1. 水性ペンキのメリットと適した使い方は?

顔料を水で薄めた塗料を水性ペンキ、シンナーなどの有機溶剤で薄めた塗料を油性ペンキと呼んでいる。
DIYなどに水性ペンキを使うメリットとして、初心者でも扱いやすいことが挙げられる。硬化剤などを混ぜずに塗料のみで使えるタイプが多く、塗装時の手間も少ない。そのうえ主な成分が水のため、引火の心配もなく保管も簡単だ。
また、水性ペンキは油性ペンキのように強いニオイがしないので、室内や換気しにくい場所でも使いやすい。ほかにも価格が比較的安い、有毒性が低い、手や衣服についても落としやすいといったメリットがある。
一方、油性に比べて耐久性が低いのがデメリットとされてきたが、近年は油性ペンキ並みの耐久性をもつ水性ペンキも販売されるようになった。
DIYなどに水性ペンキを使うメリットとして、初心者でも扱いやすいことが挙げられる。硬化剤などを混ぜずに塗料のみで使えるタイプが多く、塗装時の手間も少ない。そのうえ主な成分が水のため、引火の心配もなく保管も簡単だ。
また、水性ペンキは油性ペンキのように強いニオイがしないので、室内や換気しにくい場所でも使いやすい。ほかにも価格が比較的安い、有毒性が低い、手や衣服についても落としやすいといったメリットがある。
一方、油性に比べて耐久性が低いのがデメリットとされてきたが、近年は油性ペンキ並みの耐久性をもつ水性ペンキも販売されるようになった。
水性ペンキの主な用途
水性ペンキは油性より扱いやすいので、DIYで気軽に使いたい場合に向いている。チェアやテーブルなどの家具、屋外の木製フェンスやバルコニーなど、さまざまなものの塗装に適しているだろう。ただし、水性ペンキの種類によって金属に塗装するには不向きなものもある。
2. 水性ペンキを選ぶ際のチェックポイント

ひとくちに水性ペンキといっても、用途や仕上がりが異なる数多くの商品が販売されている。ここでは、目的にあった水性ペンキを選ぶために注目したいポイントを解説しよう。
塗るものに適した種類か
まずは、塗りたいものに適した性能をもつ水性ペンキを選ぶことが肝心だ。たとえば木製のフェンスやバルコニーに塗りたい場合は「木材用」や「木部用」と書かれたペンキを、部屋の壁紙に塗りたい場合は「室内壁用」のペンキを選ぼう。
また木製フェンスなど屋外のものに塗装するなら、紫外線に強く防腐効果のあるペンキがおすすめだ。屋外の金属に塗装する際は、耐久性・遮熱性が高く紫外線に強いものが適している。
また木製フェンスなど屋外のものに塗装するなら、紫外線に強く防腐効果のあるペンキがおすすめだ。屋外の金属に塗装する際は、耐久性・遮熱性が高く紫外線に強いものが適している。
ツヤの有無
水性ペンキには、仕上がりにツヤが出るタイプとそうでないタイプがある。光沢を出したい場合はツヤありを、自然で落ち着いた仕上がりにしたい場合はツヤなしを選ぼう。ツヤありタイプの中には、ツヤを抑えた「半ツヤ」などと呼ばれるものもある。
便利な機能
さまざまな機能をもつ水性ペンキも販売されている。たとえば塗るだけで磁石がつくようになるペンキや、石膏などに塗るとホワイトボードにできるペンキ、暗い夜間でも光る蓄光塗料などだ。塗装したいアイテムの使い道を考え、ほしい機能の水性ペンキを選びたい。
3. 水性ペンキを塗る前に用意するものと基本手順

水性ペンキを塗り始める前に用意するものは以下の通りだ。
- 水性ペンキ
- バケットとバケット用ネット
- ローラー
- 刷毛
- マスキングテープ、マスカーなど(養生したい箇所がある場合)
- 軍手
木材に塗装する場合はヤニ除去などの下処理をするために、スクレーパーやナイフ、ヤニ除去剤、ヤニ止め剤などがあるといい。
また、塗装時は汚れてもいいように作業着やつなぎを着たり、エプロンをつけたりしよう。
また、塗装時は汚れてもいいように作業着やつなぎを着たり、エプロンをつけたりしよう。
水性ペンキを塗る基本手順
- ペンキを塗りたくない箇所がある場合は、塗装前にマスキングテープやマスカーなどで養生しておく。
- 水性ペンキをよく振って中身を混ぜてからフタを開け、バケットに入れる。バケット内部にネットをセッティングしよう。
- ローラーや刷毛にペンキをつけ、ネットでペンキを落として均一に染み込ませる。広い面積を塗りたい場合はローラー、細かい部分を塗るのには刷毛を使うといい。
- 塗ったペンキを完全に乾かす。このときバケットに残った水性ペンキが乾燥しないよう、ビニールとテープなどで覆っておくのがおすすめだ。
- 塗ったペンキが乾いたら、一度目と同じ要領で二度塗りをする。
- 二度目のペンキが乾く前に、養生したマスキングテープやマスカーなどをはがす。あとはペンキが乾くまで待とう。
- 残ったペンキ缶のフタはしっかり閉め、直射日光の当たらない場所で保管する。
4. DIY初心者も安心!お手軽水性ペンキ3選

最後におすすめの水性ペンキを3つ紹介する。いずれもDIY初心者でも簡単に扱えるものばかりなので、迷った際は参考にしてほしい。
RESTA「水性ペンキNavia」
室内用の水性ペンキで、壁や床・家具などさまざまなものに使える。ツヤ消し剤を配合してマットな質感を実現しているため、均一に仕上がりやすい。カラー展開が非常に豊富なのもメリットだ。
ニッペホームプロダクツ「STYLE DIYペンキ」
インテリアやガーデニングまわりの塗装に使える。手軽なDIYに便利な小容量タイプで、刷毛の目が目立ちにくい仕上がりが特徴だ。塗装した箇所はチョークボードとしても使える。
ターナー色彩「ミルクペイント」
ミルク原料を使用するなど、天然素材ならではの安全性にこだわった水性ペンキ。アーリーアメリカンテイストの色調で、アンティーク風の雰囲気にできる。カラーは全26色ある。
結論
水性ペンキは油性ペンキよりも使いやすく、ニオイが少ないといったメリットが特徴だ。DIY向きのペンキなので、家の壁紙や家具などさまざまなものを好みの色で塗装してみよう。中には塗装用の道具が一式そろったスターターキットなども販売されているので、初めて挑戦する方はそちらもチェックするといい。