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エアコンの漏電を確認する方法!原因・対処法・予防についても解説

エアコンの漏電を確認する方法!原因・対処法・予防についても解説

投稿者:ライター 西村七海 (にしむらななみ)

鉛筆アイコン 2021年4月 9日

いまや快適な生活に欠かせない電化製品となったエアコン。そのエアコンを使用しているときに、突然漏電ブレーカーが落ちてしまった経験はないだろうか。漏電は放置すると火災や感電の事故につながるため、非常に危険である。ここでは、エアコンからの漏電の確認方法に加え、原因や対処法、そして予防についても解説していく。

  

1. エアコンからの漏電を確認する方法

漏電は電気が漏れる、すなわち電気が本来流れるはずのルートを外れて流れてしまう現象である。エアコンに限らず、電化製品には起こり得るものだ。漏電ブレーカーが落ちたときは、ブレーカーで漏電箇所を特定できる。

家庭に設置されている一般的なブレーカーには、左から順にアンペアブレーカー、漏電ブレーカー、安全ブレーカーの3種類が並んでいる。安全ブレーカーは、各部屋の配線に対応している複数の小さなブレーカーだ。3種類のうち、漏電ブレーカーが落ちている場合は、そのままもとに戻すと火災につながり危険なため、以下の手順に従って漏電箇所を特定しよう。

手順

1.すべてのブレーカーを落とす
2.アンペアブレーカーを入れる
3.漏電ブレーカーを入れる
4.安全ブレーカーをゆっくり1つずつ入れる
5.安全ブレーカーを入れている最中、漏電ブレーカーが落ちた場所が、漏電しているところとなる
6.漏電ブレーカーと、特定した漏電箇所以外の安全ブレーカーをすべて入れる

手順の5つめで問題なくすべてのブレーカーを入れることができた場合でも、エアコンを稼働させて漏電ブレーカーが落ちれば、エアコンからの漏電であることがわかる。

2. エアコンから漏電したときの対処法

専門知識のない素人がエアコンの漏電を調べるのは危険を伴ううえ、できることにも限界がある。漏電が判明したら、専門の業者に依頼して確認してもらうのが安心だ。

自身でできることがあるとすれば、コンセントを抜くことで、漏電の原因が「エアコンの問題」か「屋内配線の問題」かを確認することくらいである。もしエアコンの故障が原因であれば、コンセントを抜いてしまえば漏電ブレーカーは落ちない。コンセントを抜いてもブレーカーが落ちるようであれば、屋内配線に問題がある可能性が出てくる。ただし漏電しているときは、コンセントにさわるだけでも感電する危険がないとは言い切れない。ブレーカーを落としてしばらくしてから、乾いた手で抜くようにしよう。また、アースが接続されている場合は、プラグを抜いてからアースを抜くと安全だ。

業者に依頼する費用

エアコン内部が故障している場合の修理費用は、故障箇所によって大きく異なる。そのため一概には言い切れないが、エアコンの故障で多いコンプレッサー回りの修理は5万円前後が一般的だ。交換となれば10万円以上かかることも少なくない。かなり高額なため、エアコンの買い替えを視野に入れておくとよいだろう。また、修理当日に予期せぬ高額請求が来てしまう、といったことがないように、業者に前もって見積もりを出してもらうことが重要である。

屋内配線が原因の場合、調査や修理にかかる費用は6,000〜9,000円が平均的だ。ただし、ほかの場所からの漏電がないかなどの調査が必要になることもあり、さらに高い料金がかかることも十分にあり得る。こちらも前もって見積もりを出してもらおう。素人には、どのような調査が必要で、何を調べているのかが判断しづらい。料金が明確で信頼できる業者に依頼するのが望ましい。

3. エアコンから漏電する原因

続いて、エアコンが漏電する原因として考えられるものを解説していく。

エアコンの劣化や故障

エアコンの劣化や故障は、漏電の原因の1つとして考えられる。エアコンに限らず、電化製品を長年使用していると、ゴムなどの絶縁体が劣化していく。エアコンの寿命はおよそ10年といわれており、それを超えると劣化や故障の可能性が高まる。ひいては漏電を引き起こす可能性も高くなるというわけだ。

室外機の問題

エアコンの室外機は、空気を取り込んだり排出したりするために、屋外の風通しのよい場所に設置される。そういった場所は、おのずと雨も当たりやすいことが多い。そのため、室外機は雨に濡れる前提で作られてはいるが、内部の電子制御部分に水が流れ込んでしまい、漏電を引き起こすことがあるのだ。

ほかにも、室外機のコンプレッサーが故障している場合も考えられる。コンプレッサーは、冷媒ガスを圧縮する部分。潤滑油を使って稼働するが、圧縮されて液体となった冷媒が混ざることがあり、そのまま稼働させると故障してしまう。それを防ぐためにコンプレッサーにはヒーターがついているが、本体温度の低下による温度変化、さらには振動によって絶縁体が劣化しやすい。表面についた結露と接触して、漏電を引き起こすことがある。

結露や虫

エアコン内部に発生する結露は、本来はホースをつたって室外へと排出される仕組みだ。しかしその排出がうまくいかないと、電気制御部分に水分が流れ、漏電の原因となってしまう。

また、エアコンのドレンホースは室外につながっているため、虫が侵入することがある。侵入した虫が基盤や配線を傷つけることで、漏電を引き起こしている可能性も考えられるだろう。

4. エアコンからの漏電を防ぐコツ

エアコンから漏電している場合の確認方法や対処法を解説してきたが、普段から漏電させないために予防しておくことも重要である。ここでは、エアコンからの漏電を防ぐコツを見ていこう。

雨漏りや結露に注意

古い建物に多いが、雨漏りしている場所にエアコンが設置されていると、つたってきた雨水がコンセントにかかってしまい、漏電する可能性がある。また、窓際などの結露が発生しやすい場所の近くにエアコンを設置している場合も同様に、水分による漏電に注意が必要だ。

延長コードはエアコン専用の頑丈なものを使用する

通常の延長コードは、大きな電力を消費するエアコンの電圧に耐えられない可能性がある。また、延長コードによっては壁にはわせるなど、曲げやすく柔軟な使い方のできるタイプがあるが、その分衝撃には弱くなってしまう。人がよく通る場所にコードが渡る場合はとくに、頑丈なエアコン専用の延長コードを選ぶと安心である。

コンセントにプラグをしっかりと挿す

プラグがしっかりとコンセントに挿さっていないと、隙間からホコリが侵入してショートする危険性がある。人やペットが触れてしまうと感電して火花が散ることもあるため、プラグは必ずコンセントにしっかりと挿し込もう。

アースを接続する

アースは、漏電が起きた際に電流を地面に逃がす役割を持つ重要な部分。エアコンも必ずアースを接続しておこう。

結論

漏電ブレーカーが落ちたときは、まずブレーカーから漏電箇所を特定する。エアコンが原因であると判明してもしなくても、専門業者に依頼してチェックしてもらおう。漏電は放置すると感電や火災などの危険な事故を引き起こす可能性がある。普段から予防しておき、もしもエアコンの漏電が起こってしまった場合は、焦らず落ち着いて対処するようにしよう。
  • 更新日:

    2021年4月 9日

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