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エアコンの水漏れは自分で直せる?原因と対処法を解説!

エアコンの水漏れは自分で直せる?原因と対処法を解説!

投稿者:ライター 西村七海 (にしむらななみ)

鉛筆アイコン 2021年4月16日

エアコンをつけてみたら、突然ポタポタと落ちてくる水滴。このような水漏れトラブルを経験したことはないだろうか。エアコンの故障かと焦ってしまうかもしれないが、水漏れの原因によっては、自分で直せるケースもある。ここでは、エアコンの水漏れの原因と対処法をまとめていく。まずは落ち着いて原因を探り、その原因にあわせて適切に対処しよう。

  

1. エアコンの水漏れは放置してはいけない

エアコンからの水漏れを放置してはいけない。なぜなら、水滴によって壁や床が濡れてしまうとカビが発生しやすくなり、住宅を傷めてしまう可能性があるのだ。さらに、エアコン本体の故障や、漏電のリスクも伴う。

エアコンの水漏れは自分で対処可能?

エアコンの水漏れの原因はいくつかあるが、自分で対処できるケースもある。つまり、あまり費用をかけずに済むかもしれないのだ。水漏れを放置してしまったことで、壁や床が傷んだり、エアコンが故障したりすると、修繕や買い替えが必要になる。本来は必要のなかった大きな出費となることもあり得るため、水漏れを確認した場合はできるだけ早く対処するのが望ましい。

2. エアコンから水漏れする原因とは?

エアコンの水漏れの原因は、ドレンホースの問題が約8割を占める。ドレンホースが原因であれば、多くの場合、自分で対処することが可能だ。そのほかにも、エアコン内部の結露も原因の1つとして挙げられる。

ドレンホースの詰まり

エアコン本体や壁をつたった水漏れが見られる場合は、ドレンホースが原因と考えられる。とくに多いのが、ドレンホースの詰まり。ドレンホースは室内機から外へ、水を排出する役割を持っている。ホースが詰まると水が逆流してしまうため、水漏れにつながるのだ。ドレンホースが詰まる原因は、ホコリ、外から侵入する虫やゴミなど、さまざまである。寒い時期であれば、ドレンホースの先端が凍結してふさがっている可能性もあるだろう。

ドレンホースの位置や形状

ドレンホースの先端が上を向いてしまっている、置かれている物などで塞がっている場合がある。このように位置や形状が悪いと、スムーズに水が排出されずに、エアコンの水漏れの原因となってしまう。

エアコン内部の結露

エアコンはその仕組み上、冷房使用時にはエアコン内部に水が発生する。発生した水は、受け皿の役割を持つドレンパンに落ち、ドレンホースをつたって屋外へと排出されていく。ドレンパンが汚れると、水が十分に排出されず、吹き出し口に結露となってたまってしまう。また、フィルターが汚れている場合は冷房が効きづらくなるため、温度を低く設定してしまいやすい。温度を低くするということは、よりエアコン内部を冷やし、結露を多く発生させることになってしまう。こうしたエアコン内部の結露が、エアコンを稼働させた際の水漏れにつながる。

3. エアコンの水漏れへの対処法

エアコンの水漏れは、専門の業者に依頼しなければならない場合もあるが、自分で対処できることもある。ここでは、原因別の対処法を見ていこう。

ドレンホースが詰まっている場合

屋外に伸びているドレンホースの排出口に、ゴミなどの詰まりがないかを確認しよう。目に見える部分にゴミが詰まっていれば、割り箸で簡単に取り除くことが可能だ。ドレンホースのさらに奥が詰まっているようであれば、専用のポンプや、掃除機を使用して掃除をする。

専用のポンプはドレンホースの排出口にセットし、注射器の要領でハンドルを引いて汚れを取り除く。何度か繰り返すことで、詰まりを解消することが可能だ。掃除機を使用する際は、雑巾と輪ゴムも用意しよう。ドレンホースの排出口を雑巾で覆い、隙間ができないよう輪ゴムで留める。その上から掃除機をあてて数秒間吸い込み、雑巾にたまった汚れやゴミを捨てれば完了だ。

ドレンホースの位置や形状が悪い場合

ドレンホースは壁づたいに地面に向かって真っ直ぐ伸ばし、先は5〜10cmほど浮いている状態が望ましい。どうしても地面についてしまうときは、ネットなどをかけて、外からのゴミや虫の侵入を防ぐとよい。

ただし壁の内部で、真っ直ぐに設置されていないことがある。このような場合は自分で対処ができないため、専門業者に依頼しよう。

エアコン内部に結露が発生している場合

エアコン内部のフィルターなどが目に見えて汚れている場合は、まずは掃除をしよう。それでも水漏れが起こるようであれば、ドレンパンに汚れが溜まっているかもしれない。ドレンパンの掃除は自力で行うのが難しい。専門業者に依頼して、掃除をしてもらおう。

4. エアコンの水漏れが直らない場合は修理しよう

ドレンホースやエアコン内部の汚れ、結露に問題がないにも関わらず、水漏れが直らないケースの原因と対処法を見ていこう。

エアコンの設置不良

購入したばかりの新しいエアコンからの水漏れは、設置不良が考えられる。エアコンが傾いて設置されているなどの問題で、ドレンホースへの水の排出がスムーズに行われず、水漏れにつながるのだ。エアコンの設置不良は、自力で直すのが困難なため、専門業者に依頼しよう。

エアコン本体や部品の故障

エアコンの寿命は約10年といわれている。使用頻度や環境によっても左右されるが、長く使うほど劣化し、故障しやすくなっていく。劣化や故障によって、水漏れしているケースもあり得る。エアコン本体の故障や、部品の劣化は、自力で直すのが困難だ。長年使用したエアコンであれば、買い替えも視野に入れよう。まだ比較的新しいエアコンであれば、修理ができるかもしれない。また、部品の劣化は交換で済むこともある。エアコンの修理や部品の交換は、専門業者に依頼しよう。

雨水が侵入している

雨風が強くなる日ばかり水漏れするようであれば、エアコンが原因ではなく、雨漏りの可能性がある。エアコン周辺からの雨漏りがないか、確認してみよう。雨漏りが原因だった場合、自力での家屋の修繕などは難しいため、専門業者に依頼しよう。

結論

エアコンから水漏れする原因の約8割は、ドレンホースの問題である。とくに多いのが、ホース内にゴミが詰まっているケースだ。自分で掃除をして詰まりを解消すれば、エアコンの水漏れも直る可能性が高い。ほかにも、エアコン内部の汚れによる結露も水漏れにつながるため、日頃からフィルターの掃除などを行うとよいだろう。掃除をしても水漏れが直らない場合は、専門業者に依頼するのが望ましい。
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  • 更新日:

    2021年4月16日

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