目次
- 輪ゴムを2つ折りにして3つの輪を作る。このとき、真ん中が大きい輪、片方が中くらい、もう片方が小さい輪になるように結ぶ。
- コードを束ねたら、コードの先端に小さい輪を通す。 真ん中の大きな輪を持ち3~4回コードをぐるぐると巻く。
- ケーブルの端に大きい輪を通して結束すれば完了だ。中くらいの輪を引っ張れば簡単に解くことができる。
1. コードをまとめる際の注意点

電化製品のコードを無雑作にまとめてしまうのは危険だ。コードをまとめる前に、注意点をいくつか知っておこう。
消費電力が高いものはまとめない
大きな電流が流れるコード、たとえばエアコンや冷蔵庫などのコードを一緒に束ねてしまうと、熱がこもり、コードの中の銅線に大きな負荷がかかることがある。発火する危険性もあるので、コードを束ねるときには消費電力が低いものだけをまとめることが大切だ。
トラッキングが起きないようにする
テレビや冷蔵庫などほとんど毎日使っている家電は、電気プラグを差したままという方も多いのではないだろうか。しかし電気プラグにホコリがたまると、トラッキングが起こる可能性があり危険だ。トラッキングとは、電気プラグにたまったホコリに湿度が加わることで、自然発火してしまう現象のこと。コードをまとめるときは、コンセントにホコリが付かないように定期的な掃除や、トラッキング防止カバーを取り付けて予防してほしい。
タコ足配線にならないようにする
コンセントに対して使用するコードが多い場合、便利なのがタップだ。しかし、タップの数が足りなくなると、タコ足配線となることが多くなる。タコ足配線でタップの電流限度を超えてしまうと、発火の原因となる。コードをまとめるときには電気容量を必ずチェックして、電流限度を超えないように注意しよう。
2. コードのまとめ方

コードのまとめ方にはさまざまな方法がある。身近なアイテムや今すぐに使えるアイデアなどを紹介しよう。
100均グッズを活用する
100均には、コードをまとめるためのグッズが充実している。面ファスナーで留める「ファスナータイプ」、ボタンで留める「コードクリップ」、先端に磁石が仕込まれた「マグネットピンチ」、ねじって留める「形状記憶コードバンド」などがそうだ。部屋のインテリアにマッチしたものや自分が使いやすいものをチョイスしよう。
輪ゴムで巻く
輪ゴムはどこの家庭にもあるアイテムだ。この輪ゴムでコードが簡単にまとめられる。
スパイラルチューブでまとめる
スパイラルチューブとは、ケーブルなどを保護するためのアイテムだ。しかし、まとめることもできる。簡単にコードをまとめて巻き付けるだけでなく、取り外して何度も使え、コードをホコリから守ってくれる。テレビの裏などの見えないところに使うと便利だ。
結束バンドでまとめる
結束バンドでも、まとめたいケーブルを簡単に束ねることができる。まとめた後の余分な部分はカットしておくとスッキリするだろう。検束バンドの魅力は何といっても安いことだ。100均でも50本入りの結束バンドが購入できる。
ソフトワイヤーを巻く
園芸の際、植物を支柱などに固定するために使われているのがソフトワイヤーだ。簡単に手で曲げたり伸ばしたり、結束したりできるのでコードをまとめるのに便利だ。5mで300~600円ほどで購入でき、価格的にも魅力的だといえる。
3. コードをまとめて隠す方法

テレビのまわりなど、目に付くコードが多くなると、それだけで部屋の雰囲気が台無しになってしまう。そこで、コードをまとめて隠す方法を紹介しよう。
テレビ裏に収納する
テレビの裏側は、テレビやゲーム機、ビデオ機器などコードがゴチャゴチャになりがちだ。さらに、下に置いておくとホコリが溜まりやすい。そこで、100均で購入できるワイヤーネットを活用しよう。
まずは粘着フックなどでテレビの裏にワイヤーネットを取り付ける。そこにS字フックやワイヤーネットに吊るせるバスケットなどを設置しよう。コードやタップをまとめて収納することができるうえ、掃除もしやすくなる。
箱やボックスに入れる
コードは長さも種類も違うので、まとめて収納するならボックスが便利だ。市販されているケーブルボックスに電源タップやコードをひとまとめに収納すれば、見た目もスッキリする。収納ボックスは手持ちのボックスやカゴでも代用できるが、熱がこもらないようにスキマが必要だ。市販のケーブルボックスは、難燃性の素材でできているので安心できる。
配線カバーで隠す
配線用カバーでコードを隠す方法だ。直線だけでなく、カーブになっている場所でもカバーができるパーツも販売されている。配線用カバーは、壁や床の色に近いものを選ぶと目立たず、部屋にマッチするだろう。
壁に固定する
お掃除ロボットを使っている家庭も多いだろう。ロボットが掃除するときにコードが床に伸びていると、巻き込んでしまうというトラブルが多発している。コードを壁に固定することで、こうしたトラブルや足で引っ掛けてしまうこともなくなる。
壁に固定するやり方は、しっかり固定してしまう方法もあるが、あえて固定せずに乗せるだけという方法もある。その場合は、100均でも購入できる歯磨きホルダーを使うと便利だ。
結論
コードをまとめるときは、消費電力の高いものはまとめない、トラッキングが起きないようにする、タコ足配線にならないようにするなどの注意が必要だ。コードのまとめ方は、100均アイテムや輪ゴム、結束バンドなどいろいろある。また、コードをまとめて隠してしまうという収納方法もある。自分の部屋に合った使い勝手のよい方法を選ぼう。