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目録のシーン別正しい書き方!覚えておきたいマナーも解説

目録のシーン別正しい書き方!覚えておきたいマナーも解説

投稿者:ライター 西村七海 (にしむらななみ)

2021年4月 5日

日本では、正式な贈答のシーンで必ず目録を添える。そのほかにも、カジュアルなイベントなどでも目録が登場することもあるため、正しい書き方を知っておくと安心だ。この記事では、目録の正しい書き方や渡し方などのマナーを解説していく。目録を書く必要があるときや、マナーを覚えたいときに、ぜひ当記事を活用してみてほしい。

  
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1. 目録の書き方の前に

目録の書き方の前に、そもそも目録とは何かをご存知だろうか。目録には、2種類の意味がある。1つ目は、「収蔵物のリスト」を指す。図書館や博物館などで、収蔵しているものを記しておくときに使われるものだ。2つ目は、「贈り物のリスト」を指す。贈り物の品名や、個数などの内容をわかりやすくまとめるためのものである。当記事では、後者の意味で使われる目録の書き方やマナーについてまとめていく。

目録が使用されるシーンは?

目録は、結納や結婚、卒業式などの式典、イベントなどのシーンで使われる。主に、贈り物の実物の代わりに手渡すことが多い。たとえば、贈り物の実物が大きい、数が多いなどの理由で、その場で手渡しが難しいことがある。このような場合に、先に目録を手渡し、実物は後日郵送するといった方法を取るのだ。また、使用されるシーンや用途によって、目録の書き方が異なる部分がある。

目録に使用する紙は?

目録に使用する紙として、目録用紙が販売されている。そのほかにも、奉書紙(ほうしょがみ)があれば、簡単につくることも可能だ。奉書紙をまず縦に二つ折りにし、袋状になった側を下にして三つ折りにすれば完成である。

2. 現金や景品を贈るときの目録の書き方

目録の書き方は通常、縦書きだ。また、用途によって書き方に決まりがある。結納や結婚祝い、卒業記念、現金を贈るなど、用途ごとの目録の書き方を見ていこう。

結納(結納目録)

結納目録は、結納の際に贈られる品をまとめて記したものだ。タイトルに目録と書き、品名と数量を記す。その後「右之通幾久敷芽出度御寿納被下度候也(みぎのとおり いくひさしく めでたく ごじゅのうくだされたくそうろうなり)」と書き込む。最後に日付と送り主の名前、宛名を書くが、宛名には複数の書き方がある。家から家、男性本人から女性本人、男性の親から女性の親、のいずれかにする必要があるため注意しよう。

結納目録は、指輪の文字を「優美和」、時計を「登慶恵」と書くなど、おめでたい漢字を当て字に使う書き方が特徴だ。そのほか、日付は年と月は通常通りだが、日にちは「吉日」としよう。

結婚式のお祝い(祝い目録)

結婚祝いの贈り物が大きすぎるなどの理由から、式の席で実物の代わりに目録を渡すことがある。結婚祝いの目録の書き方は、タイトルに目録と書き、続いて品名と数量、「右、ご結婚のお祝い品としてお贈りいたします。」と書き込む。最後に日付と送り主の名前、宛名を記入しよう。表書きは、「目録」「寿」「御祝」「御結婚祝」などとする。

卒業記念品目録

卒業式で、卒業生代表が母校に残す記念品を手渡す際にも、目録が使用される。記念品は製作物であることが多く、実物を持ち運ぶのが難しいことから、式の席では目録を使うのだ。卒業記念品目録の書き方は、タイトルに目録、続いて品名と数量を記す。そして「右、卒業記念品として寄贈いたします。」と記入しよう。また、卒業記念品目録の宛名は、個人ではなく学校のため、「殿」を使用する。

現金を贈る

現金を贈るシーンでも、目録が使われる。現金の目録は、金額に難しい漢数字(壱、弐、参など)を使うのが特徴だ。たとえば10,000円であれば「金壱萬円也」と書く。タイトルを目録とし、金額に続いて、贈り物の理由を「右、~~としてお贈りします」と記入する。そして日付、送り主の名前、宛名を書こう。

3. 書き方とあわせて覚えたい目録マナー

目録の書き方がわかったところで、包み方や渡し方、水引などのマナーについて解説していこう。正しい書き方で目録を用意できても、マナーがわからないことには手渡す際に迷ってしまう。いざというときのため、書き方とあわせて覚えておくと安心だ。

目録の包み方

目録を包む際は、上包みの奉書紙の裏面を上向きにして置き、その上に三つ折りにした目録を、中央から少しだけ左側に寄せて置く。上包みの右側を目録に重ねて折り、左側も同じように重ねて折ってから、上下を折り上げて完成である。上包みの表書きは、「寿」「御祝い」「目録」など、用途にあったものを記入するか、無記入でもよい。

目録に水引は必要?

目録の水引は、すぐに開くもののため、無くてもよいという考えもある。使用する場合、水引は色や結び方、本数に意味があるため、目的にあったものを用いるのが重要だ。たとえば結婚記念品目録であれば、何度も繰り返してはいけないもののため、結び切が適している。反対に、何度あってもよいお祝い事で目録を添える際は、蝶結びを用いるとよいだろう。

渡し方

目録の渡し方は、白木台の上に目録を置き、それを広盆に載せて差し出す。広盆とは、正式な贈り物や目録を載せるために用いられる盆である。白木台は、片木(へぎ)と呼ばれるもので、木製の四角いお盆のような形状をしている。脚のあるものはお供え用などに使われ、目録を渡す際には、脚のない白木台を使う。また、目録を持参する際には、白木台ごと広蓋に載せた目録に袱紗をかけ、風呂敷で包んでいくのが正式である。

読み上げて手渡しする場合

式典やイベントでは、人前で目録の内容を読み上げてから手渡しすることもある。表題から品名を順に読み上げ、贈呈の理由として「以上を~~として贈呈いたします」と一言添えて、のし袋にしまってから手渡すのが正式な渡し方となる。

結論

正式な贈り物に必ず添えられる目録は、贈り物のリストを意味し、結納や結婚祝い、卒業記念などの式典やイベントなど、さまざまなシーンで用いられる。用途によって書き方のルールや特徴があるため、しっかりと調べてから目録を用意しよう。また、正式な渡し方にも決まりがあるため、知っておくと安心だ。
  • 更新日:

    2021年4月 5日

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