1. 車上荒らしにあいやすい車種

車上荒らしに遭遇すると、損害保険に加入している場合には保険の請求をする。損害保険会社が加盟している日本損害保険協会の統計があり、そこから車上荒らしにあいやすい車種というのが浮かび上がってくる。
車上荒らしにあいやすい車ランキング
日本損害保険協会の2019年3月の報告によると、車上荒らしにあいやすい車種があることがわかる。
第1位:トヨタ「プリウス」
第2位:トヨタ「ハイエース」
第3位:トヨタ「ヴォクシー」
第4位:メルセデスベンツ・レクサス
とくに第1位のトヨタ「プリウス」に関しては3年連続で車上荒らしのトップターゲットになっている。
このようにして統計からみると、確かに高級車が多いようだがハイエースやヴォクシーなどのワンボックスカーなども狙われやすくなっていることがわかる。
第1位:トヨタ「プリウス」
第2位:トヨタ「ハイエース」
第3位:トヨタ「ヴォクシー」
第4位:メルセデスベンツ・レクサス
とくに第1位のトヨタ「プリウス」に関しては3年連続で車上荒らしのトップターゲットになっている。
このようにして統計からみると、確かに高級車が多いようだがハイエースやヴォクシーなどのワンボックスカーなども狙われやすくなっていることがわかる。
2. 車上荒らしで盗まれるもの

車上荒らしの目的は、車内にある物品である。窓ガラスなどを割ってこれらの物品を持ち去るわけだが、好んで盗まれるものにも流行があるようだ。
車上荒らしで最も狙われやすい「外装部品」
3年ほど前まで車上荒らしで最も盗まれていたのがカーナビだった。カーナビでも純正のカーナビが標的になりやすかった。
ところが最近多いのが外装部品だ。バンパーやドアミラー、タイヤホイールといった部品をはずして持ち去るという車上荒らしだ。ガラスを破って車内を物色するよりも、より確実に盗めることや換金しやすいという点で窃盗犯のメリットになるのだという。
ところが最近多いのが外装部品だ。バンパーやドアミラー、タイヤホイールといった部品をはずして持ち去るという車上荒らしだ。ガラスを破って車内を物色するよりも、より確実に盗めることや換金しやすいという点で窃盗犯のメリットになるのだという。
バック類
やはり、車上荒らしの目的の定番といえるのがバック類だ。バック類は中に入っているものがターゲットになるため、被害総額も大きくなる。
最近は現金を多く持ち歩いている方は少ないが、そのぶんクレジットカードやスマホなどがバックに入っていることが多いためダメージが大きい。そのほか、ゴルフバックなどのスポーツ用品などを盗まれるケースも多い。
最近は現金を多く持ち歩いている方は少ないが、そのぶんクレジットカードやスマホなどがバックに入っていることが多いためダメージが大きい。そのほか、ゴルフバックなどのスポーツ用品などを盗まれるケースも多い。
3. 車上荒らしの対策

とくに高級車ではなくとも、車上荒らしがターゲットにしやすい車というものがある。車上荒らしを未然に防ぐための対策は万全を期しておきたいものだ。
短い間でも車を離れるときにはロックをかける
たとえば、幼稚園に子どもを迎えに行くほんの少しの時間。あるいは、コンビニで飲み物を買うために車を止めた少しの時間。すぐに戻ってくるからと車にロックをかけずおくと、そこを狙われる危険性がある。少しの時間車から離れる場合でも、必ずロックを掛ける習慣を身につけよう。
車内の見える場所にバックを置かない
貴重品の入ったバック類は、車を離れるときに一緒に持って行くのがベストだ。持って行けない場合でも車内の見えない場所に置くか、上着などをかぶせて外からバックが置いてあるように見えないようにすることが大切だ。
防犯カメラの設置をアピールする
防犯カメラが設置されていると、車上荒らしは警戒する。たとえダミーだとしても心理的作用によって犯行の抑止力になる。また、夜中の車上荒らしは明るさを嫌がる。センサーライトを取り付けることで、車上荒らしの犯行を抑止することができる。
4. 車上荒らしにあったときの対応方法

不幸にも車上荒らしにあってしまったら、途方に暮れてしまいそうだ。しかし被害をこれ以上広げないためにも、やらなければならないことがある。
まずは警察に通報する
すぐに110番に連絡する。近くの警察官が車上荒らしの現場に到着したら、事情聴取と鑑識作業が始まるので、指示に従おう。できるだけ落ち着いて、盗まれたもの、壊されたものなど被害の実態をメモしておくといいだろう。
保険会社に連絡する
自動車保険で「車両保険」に加入していれば、補償を受けることができるので、保険会社に連絡をしよう。契約内容によって、どこまで保証されるかが決まってくるので、まず保険会社に電話をして被害の状況を説明することが大切だ。
車のディーラーに連絡する
もし、車上荒らしによって窓ガラスや鍵穴などが破壊されていた場合、車の修理の手配をしておこう。仕事で車を使わなければならない場合、代車を手配してもらうことも忘れずにおきたい。
結論
車上荒らしに遭遇してしまうのは、誰にでもあることだ。車上荒らし対策にはいろいろな方法があるが、もっとも有効なのは犯人に「スキを与えない」ことだ。「車内に盗まれそうなものは置かない」「車を離れるときには必ずロックする」。このようにささいなことだが、習慣にすることが大切だ。車上荒らしの犯人につけいるスキを与えないことこそが最強の防御といえるだろう。