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BSアンテナの設置はDIYできる?必要なアイテムや方法を解説

BSアンテナの設置はDIYできる?必要なアイテムや方法を解説

投稿者:ライター 藤田幸恵 (ふじたゆきえ)

鉛筆アイコン 2021年4月30日

BS放送を見るなら専用アンテナが必要だ。設置してBS放送を楽しみたいけれど、どのようなものを準備したらよいのか分からない方も多いだろう。そこで、BSアンテナの種類や設置方法、業者に依頼した場合の工事代の相場を解説する。

  

1. 個人で設置できるBSアンテナにはどのような種類がある?

個人で設置できるBSアンテナにはいくつかの種類がある。設置する場所や見たい番組に合わせて選ぼう。

屋外用アンテナ

屋外アンテナとは、住宅の屋根やベランダに設置するパラボラアンテナのことを指す。戸建の住宅の場合には、地上波放送用のアンテナと一緒にBSアンテナを屋根に設置することが多い。屋根に設置すると、電波の受信状態に合わせて角度を調整しやすいメリットがある。集合住宅などではベランダや壁に取り付けるのが一般的だ。屋根よりも低い位置に設置するため、障害物などがないことを確認して取り付ける。

屋内用アンテナ

BSアンテナには屋内用もある。屋外用として一般的なパラボラアンテナとは異なり、卓上型や小型のアンテナなど種類が豊富だ。設置が簡単だが、屋外用よりも受信できる電波が弱い。

BS/CSアンテナ

BS/CSアンテナとは、BSとCS共用のアンテナのことを指す。BS放送だけでなく「スカパー!」の放送も視聴したい方は、このタイプを選ぶとアンテナが1つで済む。BS/CSアンテナには屋外用・屋内用があるので、設置場所に合わせて選ぼう。

4K・8K対応アンテナ

従来のフルハイビジョンよりも高画質な4K・8K放送を視聴するためには、専用のアンテナが必要だ。BSアンテナを購入する際に、「新4K8K衛星放送」に対応しているものを選ぼう。

2. BS受信用アンテナの設置手順と必要な手続き&アイテム

BS放送を見るためにはアンテナの設置のほかにも、準備すべきアイテムや手続きが必要だ。次の3つのポイントをおさえておこう。

BS放送を見るのに必要なもの

BS放送を見るためには、次の4つが必要だ。
  • BS放送用アンテナ
  • アンテナケーブル
  • チューナー(テレビにBSチューナーが内蔵されている場合は不要)
  • B-CASカード(テレビやチューナーに付属されているもの)

BS放送を見るための機器設定の流れ

BS放送を見るためには、次の手順で作業を行おう。テレビ購入からBSの契約までの流れを紹介する。
  • 新しくテレビを購入する場合にはBSチューナー内蔵のものを選ぶ(BS対応ではないテレビで視聴する場合には、別途BSチューナーが必要)
  • 設置する場所を屋外・屋内のどちらにするか決めて、BSアンテナを購入する
  • 設置位置に合わせて、アンテナを取り付ける台やアンテナとテレビをつなぐケーブルを選ぶ
  • 必要なものをすべてそろえたら、BSアンテナとテレビを設置してケーブルでつなぐ
  • 有料チャンネルを視聴する場合にはWOWOWに申し込み、無料チャンネルのみの視聴でもNHKで手続きをする

BS放送を見る前に必要な手続き

BS放送を視聴する前に必要な手続きがある。もし、有料チャンネルを視聴したい場合には、WOWOWに申し込む。電話やインターネットで申し込み可能だ。
無料チャンネルだけを楽しみたい方も、BS放送を視聴できるようになったらNHKに連絡する必要がある。

3. BSアンテナをDIYで設置vs業者依頼する場合の費用を比較

BSアンテナを設置するのは難しそうだが、業者に依頼すると工事代が高いのではと心配な方もいるだろう。業者にBSアンテナの設置を依頼するときの相場を解説する。

業者に依頼した場合のBSアンテナ設置工事代

業者にBSアンテナの設置工事を依頼した場合、取り付ける場所によって金額は変わってくる。相場としては、屋根の上にアンテナを設置する場合は約2~3万円、ベランダに設置する場合は約1~2万円の工事費がかかる。
業者に依頼する際は、BSアンテナ本体は別途購入する必要があるが、ケーブルは工事費の中に含まれていることが多い。業者にBSアンテナの設置工事を依頼する場合には、ケーブルを自分で購入する前に確認してみよう。

業者に依頼した方がよい場合

業者にBSアンテナの設置工事を依頼せずDIYすると、約1~3万円費用が浮くことになる。このため、DIYした方がお得だと考える方もいるだろう。だが、業者に依頼した方がよい場合もある。例えば、屋根の上に設置する場合には、素人が作業すると危険なので業者に依頼しよう。また、壁面に設置する場合など壁に穴を開ける必要があるなら、業者に依頼するのがおすすめだ。

4. DIYでBSアンテナを設置する方法と受信のための設置角度

手順をしっかりおさえれば、DIYでBSアンテナを設置することは可能だ。BSアンテナを設置する方法を解説する。

BSアンテナを設置手順

DIYでBSアンテナを設置する手順を解説する。ポイントはいきなりBSアンテナを設置するのではなく、事前に電波の受信状況を確認して取り付ける場所を決めることだ。
  • 晴れた日の午後2時頃に、BSアンテナの設置を予定している場所から太陽のある方角(南南西)を見て、障害物がないことを確認する
  • 設置する場所を決めたら、取り付ける箇所に合わせた土台や金具を準備する
  • アパートやマンションのベランダに設置する場合などは、アンテナや金具を落とさないようにひもやロープで落下防止対策をする
  • 金具や土台をベランダの手すりなどに取り付け、地面に対して垂直になるようにしっかり固定させる
  • アンテナの「仰角」をお住いの地域に合わせて、アンテナを金具や土台に取り付ける
  • ケーブルでアンテナとテレビをつなぐ
  • テレビやチューナーの初期設定をして、BSの電波を受信させる
  • アンテナの角度や方向を微調整して、電波のよい場所を探す

BSアンテナを設置する際の注意点

BSアンテナの角度が少しずれるだけでも、テレビ画面が乱れてしまう。このため、調整は丁寧に行う必要がある。微調整をするときは、1度傾けたら5秒ほど待ってテレビの受信レベルを確認しよう。

結論

BSアンテナの設置方法や手続きなどを解説してきた。BSアンテナは屋外用や屋内用など種類がいくつかある。設置する場所によって選ぼう。また、アンテナをベランダに設置する場合にはDIYできるが、屋根に設置する場合や壁に穴を開ける必要がある場合などは業者に依頼するのがおすすめだ。BSアンテナを購入する際に販売店に工事代金などを確認してみよう。
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  • 更新日:

    2021年4月30日

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