1. 空き巣の対策【入られやすい家の特徴】

空き巣はターゲットになる家を下見してから盗みに入るという。対策として空き巣が入りやすい家がもつ3つの特徴をチェックしておこう。
足場がある
2階の窓は1階の窓より侵入しにくい場所にあるため、開けっ放しにする機会は多いかもしれない。しかし、2階の窓でもエアコンの室外機や木、脚立、物置などの足場があれば簡単に侵入できる。足場になりそうな物は外壁から遠ざけるといった対策が必要だ。
死角が多い
壁に囲まれている家や木が多い家は死角が多くなる。庭に入ってしまえば空き巣の犯行は外から見えにくい。格子柵など中が見える塀にしたり、小まめに庭木を切ったりすることで、空き巣が入りにくい家になるだろう。
人の気配がない
いつも人の気配がない家は空き巣に狙われやすい。郵便受けの中身がたまっていたり、昼なのにカーテンが閉まっていたりすると、不在を知らせているようなものだ。夜まで洗濯物を干しているご家庭も危険なので、長時間留守にするときは対策として部屋干しを検討してほしい。
2. 空き巣の対策【外回り】

庭や駐車場など、家の周りでできる空き巣対策を3つ紹介しよう。空き巣が入らない家にするために、ぜひ実践してほしい。
防犯砂利
空き巣は侵入したときに音をたてることを嫌う。防犯砂利を敷いておけば、歩いたときに大きな音が鳴る。窓の下や外から見えにくい場所など、空き巣が入りそうな場所に敷くのがポイントだ。
センサーライト
明かりは空き巣対策に大きな効果を発揮する。センサーライトを設置すれば、人の動きを感知して明るく照らすことが可能だ。死角になっている場所や、雨どいやベランダといった侵入経路になりそうな場所は、センサーライトで対策をしよう。
防犯カメラ
防犯カメラがあれば、空き巣をはじめさまざまな犯罪の抑止力になる。空き巣にあったときの有力な証拠になり得るので、犯人逮捕につなげることが可能だ。リーズナブルな家庭向けタイプも登場しているため、空き巣対策として設置を検討してはいかがだろうか。
3. 空き巣の対策【入り口】

空き巣は玄関や勝手口、窓などの入り口から盗みに入る。しっかりと対策することで、空き巣の侵入を防ぐことが可能だ。
二重ロック
ドアや窓は、鍵を二重に設置すれば開けるのに手間がかかる。窓やドアに補助錠を取り付けることで、空き巣対策になるだろう。取り付けたあとは2つの鍵を忘れずにかける習慣をつけてほしい。
防犯フィルム
窓を割って侵入する手口を防ぐためには空き巣対策が必要だ。防犯フィルムを貼り付けることでガラスを破損から守れる。強度が高い防犯ガラスに交換するより安価で、自分で貼れる商品があるのがメリットだ。
4. 空き巣の対策【屋内】

家の外や入り口だけではなく屋内でも空き巣対策を行おう。効果的な2つの方法を詳しく解説する。
電気をつけておく
夜に家の電気がついていないと不在が一目でわかってしまう。夜や外出時に電気をつけておけば、住人がいるように見せかけられる。ただし、カーテンを開けたままだと家の中が見えるので、かならず閉めておこう。
金庫を使う
現金やクレジットカード、印鑑などの貴重品を金庫に入れて管理する。ただし、そのまま持ち出されたり、壊されたりする可能性があるので注意が必要だ。空き巣対策用として頑丈で固定できるタイプを選び、金庫自体も隠すようにしよう。
貴重品は別々に隠す
通帳やクレジットカードなどの貴重品を同じ場所に収納している方は多いかもしれない。通帳や印鑑、クレジットカードと暗証番号を一緒に隠しておくとまとめて盗まれてしまう。タンスや引き出しなど空き巣が狙いそうな場所を避け、別々の場所に分けて隠せば空き巣対策になる。
5. 空き巣の対策【鉢合わせしたとき】

空き巣と鉢合わせした場合は襲われる恐れもある。どのような行動をとるべきか解説するので、空き巣対策としてぜひ参考にしてほしい。
異常を感じたらすぐに離れる
部屋が散らかっていたり気配を感じたりしたときは、すぐにその場から離れよう。空き巣がまだ家の中にいる可能性があるので、ひとりで行動するのは危険だ。近所の人や家族、警察に事情を説明して一緒に入ってもらうなどの対策をしてほしい。
遭遇したら叫んで逃げる
実際に空き巣と鉢合わせしてしまったときは、大声で助けを呼びながら逃げよう。ホームセキュリティと契約しているならボタンを押して知らせる。襲われる危険を避けるためには、空き巣から距離をとりながら助けを求めることが対策になるだろう。
結論
空き巣はとても身近な犯罪だ。被害にあわない家にするためにも、基本的な対策について学んでおこう。家の周りなら防犯砂利やセンサーライト、入り口には二重ロックや防犯フィルムが有効だ。電気をつけておく、貴重品を別々に隠すなど、家の中でできる対策もあるので実践してほしい。鉢合わせしたときは、逃げながら助けを呼ぶことが直接的な被害を避けることにつながるだろう。