1. エアコンのうるさい水音とは?
エアコンは、正常に作動していても水音がすることがある。そのため、水音がするからといって、必ずしもエアコンの不調や故障というわけではない。対処が必要かどうかは、水音の種類を聞き分けなければならない。
「シャー」の音は正常
エアコンから「シャー」と水音がする。この場合は心配する必要はない。正常の作動によって、水が流れるような音がすることがある。
「ポコポコ」の音には注意
「ポコポコ」と水音が聞こえないだろうか。この場合は放置していると、さまざまな問題が発生するので注意が必要だ。
エアコンの作動中に水音が聞こえるときは、まず、種類をきちんと聞き分けるようにしよう。
エアコンの作動中に水音が聞こえるときは、まず、種類をきちんと聞き分けるようにしよう。
2. エアコンのポコポコする水音の原因
エアコンから「ポコポコ」と水音が聞こえるときは、ドレンホースや室内機のドレンパンに問題が発生している。「ポコポコ」する水音の原因をみていこう。
ドレンホースに空気が入っている
ドレンホースとは、エアコンから室外に繋がるホースのこと。排水を外に出すために使われる。ドレンホースに空気が入ることで、「ポコポコ」と水音がする。家で換気扇を使用したときに発生しやすい。換気扇で外に空気を出すと、新しい空気が家に入ろうとする。気密性が高い家だと空気の入る場所が少なく、家の中と繋がっているドレンホースが空気の通り道になることがある。
ドレンホースやドレンパンが詰まっている
ドレンホースやドレンパンに汚れが詰まることで、水音が起きている場合がある。ドレンパンとは、室内機の中の結露水を受け止める受け皿の役割を持っている。汚れが詰まっていると、エアコン内の結露水がうまく排水できず溜まってしまう。そこに水滴が落ちることで、「ポコポコ」と水音を発生させている。
3. 水音のするエアコンは放置してはいけない
エアコンのドレンホースやドレンパンが原因で水音のする場合は、そのまま放置しておくと、さまざまな問題に繋がる。水音のするエアコンは放置してはいけない理由を解説する。
虫やほこりが入ってくる
ドレンホースに空気が入っている状態を放置すると、虫やほこりも室内に侵入する恐れがある。それにより、さらにドレンホースやドレンパンが詰まりやすくもなる。
水漏れ
ドレンホースやドレンパンが詰まると、エアコンから水が漏れてくることがある。水が漏れると、室内が濡れてしまうので注意してほしい。また、家電製品にかかってしまうと、故障の原因にもなる。水音が聞こえたら、水漏れまでになる前に早めに対処しよう。
4. エアコンの水音への対処法
エアコンの水音を放置して、さまざまな問題が起きる前にきっちり対処しておこう。エアコンの水音への対処法を紹介する。
窓や換気口を開ける
エアコンのドレンホースが空気の通り道にならないために、窓や換気口を開ける。また、換気扇を止めよう。これにより、ドレンホースに空気が入る必要がなくなり、水音を止められる。ただし、一時的な応急処置になるので、水音が続くようなら、別の方法を試してほしい。
ドレンホースを水入りのペットボトルに差し込む
ドレンホースの先を水入りのペットボトルに入れ、空気の侵入を防ぐ方法である。ドレンホースを差し込むだけなので、簡単にできる。ただしこれも、一時的に水音を止める方法だ。
「逆流防止弁」を取り付ける
ドレンホースに「逆流防止弁」を取り付けると、空気が入ってくるのを防いでくれる。このアイテムは、ホームセンターやネットで購入できる。水音を止めるだけではなく、虫の侵入を防ぐ効果もある。基本的にドレンホースの口に差し込むだけなので、取り付けも簡単だ。
ドレンホースの詰まりを解消する
ドレンホースの詰まりは、自分で取り除くことが可能だ。手順は下記のとおりである。
1.ドレンホースの排出口を確認する
2.詰まりを掃除機やポンプを使い取り除く
3.水音や水漏れが止まったか確認をする
ドレンパンの詰まりを取り除く作業は、自分で行うのは難しい。ドレンパンの詰まりが原因の場合は、業者にクリーニングを依頼しよう。
1.ドレンホースの排出口を確認する
2.詰まりを掃除機やポンプを使い取り除く
3.水音や水漏れが止まったか確認をする
ドレンパンの詰まりを取り除く作業は、自分で行うのは難しい。ドレンパンの詰まりが原因の場合は、業者にクリーニングを依頼しよう。
結論
エアコンから聞こえる「シャー」の水音は正常である。ドレンホースやドレンパンに汚れが詰まっている場合は、「ポコポコ」と水音がする。そのまま放置しておくと、虫やほこりが室内に侵入し、水漏れにも繋がる。「ポコポコ」と水音が聞こえたときは、放置せずに対処法を試してほしい。