目次
1. 貼り替える前に!壁紙の上からペンキでリフォーム

壁紙の上からペンキでリフォームするメリットは、壁紙をはがす費用や手間がかからない点だ。その上、塗り直した壁紙が再び汚れてしまっても、ペンキを上塗りすれば簡単に補修できる。ペンキの種類やカラーも豊富で、部屋を好みのデザインにアレンジできる点も魅力だろう。
一方デメリットは、塗装後の壁紙をはがしにくいことだ。そのため壁紙の下地が劣化した場合に、業者に壁紙をはがす作業を頼むと費用が割高になる可能性が高い。また、部屋にペンキのニオイが残る場合があることも挙げられる。
一方デメリットは、塗装後の壁紙をはがしにくいことだ。そのため壁紙の下地が劣化した場合に、業者に壁紙をはがす作業を頼むと費用が割高になる可能性が高い。また、部屋にペンキのニオイが残る場合があることも挙げられる。
壁紙の上からペイントする場合にかかる費用は?
壁紙を剥がさずそのままペイントする方法として、考えられる選択肢は2つある。1つは業者に塗装を依頼する方法、もう1つは自分でペンキを用意して塗装する方法だ。
業者に塗装してもらう場合、費用は1m2(平方メートル) あたり約1,000円~が目安となる。
一方、壁紙をDIYで塗装する場合は、ペンキとほかに必要な道具代のみで済む。ただし壁に下地を塗る作業が難しく、塗装の仕上がりにもムラが出るおそれがある。予算と状況を見て、自分に合ったほうを選んでほしい。
業者に塗装してもらう場合、費用は1m2(平方メートル) あたり約1,000円~が目安となる。
一方、壁紙をDIYで塗装する場合は、ペンキとほかに必要な道具代のみで済む。ただし壁に下地を塗る作業が難しく、塗装の仕上がりにもムラが出るおそれがある。予算と状況を見て、自分に合ったほうを選んでほしい。
2. まずペンキで塗装ができる壁紙かどうかチェック!

DIYで壁を塗装すると決めたら、まずはペンキで塗装できる壁紙かどうかをチェックしよう。日本の家屋で使われている壁紙は、ほとんどがビニール壁紙と呼ばれるものだ。ビニール壁紙であれば、壁紙用のペンキを使えば塗装できる。ただし撥水加工や防汚加工が施されたビニール壁紙は、ペンキを3~4回塗り重ねないと馴染まない可能性がある。
壁紙に凹凸がある場合は、下地処理剤やシールパテを使って壁紙の表面を平らにしておこう。パテが乾燥したあとに紙やすりをかけると、面が平らかつ滑らかに仕上がる。
壁紙に凹凸がある場合は、下地処理剤やシールパテを使って壁紙の表面を平らにしておこう。パテが乾燥したあとに紙やすりをかけると、面が平らかつ滑らかに仕上がる。
3. 壁紙の上からそのままペンキ塗装する手順とコツ

ここでは壁紙の上からペンキを塗装する際に用意する道具と、塗装の下準備、手順を解説する。
用意するもの
- 壁紙用のペンキ
- バケット
- バケット用ネット
- ローラー
- 刷毛
- マスキングテープやマスカーなど養生する際に使うもの
- 軍手やエプロン
壁紙の上からペンキを塗装する前の下準備
- まずは壁紙を拭き掃除し、ホコリを落としてキレイにする。汚れが目立つ部分は、中性洗剤を水で薄めて拭くといい。
- 壁紙が破れた部分やへこんでいる部分は補修しておく。破れ・はがれは市販のボンドで壁紙をくっつけ、へこみはパテで埋めよう。
- マスキングテープやマスカーなどを使い、ペンキを塗りたくない部分を養生する。
- 刷毛を使う際は、塗装中に毛が抜けないよう浮いている毛を抜いておこう。
壁紙の上からペンキを塗装する方法
- 水性ペンキを上下によく振り中身を十分に混ぜる。フタを開けてバケットに入れ、バケット内にネットをセットしよう。
- 刷毛にペンキをつけ、ネットで余計なペンキを落とす。まずは壁紙の端やコンセントのまわりなど細かい部分から塗っていこう。
- ローラーにペンキをつけ、ネットでペンキを落として均一にしたら、残りの広い部分を塗っていく。
- 2時間ほど待ち、塗ったペンキを完全に乾かそう。バケットに残ったペンキを乾燥させないためにも、ビニールなどで覆うのがポイントだ。
- ペンキが乾いたら、その上から二度塗りをする。
- 二度目のペンキが乾く前に、養生したマスキングテープやマスカーなどをはがす。
- 二度目のペンキが完全に乾いたら完了だ。缶の中にペンキが残っている場合、しっかり密閉して直射日光の当たらない場所で保管しよう。
4. 壁紙の上から塗れるペンキの選び方&人気商品3選

壁紙の上から塗るペンキは、可塑剤の影響を受けない室内用を選ぶといいだろう。ビニール壁紙にはすでに可塑剤が含まれており、その上から可塑剤入りのペンキを塗ると、表面にベタつきが出やすいためだ。
またペンキには水性や油性といった種類があるが、壁紙に使う場合は水性ペンキをおすすめする。水性ペンキはニオイが少なく、DIY初心者でも比較的扱いやすい。
どのペンキを選べばいいか迷ったら、以下の商品も参考にしてほしい。
またペンキには水性や油性といった種類があるが、壁紙に使う場合は水性ペンキをおすすめする。水性ペンキはニオイが少なく、DIY初心者でも比較的扱いやすい。
どのペンキを選べばいいか迷ったら、以下の商品も参考にしてほしい。
Decor Interior Tokyo「夏水組ウォールペイントカラー」
壁紙の上から塗るのに適した水性ペンキ。「パリの部屋に使われるペイント色」をコンセプトにし、落ち着いた色調が特徴だ。120g~20kgまでと豊富な容量展開もうれしい。
ターナー色彩×フィル「イマジンウォールペイント」
伸びがよく、光をやさしく反射してキレイな発色を実現する。壁紙との相性もよく、ペンキの塗装が初めての方でもムラになりにくい。カラーは200色以上のラインナップがある。
RESTA「水性ペンキNavia」
室内用の水性ペンキで、壁紙の上から塗装できる。ツヤ消し剤を配合しているためマットな質感になり、ムラができにくいのがポイントだ。非常に豊富なカラー展開も魅力的。
結論
壁紙の上からペンキを塗るメリットは、壁紙をはがす手間をかけずに楽しくリフォームできる点だろう。ペンキで壁紙を塗装するのは、お気に入りのカラーのペンキで壁というキャンバスの上を自分好みに描けるようなものだ。家の雰囲気に合うペンキを用意し、壁のデザインをガラッと変えてみよう。