1. エアコンの内部クリーンとは?

まずはエアコンの内部クリーンについて、基本的な情報を解説する。間違えられることが多い、お掃除機能との違いと併せて紹介しよう。
内部クリーンとは?
内部クリーンとはエアコンの内部を乾燥させるための機能だ。冷房運転や除湿運転をしたあとは、室内機の内部が冷やされて結露が発生する。送風や暖房運転をすることで、内部に水気が残らなくなる仕組みだ。
毎回手動で行うか、冷房や除湿のあとに自動で行うかは設定で変更できる。内部クリーンにかかる時間はメーカーや機種によって違うが、60~100分間くらいが一般的だ。
毎回手動で行うか、冷房や除湿のあとに自動で行うかは設定で変更できる。内部クリーンにかかる時間はメーカーや機種によって違うが、60~100分間くらいが一般的だ。
お掃除機能との違い
お掃除(自動洗浄)機能ではフィルターを自動で掃除できる。フィルターにたまったホコリやごみを除去して、ダストボックスに回収するのが特徴だ。フィルター掃除の手間を軽減できるが、エアコンの内部はキレイにできない。
内部クリーンとお掃除機能はまったく違う機能なので、間違えないようにしよう。両方を上手に活用することで、エアコンを清潔に保ちやすくなる。ただし、お掃除機能がついていない機種もあるので、あらかじめ確認しておくと安心だ。
内部クリーンとお掃除機能はまったく違う機能なので、間違えないようにしよう。両方を上手に活用することで、エアコンを清潔に保ちやすくなる。ただし、お掃除機能がついていない機種もあるので、あらかじめ確認しておくと安心だ。
2. エアコンの内部クリーンの効果

エアコンの内部クリーンの必要性について紹介しよう。2つのメリットについて説明するので、ぜひ参考にしてほしい。
カビの発生を防ぐ
エアコンの内部に湿気がこもると、雑菌やカビが繁殖しやすい環境になる。内部クリーンで乾燥させることで、カビや雑菌の発生を抑えられるだろう。カビの胞子によるアレルギーなどの健康被害や、カビや雑菌による嫌なにおいを避けるために活用してほしい。
電気代を節約する
内部にカビが発生すると、エアコンが壊れるリスクが高くなるだろう。さらにフィルターにカビが移ると詰まってしまい、風の通りが悪くなる。運転の効率が悪くなるため電気代があがる可能性は高い。内部クリーンを使うと1回2~4円ほど電気代がかかるが、総合的に判断すると使用したほうがいいだろう。
3. エアコンの内部クリーンを使う頻度

内部クリーンを適切な頻度で使うことで、エアコン内部のカビや雑菌の繁殖を抑えられる。使用する頻度と設定について詳しく解説しよう。
毎回使うのがおすすめ
エアコンで冷房運転や除湿運転をしたあとは、毎回内部クリーンを使用するのがおすすめだ。たまに使用するだけだと、カビや雑菌が発生する可能性は高い。発生したカビに内部クリーンは効果がないので、日頃から乾燥させて予防を心がけることが大事だ。
エアコンの設定を確認しよう
内部クリーンが自動設定になっているエアコンなら、運転後に自動で作動する。設定を変更したり操作したりといった手間は不要だ。ただし、手動になっている場合は、自動設定に切り替えるか運転後に毎回設定する必要がある。エアコンの説明書で設定方法を確認してほしい。
4. エアコンの内部クリーンすると臭いときの対処法

エアコンの内部クリーンをしたとき、臭いを感じることがあるだろう。臭いの種類別対処法について紹介するので、ぜひ参考にしてほしい。
ホコリの臭いは?
エアコンで除湿した水には部屋の臭いが含まれているため、内部クリーンの使用中に、水に含まれたホコリ臭がすることがあるだろう。基本的に問題ないが、気になるようなら窓を開けることで改善できる。
また、内部クリーンではエアコンから湿った空気が吹き出すので、室内の湿度や温度が上がりやすくなる。不快感を感じる場合は、換気をするか外出時に内部クリーンを使用することで対処しよう。
また、内部クリーンではエアコンから湿った空気が吹き出すので、室内の湿度や温度が上がりやすくなる。不快感を感じる場合は、換気をするか外出時に内部クリーンを使用することで対処しよう。
カビの臭いに注意
エアコンの内部でカビが発生すると、内部クリーンのとき臭いを部屋に放出してしまう。カビは内部クリーンで除去できないため、掃除をすることが重要だ。フィルターを掃除しても臭いが消えない場合は、内部にカビが繁殖していると考えられる。
エアコン内部の掃除には分解が必要なので、自分で掃除をするのは難しい。エアコン洗浄スプレーを使う方法はあるが、掃除ができるのは一部だけだ。洗剤が残ったり大事な部品にかかったりすると故障の原因になるので、エアコンクリーニング業者に依頼するのがおすすめだ。
エアコン内部の掃除には分解が必要なので、自分で掃除をするのは難しい。エアコン洗浄スプレーを使う方法はあるが、掃除ができるのは一部だけだ。洗剤が残ったり大事な部品にかかったりすると故障の原因になるので、エアコンクリーニング業者に依頼するのがおすすめだ。
結論
エアコンの冷房運転や除湿運転をしたあとは、内部クリーンで乾燥させよう。湿気を除去することで、カビや雑菌の繁殖を予防できる。自動と手動に分かれるため、まずはエアコンの設定を確認してみよう。カビが発生すると内部クリーンでは除去できないので、毎回使うようにしてほしい。また、臭いが発生したときは適切な対処が必要だ。ホコリの臭いがするときは換気をして、カビ臭がしたら業者に掃除を依頼しよう。