1. エアコンのサイズが合わない原因
エアコンの効果が実感できない場合、エアコンのサイズが合っていない可能性がある。サイズが合わない2つの原因について解説しよう。
適用畳数を間違えた
エアコンのサイズを選ぶ場合、適用畳数を参考にするのが一般的だ。カタログでは「5~6畳」などの目安が確認できる。しかし、適用畳数の意味を間違えると、サイズが合わなくなるので注意が必要だ。
5~6畳の意味は、一戸建の木造平屋和室(南向き)で5畳、集合住宅中間層洋室(南向き)で6畳となっている。「5~6畳の部屋で使える」と間違えられるケースも多いので、正しい知識を確認しておこう。
5~6畳の意味は、一戸建の木造平屋和室(南向き)で5畳、集合住宅中間層洋室(南向き)で6畳となっている。「5~6畳の部屋で使える」と間違えられるケースも多いので、正しい知識を確認しておこう。
寒冷地だと暖房能力が不足する?
エアコンの適用畳数は東京を目安にしている。寒冷地の場合はより冷え込むので、必要な暖房のパワーは高くなるだろう。適用畳数を確認して選んでいても、なかなか部屋の気温が上がらない可能性がある。
寒冷地で使用するなら、適用畳数が部屋より広いエアコンや寒冷地用エアコンを選ぶ必要があるだろう。環境を考慮してエアコンのサイズを選ばないと、十分な効果を実感できないので注意が必要だ。
寒冷地で使用するなら、適用畳数が部屋より広いエアコンや寒冷地用エアコンを選ぶ必要があるだろう。環境を考慮してエアコンのサイズを選ばないと、十分な効果を実感できないので注意が必要だ。
2. エアコンのサイズ選びが重要な理由
エアコンのサイズ選びがなぜ重要なのか、理由をチェックしておこう。サイズが合わないエアコンを選ぶデメリットについて、大きい場合と小さい場合に分けて説明する。
サイズが小さいエアコン
適用畳数よりサイズが小さなエアコンを選ぶと、パワーが不足する。エアコンの効きが悪くなるため、設定温度になるまで時間がかかるだろう。フルパワーで運転するので運転音が長く続き、さらに電気代も高くなる。
また、エアコンへの負担が高くなることで、壊れやすくなるので注意が必要だ。適切なサイズのエアコンを選ぶことは、室温を快適に保つことや電気代の節約、長持ちさせることにつながるだろう。
また、エアコンへの負担が高くなることで、壊れやすくなるので注意が必要だ。適切なサイズのエアコンを選ぶことは、室温を快適に保つことや電気代の節約、長持ちさせることにつながるだろう。
サイズが大きなエアコン
サイズが大きいほど価格が高くなるので、大きすぎるエアコンを購入するのは避けたほうがいい。さらに、サイズが大すぎると、パワーが強い機種を弱運転で使用することになり、運転効率が悪くなるだろう。
設定温度に達したとき必要以上のパワーで動くことになる。設定温度より寒かったり暑かったりする可能性があり、室内を快適に保つのが難しい。また、強すぎる風が跳ね返り、温度管理ができなくなることもあるので注意が必要だ。
設定温度に達したとき必要以上のパワーで動くことになる。設定温度より寒かったり暑かったりする可能性があり、室内を快適に保つのが難しい。また、強すぎる風が跳ね返り、温度管理ができなくなることもあるので注意が必要だ。
3. エアコンのサイズの正しい選び方
エアコンのサイズを選ぶときのポイントを4つにまとめた。自宅に合ったエアコンを選ぶために、ぜひ役立ててほしい。
適用畳数を確認
適用畳数を確認し、自宅に合ったサイズのエアコンを選ぼう。木造住宅より鉄筋コンクリート造の住宅のほうが密閉率がよいため、必要な畳数は少なくなる。適用畳数が7~8畳の場合は木造なら7、鉄筋なら8畳の部屋に適していると考えてほしい。
冷房と暖房で能力が違う
エアコンは冷房と暖房で能力が異なる。カタログで確認してみれば、冷房より暖房のほうが適用畳数が狭いのがわかるだろう。寒い冬に部屋をしっかりと温めたいなら、暖房の適用畳数を参考に選ぶのがおすすめだ。
大きなサイズがいいケースも?
適用畳数はあくまで目安なので、条件によって適したサイズは違う。たとえば、窓が日差しの当たりやすい西や南に向いていたり集合住宅の最上階だったりすれば、部屋は高温になりやすい。
また、天井が高い部屋や吹き抜けがある部屋だと空間が広くなる。こういった部屋で使うとエアコンの効きが悪くなるので、少し大きいサイズを選ぶのがおすすめだ。使う部屋に合ったエアコンを選べば快適に過ごせるだろう。
また、天井が高い部屋や吹き抜けがある部屋だと空間が広くなる。こういった部屋で使うとエアコンの効きが悪くなるので、少し大きいサイズを選ぶのがおすすめだ。使う部屋に合ったエアコンを選べば快適に過ごせるだろう。
2部屋に1台のエアコンは使える?
1台のエアコンを2部屋に使用するのは避けてほしい。ドアや仕切りで遮って使用すると、サイズが大きなエアコンを狭いスペースに使用することになる。運転効率が悪くなるので、1部屋に1台ずつ設置するのがおすすめだ。
4. 最適なエアコンサイズを計算してみよう
使用する自宅や部屋の条件によっては、ピッタリのエアコンサイズを選ぶのは難しい。適用畳数だけだと、最適なエアコンがわからないケースは多いだろう。購入したあとに後悔するのは避けたいものだ。
しかし、詳しい条件によって適したサイズは変化するので、自分で計算するのは難しいだろう。そこでおすすめなのが、条件を入力しただけで最適なエアコンのサイズを計算してくれるサイトだ。
「電力中央研究所」では「エアコン選定支援ツール(※1)」を公開している。画面にしたがって細かい条件を選択すれば適したサイズを計算できるので、エアコン選びに迷ったときはぜひ活用してほしい。
しかし、詳しい条件によって適したサイズは変化するので、自分で計算するのは難しいだろう。そこでおすすめなのが、条件を入力しただけで最適なエアコンのサイズを計算してくれるサイトだ。
「電力中央研究所」では「エアコン選定支援ツール(※1)」を公開している。画面にしたがって細かい条件を選択すれば適したサイズを計算できるので、エアコン選びに迷ったときはぜひ活用してほしい。
結論
エアコンを購入するときはまずサイズを確認しよう。適用畳数を参考にしながら、自宅の部屋に合った能力のエアコンを選んでほしい。大きすぎたり小さすぎたりすると、運転効率が悪化して電気代が高くなるので注意が必要だ。ただし、天井の高さや日当たりなど、詳しい条件によって適したエアコンのサイズは異なる。迷ったときはサイトやツールを使って、最適なサイズを計算してみよう。