1. エアコンを風よけするメリット
エアコンの風よけを使用する4つのメリットについて説明する。どのようなご家庭におすすめなのか、チェックしていこう。
冷たい風の直撃を避ける
部屋を涼しくしてくれるエアコンだが、冷たい風が直接当たると身体が急速に冷える。身体の冷えはストレスになり、自律神経や体温調節機能にも悪影響がでやすい。足腰が冷えたりだるさを感じたりと、健康を損ねる可能性がある。エアコンに風よけをつければ身体に冷気が当たらない。部屋の涼しさをキープしながら体を冷気から守れるだろう。
暖房による乾燥を防ぐ
冷房だけではなく暖房の風にも注意が必要だ。湿度が下がる冬にエアコンの暖房を使うと乾燥しやすい。温風が直接身体に当たれば肌や髪にも悪影響だ。肌がカサカサになったり髪がパサパサになったり、トラブルの原因になるだろう。温風が当たらないように風よけを使って遮ってほしい。
赤ちゃんがいるご家庭でも安心
小さな子どもは体温調節機能が未熟なので、快適な環境に整えるための工夫が必要だ。エアコンの風が長時間当たれば、健康を損ねる可能性があるだろう。とくに赤ちゃんは自分で暑さや寒さを主張できない。風よけを取り付けることは、小さなお子さんや赤ちゃんを守ることにつながる。
温度ムラが少なくなる
エアコンの風の方向が一定だと、部屋の温度にムラがでるだろう。広い部屋にいる人同士でも、体感温度に違いが生じることになる。風よけを使えば風が当たって分散するので、部屋全体に風が広がりやすい。快適に過ごしやすくなるのはもちろん、設定温度も下げやすくなるため、節約につながるだろう。
2. エアコンの風よけの種類
自宅に合ったエアコンの風よけを選ぶためには、まず種類を確認してほしい。どのようなタイプの商品があるのか詳しく解説する。
板型と穴あき型
エアコンの風よけは、風を遮る板型と多数の穴が開いている穴あき型の2種類がある。板型は風を斜め上に逃がす構造になっているため、風が人に当たる心配はない。
穴あきタイプは穴が風を通すので、風が穏やかに感じられるのが特徴だ。また、オフィス用エアコンに取り付けられるファン型もあるので、用途に合った風よけを選んでほしい。
穴あきタイプは穴が風を通すので、風が穏やかに感じられるのが特徴だ。また、オフィス用エアコンに取り付けられるファン型もあるので、用途に合った風よけを選んでほしい。
取り付け方の違い
取り付け方は商品によって異なるため、あらかじめチェックしておこう。貼り付けるだけの両面テープタイプは取り付けが簡単で、ほとんどのエアコンに対応している。
差し込んだりアダプターで固定したりするはめ込み式は安定感があり、機能性の高い商品が多いのが特徴だ。はめ込み式の場合は固定する部分や方法に違いがあるので、エアコンを傷つけないかなどのポイントを確認しておこう。
差し込んだりアダプターで固定したりするはめ込み式は安定感があり、機能性の高い商品が多いのが特徴だ。はめ込み式の場合は固定する部分や方法に違いがあるので、エアコンを傷つけないかなどのポイントを確認しておこう。
角度を調整できるタイプが便利
角度が変えられるタイプの風よけなら風向きが自由に調整できる。人のいる場所に合わせて風向きを変えれば、過ごしやすいようにコントロールできるだろう。
また、温かい空気は上に、冷たい空気は下にたまる性質がある。暖房と冷房で風向きを変えれば、エアコンの効果を部屋全体に行き渡らせることが可能だ。
また、温かい空気は上に、冷たい空気は下にたまる性質がある。暖房と冷房で風向きを変えれば、エアコンの効果を部屋全体に行き渡らせることが可能だ。
結露対策機能をチェック
風よけにエアコンの冷風が当たると、温度差で結露が発生しやすい。水滴が下にたれたり、水気によってカビが生えたりする可能性がある。
手入れに手間がかかり、カビを放置すれば風に乗って胞子が部屋全体に広がる。結露防止機能がついた風よけを選ぶことは、トラブルを防ぐことにもつながるだろう。
手入れに手間がかかり、カビを放置すれば風に乗って胞子が部屋全体に広がる。結露防止機能がついた風よけを選ぶことは、トラブルを防ぐことにもつながるだろう。
風よけの機能があるエアコンも
人感センサー付きエアコンには、人がいる場所を感知して風を送る機能がある。人を避けて風を送る設定にできる可能性があるので、設定や説明書を確認してみよう。
人感センサー付きエアコンは、過ごしやすいように風向きを自動で調節する。上手に活用すれば、わざわざ風よけを取り付ける必要はあまりない。
人感センサー付きエアコンは、過ごしやすいように風向きを自動で調節する。上手に活用すれば、わざわざ風よけを取り付ける必要はあまりない。
3. エアコンの風よけを自作する方法
エアコンに風よけを取り付けていない場合でも、簡単な材料を用意すれば自作ができる。DIYする方法とおすすめの代用品を紹介するので、ぜひ試してみてほしい。
簡単な自作方法とは
好きなデザインの布を、両面テープでエアコンの吹出口の上に貼り付けるだけだ。貼って剥がせるタイプの両面テープを使用すれば、跡が残る心配がない。布は持ち運びや付け外しが簡単なので、オフィスで使用する簡易的な風よけとしてもおすすめだ。
おすすめの代用品は?
エアコン専用の風よけがない場合でも、代用品を用意すれば同じ効果を得られる。扇風機やサーキュレーターを使った方法なら、風が一部に集中することを避けながら循環させることが可能だ。エアコンの方向に向けておいてから風を送れば、部屋全体の温度が均一になり快適に過ごせる。
結論
風よけを活用すれば、エアコンの風が直接身体に当たることを防げる。冷房の冷えや暖房での乾燥を予防できるのはもちろん、部屋全体に風が広がりやすくなるだろう。板型と穴あき型など、風よけの種類はさまざまなので、比較してから選んでほしい。また、風よけがない場合でも、布と両面テープがあれば手作りできる。扇風機やサーキュレーターを代用品として使う方法もあるので、エアコンの風が強いと感じたときは試してみよう。