目次
1. スプレー缶を使った塗装のメリットと塗料の種類

スプレー缶で塗装するメリットとしては、まず手軽さが挙げられる。ペンキを使う場合は刷毛やローラー、バケットなどの道具が必要だが、スプレー缶が1本あれば吹きかけるだけで簡単かつ短時間で塗装できる。さらに塗料が霧状に噴射されることで均一に塗装でき、刷毛の跡や色ムラが出にくいため、初心者でもうまく仕上がりやすいという特徴がある。
スプレーの種類
塗装用スプレーにはいくつか種類があり、中でも代表的なのがラッカースプレーと呼ばれるものだ。ラッカースプレーは木製品や金属など多くの素材に塗装できるのが魅力で、速乾性も高い。
ほかにはウレタンスプレー、アクリルスプレー、水性スプレーなどがある。ウレタンスプレーは熱に強いため、家電やバイクなどの機器に向いている。アクリルスプレーは耐久性があり、水性スプレーはほかの塗料よりも安全性が高い。塗装したい素材に応じて、合う種類のスプレーを選ぼう。
ほかにはウレタンスプレー、アクリルスプレー、水性スプレーなどがある。ウレタンスプレーは熱に強いため、家電やバイクなどの機器に向いている。アクリルスプレーは耐久性があり、水性スプレーはほかの塗料よりも安全性が高い。塗装したい素材に応じて、合う種類のスプレーを選ぼう。
2. スプレー缶で塗装する際のコツと注意するポイント

ここではスプレー缶で上手に塗装するためのコツを紹介する。あわせて注意すべきポイントも解説するので、実際に塗装する前に必ずチェックしておこう。
コツ1.塗装する面に対して平行に噴射する
ムラを出さないためにも、スプレーは塗装したいものと平行になるように持つのがポイントだ。噴射しながら平行をキープしてスライドさせ、全体をまんべんなく塗装しよう。
コツ2.塗装する面の端でなるべく止まらない
スプレーをかける際、塗装する面の端で止まると塗料が均一になりにくい。塗装するものの下にビニールや新聞紙を引く、まわりを養生するなどして、噴射しながら端を通り抜けるように塗装しよう。
コツ3.塗装する面から適度に離して塗装する
スプレーは塗装する面からだいたい15~25cm離して吹きかけるといい。近すぎると塗料がかかりすぎてダレてしまい、遠すぎるとツヤが出にくいためだ。
コツ4.使用前・使用中はスプレーをよく振る
スプレーを使う前は缶をよく振っておこう。塗装中もこまめに缶を振ることで、仕上がりにムラが出にくくなる。
スプレーで塗装する際に注意すべきポイント
塗装用スプレーを使う際に絶対に守ってほしいのが、火気の近くではスプレーを使わないことだ。スプレーに含まれる高圧ガスが引火するおそれがあるため、必ずまわりに火気がないことを確認してから作業しよう。
また、スプレーによってはニオイが強いものもある。できるだけ風の少ない日に屋外で作業し、室内で塗装する際はしっかり換気することが肝心だ。
また、スプレーによってはニオイが強いものもある。できるだけ風の少ない日に屋外で作業し、室内で塗装する際はしっかり換気することが肝心だ。
3. 話題のスプレーガンの仕組みと塗装の際に必要な物

ホームセンターのDIYコーナーなどで、スプレーガンと呼ばれる道具を見たことはあるだろうか。スプレーガンとは、コンプレッサーなどで空気を圧縮して塗料を吹きかけるアイテムで、引き金を引くことで塗料が噴射する。ガンという名の通り、ピストルのような形状が特徴だ。
スプレーガンには、塗装用スプレーを使うよりも広範囲を一気に塗装でき、作業を効率化できるというメリットがある。ただし使用にはコンプレッサーなどの道具が必要で、一式そろえるのにコストがかかるのがデメリットだろう。
スプレーガンには、塗装用スプレーを使うよりも広範囲を一気に塗装でき、作業を効率化できるというメリットがある。ただし使用にはコンプレッサーなどの道具が必要で、一式そろえるのにコストがかかるのがデメリットだろう。
スプレーガンで塗装する際に必要なもの
塗装にスプレーガンを使う際はコンプレッサーが必要だと紹介したが、ほかにも必要なものはいろいろある。スプレーガンを使う場合に用意する主なものを挙げるので、スプレーガンの使用を検討している方はチェックしてほしい。
- コンプレッサー
- スプレーガンとコンプレッサーをつなぐためのエアホース
- コンプレッサーとエアホースをつなぐためのカプラ
- エアホース内の水分や油分を除去するエアフィルター
- カプラに巻きつけるためのシールテープ
4. おすすめ塗装用スプレー缶・スプレーガン3選

最後に、おすすめの塗装用スプレーやスプレーガンを紹介する。どんなスプレーを買えばよいか迷っている方は参考にしてほしい。
サンデーペイント「水性ラッカースプレーMAX」
発泡スチロールやガラスなど幅広い素材に使え、強い塗膜で対象物をしっかり保護できる。指触乾燥約8分・半硬化20分と速い乾燥時間や、ニオイの少なさも魅力だ。
アサヒペン「ストーン調スプレー」
スプレーするだけで、木製品やプラスチックなどの素材が重厚なストーン調に仕上がる。塗装によって高級感を出したい場合にうってつけだ。全8色あるので好みの色を探しやすい。
アネスト岩田「低圧スプレーガン LPH-80/300/400」
プラスチックや金属、木製品、自動車などさまざまなものに塗装できるスプレーガン。ガンの真上に塗料のタンクが位置するため、持つ際にバランスが安定しやすい優れものだ。
結論
ペンキを使った塗装ではムラが出そうだと心配な方は、塗装用スプレーを購入して手軽に色をつけてみよう。種類にもよるが、木製品や金属・プラスチック・コンクリートなど多くの素材に適したスプレーも多いので、お気に入りの色を見つけて使ってみてほしい。