を補修する手順
3. セーターの虫食い穴を自分で補修する方法【ニードルパンチ】

裁縫が苦手な方も挑戦しやすいのがニードルパンチだ。ハンドメイドでもよく使われる手芸用品で、難易度も低めである。セーターの穴あき部分に、ニードルパンチを使って原毛をチクチクと刺すように埋める。
【用意するもの】ニードルパンチは100均でも手に入る
ニードルパンチは100均でも手に入る。最近の100均なら原毛も取り扱っているはずなので一緒に購入しよう。なおセーターの色に合う原毛がなければ、2つの原毛を混ぜて似た色を作る必要がある。
ニードルパンチを使った虫食い穴の補修手順
4. セーターの虫食い穴を自分で補修する方法【ダーニング】

もうひとつ、ダーニングも紹介しておこう。ヨーロッパに伝わる修繕方法で、ダーニングマッシュルームと呼ばれるキノコ型の木製道具を使うのが特徴。穴があいた部分の上に、新しく小さな織物をのせるイメージで補修する。好きな色の糸を使えばリメイクも楽しめる。
【用意するもの】
ターニングマッシュルームは数千円するアイテムなので、その点で少々ハードルが高いかもしれない。だが興味があり、ぜひ身につけたいと思う方はチャレンジする絶好の機会だろう。
ダーニングで虫食い穴を補修する手順
結論
セーターの虫食い穴は放置しても悪化するだけなので、発見し次第、小さなうちに補修することが大切だ。今回紹介した中でも、穴かがりやニードルパンチを使う方法は初心者でも簡単にできる補修方法なので、ぜひこの機会にチャレンジして慣れておこう。ただし、自分で補修するのが不安な方は、無理にやろうとせず最初から専門業者に修理を依頼したほうがよい。