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換気は何分必要なの?換気を効率的に行うポイントと工夫とは

換気は何分必要なの?換気を効率的に行うポイントと工夫とは

投稿者:ライター 松岡由佳里 (まつおかゆかり)

2021年4月22日

新型コロナで換気に対してナイーブになっている方も多いだろう。換気は、何分くらい換気をすれば対策になるのか、何分ごとに換気をすれば効果があるのか気になるところだ。ここでは、推奨されている時間や回数だけでなく、効率的に換気をするための工夫なども紹介しよう。

  
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1. そもそも換気の効果とは?

新型コロナのまん延で換気について、連日テレビなどで換気の重要性を訴えているが、そもそも換気の効果を知っている方は少ないだろう。言われて初めて「換気は大切だ」と改めて思うことも多々ある。

新鮮な空気を取り込める

人間は酸素を取り込んで二酸化炭素を排出して生きている。密閉された家屋やオフィスでは、人が呼吸するだけで空気は人が生活するのに適さない環境になってしまう。例えば、人が1日に行う呼吸は2万5,000回といわれている。換気が必要とするのはそれだけではない。家では調理や快適な温度を保つために、火を使うことも頻繁だ。火を使うことは、酸素を必要とすることになる。

最近の家屋やマンションでは、冷暖房などの空調の効率化を図るために気密性が高まっている。換気をしないことが常習化してしまうと、汚染された空気が室内に蓄積されやすくなってしまう。

ウイルスやハウスダストを除去する

室内の空気汚染は、適切な換気で除去されることが多い。例えば、衣類の繊維クズ、カビの胞子、ダニの死骸やフン、さらにインフルエンザや新型コロナなどのウイルスも換気によって外へと排出されていく。

寒いから、暑いからといって換気を怠っていると、いつまでもウイルスやハウスダストを吸い込むことになるため、健康な体を維持するのが困難になってしまう。

結露を防止できる

密閉性の高い部屋には、人の呼気、調理・暖房器具などの影響で大量の水蒸気、つまり湿気が発生する。この水蒸気をそのまま放置しておくと、結露が発生する。結露は室内と外気の温度差によって生まれ、カビの原因にもなる。壁紙や建材にも悪影響を及ぼすため、家屋を守るためには結露対策は必須だ。換気をすることで、部屋の中の湿気をたっぷり吸った空気を排出し、外の乾燥した空気と入れ替えることができる。

2. 換気時間は何分間くらい?

効果のある換気の時間は、何分くらいなのだろう。一般的に推奨されているのは1時間に5~10分といわれている。しかし、正しい換気方法や環境が整っていることが条件となっている。正しい条件のもと、換気ができていなければ、何分かけても換気の大きな効果を得られない。

空気の通り道を作る

部屋の空気を短時間で換気をするためには窓を2カ所、対角線上になるように開ける必要がある。ワンルームマンションなどで、窓がひとつしかない場合でも、玄関のドアを少しだけ開けておくだけで換気が短時間で行われる。

空気の通り道を作ることで、何分もかからずに換気ができる。逆に空気の通り道を作らなければ、何分たっても空気は入れ替わらない。

入り口は狭く、出口は広く

空気の通り道をさらに効率よく換気につなげるためには、空気の入り口を狭く、出口を大きくすることだ。空気は狭いところから勢いよく入って、広いところに向かって抜けていく性質をもっている。そのため両方とも窓を全開にしてしまうと、むしろ換気効率が悪くなってしまう。入り口となる窓は5~15cm程度狭く開け、逆に出口となる窓は広くすると効率的に換気ができる。

湿度の低い時間帯に換気をする

換気の大きな目的のひとつが結露防止だ。部屋の湿度を追い出すためには、できるだけ湿度の低い時間帯での換気が効果的だ。春夏では12時から16時、秋冬では12時から14時が最適な換気時間となる。

3. 換気は何分ごとに必要?

換気は何分ごとに必要なのか。家庭など限られたスペースに一定の人数がいる場合には、何分ごとに必要なのかおおよその見当もつくだろう。しかし、オフィスでは不特定多数の人が出入りするケースもあり、さらに窓の有無によって換気が何分ごとに必要なのかを見極めることは難しい。

換気の効率は換気回数で測られる

換気の回数は1時間に2回以上確保するのが理想だといわれている。これを裏付けるものが2003年に改正された建築基準法だ。改正された建築基準法のよると換気の効率は「換気の回数」=「一定の時間に入れ替わる回数」となっている。建築基準法では「0.5回/h」、1時間で部屋の半分の空気が入れ替わることが義務付けられている。

例えば、換気回数が「10回/h」の場合なら部屋の換気を1回入れ替えるのに何分必要なのかというと6分程度の計算になる。換気回数とは、部屋の空気の入れ替わりスピードを表すもので、回数が多いと短い時間で空気の入れ替えができることを示している。

窓の有無による換気方法とは

開けられる窓がひとつしかない場合には部屋のドアを開け、さらに扇風機やサーキュレーターを窓に向けて設置する。扇風機やサーキュレーターは、窓のすぐ近くに置いておこう。室内の汚れた空気を出すことで、自然と新鮮な空気が部屋の中に入ってくる。

窓がない部屋の場合には、台所やトイレ浴室などの換気扇をフル活用しよう。部屋のドアを開けたら、扇風機やサーキュレーターをほかの部屋に流れるようにセットすることで、ほかの換気機器によって空気の排出をしやすくできる。

結論

新型コロナのまん延で、換気の重要性が日常生活でも感じられるようになってきた。そこで困るのが何分くらい換気をすればいいかだ。過ごしやすい季節は窓を開けておくこともできるが、暑さや寒さが厳しい季節は必要最小限に留めたい。そのためには、空気の通り道を適切に作ることが大切だ。扇風機やサーキュレーター、そのほかの換気機器を上手に使って効率的な換気を心掛けよう。
  • 更新日:

    2021年4月22日

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