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換気扇の電気代は?24時間つけっぱなしにする効果や火事のリスクも

換気扇の電気代は?24時間つけっぱなしにする効果や火事のリスクも

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

鉛筆アイコン 2021年8月 6日

換気扇を使うと新鮮な空気を室内に取り込めるが、気になるのは電気代だ。節電のために換気扇を小まめに切っている、という方もいるのではないだろうか。この記事では、24時間つけっぱなしにした場合の電気代とメリットを紹介する。火事などのリスクや節電のコツなど、知っておきたい知識をまとめた。

  

1. キッチンやお風呂場などの換気扇の電気代は?

換気扇の電気代を計算する方法を解説しよう。キッチンやトイレ、お風呂場に分けて1時間あたりの電気代の目安を紹介する。

電気代の計算方法

換気扇の電気代は「消費電力(W)×使用時間(h)÷1000×27円/kWh」で計算できる。27円は1kWhあたりの電気代だが、これは「全国家庭電気製品公正取引協議会」による「新電気料金目安単価」を目安にしている。ただし、電力プランによって1kWhあたりの電気代は異なるので、正確に計算したいなら契約している電気会社に問い合わせてほしい。

キッチンの換気扇1時間あたりの電気代

キッチンの換気扇の消費電力は30Wほどだ。計算式だと「30(W)×1(h)÷1000×27」で、1時間あたりの電気代は0.81円となる。

トイレの換気扇1時間あたりの電気代

トイレの換気扇の消費電力が低いので3Wくらいになる。計算式は「3(W)×1(h)÷1000×27」だ。つまり電気代は1時間で0.08円くらいと考えてよい。

お風呂場の換気扇1時間あたりの電気代

お風呂場の換気扇の電気代を20Wと仮定しよう。「20(W)×1(h)÷1000×27」で、1時間あたりの電気代は0.54円だ。

2. 換気扇は「24時間つけっぱなしがよい」といわれる理由

換気扇は24時間つけっぱなしにすると、さまざまなメリットがある。なぜよいといわれるのが、詳しい理由を紹介しよう。

におい対策

トイレやキッチンの換気扇をつけっぱなしにすると、嫌なにおいの充満を防ぐことが可能だ。とくにキッチンの換気扇は大きく、個室に設置されているわけではないため、広い空間の換気に効果がある。

においが気になり始めたタイミングで換気扇をつけても、なかなかにおいが消えないという経験をしたことはないだろうか。換気扇をつけている間は常に室内の空気を外へ排出し、新鮮な空気を取り入れている状態になる。電気代も比較的安いため、におい対策としてもつけっぱなしがおすすめだ。

湿気や結露によるカビ対策

換気扇で湿気を排出して減らすことができる。つまり、カビや結露の発生を抑えたり、カビが発生するリスクを低減したりできる可能性があるのだ。とくに浴室は湿気がたまりやすい場所。入浴後に換気扇をつけるご家庭は多いかもしれないが、つけっぱなしにしてできるだけ湿気を排出するのがおすすめだ。

花粉や黄砂など大気中の有害物質対策

黄砂や花粉は、洗濯物や外出したときの衣類に付着して家の中に入ってしまう。換気扇はにおいや煙を吸い込むだけでなく、花粉や黄砂も外へと排出してくれる。

住宅の寿命を延ばすことにつながる可能性もある

湿気がたまると家屋の寿命を縮めてしまうことがあるので注意しよう。お風呂場などの目に見えるカビももちろんだが、見えない場所に発生するカビは知らず知らずのうちに家屋を傷める。常に換気扇を稼働させておくことで、湿気によって建材が傷んだり劣化したりするのを少しでも防ぐことができれば、住宅の寿命を延ばすことにつながる可能性があるだろう。

3. 換気扇を24時間つけっぱなしにしたときの電気代は?

では24時間換気扇をつけっぱなしにした場合の、電気代はいくらなのだろうか。電気代の目安を紹介するので、参考にしてほしい。

キッチンの換気扇を24時間つけっぱなしにしたときの電気代

1時間あたりの電気代が0.81円なので、24時間だと19.4円くらいだ。1ヶ月を30日とした場合は583.2円、さらに1年間だと6998.4円が目安になる。

トイレの換気扇を24時間つけっぱなしにしたときの電気代

トイレの換気扇の電気代は1時間で0.08円ほど。つまり24時間なら1.92円になる。1ヶ月が30日だと57.6円で、1年間なら691.2円だ。

お風呂場の換気扇を24時間つけっぱなしにしたときの電気代

お風呂場の換気扇の場合、1時間あたりの電気代が0.54円なので24時間だと12.9円だ。さらに1ヶ月が30日なら387円、1年間だと4644円になる。

4. 24時間換気システムと換気扇をうまく併用しよう

効率よく換気をしたいなら「24時間換気システム」を活用しよう。室内の空気を排出して室外の空気を取り込み、循環させる仕組みだ。24時間換気システムが空気をゆっくり入れ替えるのに対して、換気扇は短時間での換気ができるといった違いがある。

ただし、換気扇とは目的や用途が異なるため、両方を上手に併用することが重要だ。シックハウス症候群対策として設置される24時間換気システムはゆっくりと空気を入れ替えるため、嫌なにおいや湿気には即効性がない。湿気やにおいが気になるキッチンやトイレ、お風呂場では換気扇を使おう。

5. 換気扇を24時間つけっぱなしにした場合、火事のリスクはない?

換気扇を24時間つけっぱなしにした場合の注意点をまとめた。火事のリスクや予防について解説しよう。

換気扇が原因の火事は発生している

換気扇による火事は実際に発生している。平成16年から平成20年の5年間で47件といった調査結果もあるため、十分に注意してほしい。

経年劣化した換気扇はとくに注意

換気扇が経年劣化するとトラブルが発生しやすいので注意が必要だ。性能の低下や部品の変形により、火事や事故につながるケースもある。もしも以下のような異常を感じたときは、スイッチを切って電源を抜いておこう。

スイッチが入れてもファンが回らない、回転がおかしいときは危険信号だ。また、異音や発熱、異臭があれば、すぐに使用を中止する。破損していたり触るとファンが動いたりと、電源コードの異常も見逃さないでほしい。

換気扇による火事を予防するには?

異常を感じたら使用を中止して、メーカーや修理業者に相談しよう。換気扇の耐久年数は10~15年といわれているため、過ぎているなら交換を検討してほしい。

また、換気扇の汚れを放置していると、モーターに負担がかかるため寿命が早まる。こまめに掃除をして清潔に保つことが重要だ。近くに可燃物を置かないといった対策も実践しよう。

6. 換気扇を効率よく使うコツと電気代を少しでも抑えるためのポイント

換気扇を効率よく使うためのコツを紹介しよう。電気代を抑えるポイントと併せて解説する。

できる限り密閉した状態で回す

換気扇の効果は、密閉された空間の方が高まる。入浴後は窓を開けて換気をすることが多いかもしれないが、換気扇を回すのであれば、窓やドアは閉めた方が効果的だ。トイレや浴室の換気扇をつけっぱなしにするときは、密閉を意識しよう。

定期的にお手入れをする

換気扇が汚れていると、本来の性能を発揮できなくなる。汚れがたまって換気効率が低下すれば、本来「弱」で済むところ「強」にしてしまい、電気代が上がるおそれがあるため、キレイな状態を保つことが重要だ。

とくに、キッチンの換気扇は油汚れがたまりやすいので、定期的に掃除をするのが望ましい。換気扇用のフィルターを使えば掃除は楽になるが、こちらも汚れたままだと換気の効率が悪くなる。定期的に交換することが重要だ。

エアコンと併用する際は注意しよう

換気扇は室内の空気を外へ排出して外の空気を取り入れる。つまりエアコンが効いている部屋で換気扇を強く稼働させると、快適な部屋の空気が排出され、外気が大量に入ってくる。エアコンの効きが悪くなることで、電気代が上がってしまうので注意が必要だ。エアコンと併用する際は、換気扇の風量を抑えるとよいだろう。

7. 換気扇の電気代は意外と安い!24時間つけっぱなしの際はきちんと点検を

換気扇には空気の入れ替えや湿気の除去といった役割がある。においやカビ対策にも活躍するので上手に活用してほしい。消費電力は意外と安いので、つけっぱなしにしても電気代が極端に上がることはないだろう。

ただし、24時間つけっぱなしにする場合は注意が必要だ。古い換気扇の場合はトラブルが発生しやすい。火事や事故に発展する可能性があるので定期的に点検することが大切だ。もし異常を感じたときは、すぐに使用を中止してメーカーに相談してほしい。

結論

換気扇の消費電力は場所によって異なる。キッチンやトイレ、お風呂場など、それぞれの換気扇にかかる電気代をチェックしておこう。換気扇はカビ対策やにおい対策に有効だ。電気代はあまり高くないので、24時間つけっぱなしにすることも検討してほしい。ただし、火事などのリスクもあるので、トラブルを避けるためにも手入れや点検は怠らないようにしよう。
  • 公開日:

    2021年5月17日

  • 更新日:

    2021年8月 6日

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