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エアコンはつけっぱなしで大丈夫?電気代や火災、故障のリスクを解説

エアコンはつけっぱなしで大丈夫?電気代や火災、故障のリスクを解説

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

鉛筆アイコン 2021年8月 6日

エアコンをつけっぱなしにしたとき、気になるのが電気代や火事のリスクだ。節電や安全のために、小まめに入り切りしている方もいるだろう。この記事では、エアコンがつけっぱなしでも大丈夫なのかをさまざまな観点から紹介する。電気代やメリットやデメリット、注意点、人体への影響など、気になるポイントを解説しよう。

  

1. エアコンはつけっぱなしにしたほうが電気代を節約できる?

エアコンをつけっぱなしにした場合の電気代についてまとめた。当然電気代が一番安いのは使用しないことだが、小まめにオンとオフをした場合と、つけっぱなしにした場合では違いがあるのだろうか。エアコンはつけっぱなしで大丈夫なのか、節電の観点からから解説しよう。

エアコンは設定温度に達するまでに多くの電力を消費する

エアコンは外気温と設定温度の差があるほど、運転に必要な消費電力が高くなる。設定温度に到達したあとは、それほど消費電力が高くない。つまり立ち上がりから設定温度に到達するまでが、一番電気代が高くなる傾向があるのだ。

小まめに電源を入り切りすれば、何度も立ち上がりを繰り返すことになる。余計に電力を消費するので、短時間ならエアコンをつけっぱなしにして大丈夫だ。ただし、長時間エアコンを使用しない場合は、一度切ったほうが電気代は安くなるケースもあるので、その時々で判断してほしい。

冷房よりも暖房のほうが電気代が高くなる傾向にある

消費電力は外気温と設定温度の差があるほど高い。冷房よりも暖房のほうがこの差が大きいため、電気代は高くなる傾向がある。たとえば、夏の気温が35度で冷房の設定温度が28度だとすれば差は7度だ。冬の外気温が5度で暖房の設定温度が20度なら差は15度になるため、8度も違うことになる。

小まめに入り切りをしたときの消費電力は、夏より冬のほうが大きくなるとされている。冬は電源を切ると急激に冷えるので、短時間の外出ならエアコンはつけっぱなしでも大丈夫だ。逆に温度差があまりない初夏や夏の夜中であれば、小まめに入り切りしても電気代は上がりにくい。室温や設定温度、外気温を確認して判断することが重要だ。

結論:30分程度の外出ならつけっぱなしのほうが安くなる場合がある

30分以内であれば、つけっぱなしにしたほうが電気代は安くなる可能性が高い。短時間の外出なら電源を入れたままでも大丈夫だ。逆に外出時間が30分以上になる場合、エアコンの電源を切ったほうがよい。

一方で梅雨や夏の夜中など外気温と設定温度の差があまりないときは、20分で切ったほうが消費電力を抑えられるといったデータもある。季節や気温など条件に合わせて、つけっぱなしにするか決めよう。

あわせて実践したい「電気代節約」のコツとは?

冷房なら設定温度を上げ、暖房なら設定温度を下げれば節電になる。ただし、極端に上げ過ぎたり下げ過ぎたりすると、健康に悪影響だ。快適に過ごせる室温を維持しながら、エアコンの電気代を下げる工夫を実践してほしい。効率よくコントロールできるので、運転モードは自動に設定するのがおすすめだ。

冷気は下に、暖気は上にたまる性質があるので、電気代が安いサーキュレーターで空気を循環させよう。室温を均一にできるため、エアコンの効果を実感しやすい。夏は日差しを遮る、冬は日差しを取り込むといったように、ちょっとした工夫も節電につながる。断熱効果があるカーテンで冷気や暖気を逃さないようにすれば、より効果的だ。

2. エアコンは24時間つけっぱなしにしても大丈夫?

一日中家にいるときは、24時間エアコンがつけっぱなしで大丈夫なのだろうか?メリットとデメリットを比較してみよう。

24時間つけっぱなしにするメリットは?

24時間エアコンをつけっぱなしにするのは基本的には大丈夫であり、1日中過ごしやすい温度をキープできる。帰宅したあとも暑さや寒さを感じることなく、就寝中も快適な温度が保たれる。夏の熱中症予防になるのも、24時間エアコンをつけっぱなしにするメリットの1つだろう。

また、冬に心配なのが温度差によるヒートショックが引き起こす心筋梗塞や脳梗塞だ。エアコンをつけっぱなしにして起床時の温度差を減らすことで、ヒートショック対策が可能だ。室温をコントロールして、体への負担を軽減してほしい。

「自動お掃除」「内部クリーン」などの機能が使えないデメリットがある

エアコンは基本的につけっぱなしで大丈夫だが、「自動お掃除」や「内部クリーン」は電源を切ったときに作動する。自動お掃除はフィルターを掃除する機能、内部クリーンは冷房や除湿のあとにたまった結露を乾燥させる機能だ。どちらもエアコンを清潔に保つために必要なので、定期的に電源を切って作動させてほしい。

買物や犬の散歩など、30分以上外出するときにオフにするといった工夫が必要だ。外出をしない場合、エアコンを切ることによる温度変化を避けて電源を切りたい。夏の夜や冬の昼間など、外気との温度差があまりないタイミングがおすすめだ。ストーブや扇風機といったほかの家電を一時的に使ってもよいだろう。

24時間つけっぱなしにするかどうかはケースバイケースで判断を

24時間エアコンをつけっぱなしにするのは、メリットとデメリットがある。快適に過ごせるといった反面、一部の機能が作動しなくなるので注意が必要だ。ケースバイケースで判断することと、電源を切る時間を作ることが重要になる。

3. エアコンをつけっぱなしにする際の注意点

定期的に電源を切ればエアコンはつけっぱなしで大丈夫だが、注意したいポイントもある。トラブルを避けるために、4つの注意点をチェックしておくことが重要だ。

エアコンの稼動中も換気は必要

エアコンをつけたまま窓を開けると暖気や冷気が逃げる。しかし、エアコンは空気を取り込んだあとに温度調整をしてから戻す仕組みなので、基本的に換気ができない。閉め切ったままだと汚れた空気がたまるため換気が必要だ。1時間に5~10分ほど、窓を開けて空気を入れ替えればエアコンがつけっぱなしで大丈夫だ。

空気が乾燥しやすくなる

エアコンの暖房をつけっぱなしにすると空気が乾燥しやすい。肌やのどが乾燥する原因になるので注意しよう。洗濯物を干したり加湿器を活用したりして、湿度をコントロールすることが重要だ。

エアコンの内部に湿気が溜まりやすくなる

冷房や除湿運転をしたあとは結露が発生し、放置すればカビの原因になる。つけっぱなしにすると特に水気がたまりやすいので注意が必要だ。使用後は内部クリーン運転を使って乾燥させれば、カビの発生を予防できる。内部クリーン機能がないなら、代わりに1時間ほど送風運転をしよう。

フィルターに汚れが溜まりやすくなる

エアコンはつけっぱなしで大丈夫だが、使用時間が長いとフィルターが汚れやすい。フィルターのほこりを放置すると、運転効率が悪化したりカビが発生したりするので注意しよう。一般的にフィルターの掃除は2週間に1回が目安だが、1日中つけっぱなしなら1週間に1回ほど掃除したほうがよい。

4. エアコンをつけっぱなしにした場合、人体への影響は大丈夫?

エアコンをつけっぱなしにすると、人体への影響が心配だ。エアコンをつけっぱなしで大丈夫なのか、健康面での対策を説明しよう。

皮膚や粘膜の乾燥を招くことがある

上記でも解説した通り、エアコンをつけっぱなしにすれば空気が乾燥しやすい。とくに冬は湿度が低いので注意が必要だ。暖房で肌や唇、髪が痛んでしまうのはもちろん、湿度が低いとウィルスが繁殖しやすい。しかし、適度に加湿すればエアコンをつけっぱなしでも大丈夫だ。

血行不良や体調不良を招くおそれがある

冷房を使うときは体の冷えに注意しよう。体が冷えすぎると血管が収縮して血行不良の原因になる。さらに室外との温度差で、自律神経のバランスが乱れやすい。足腰の冷えや肩こり、頭痛や食欲不振、下痢など、さまざまな症状に悩まされる原因になり得るのだ。

これらの「冷房病」を防ぐためには、体を冷やしすぎないことが重要だ。エアコンの風に直接当たらないように注意して、設定温度は25~28℃くらいを目安にしよう。適度な運動で血流をよくする、温かい食べ物を食べるといった対策も有効だ。

寝るときのつけっぱなしは睡眠の質に影響を与えることも

適温ならば快適に眠れるため、エアコンをつけっぱなしにしても大丈夫だ。ただし、睡眠中は体温が下がるので、起きているときより体が冷えやすい。冷房の設定温度が低すぎると、体温が下がりすぎる可能性がある。

体が冷えて血行が悪化すれば、眠りが浅くなったり疲れがとれなかったりするので注意が必要だ。夜は日中より設定温度を上げる、タイマーを設定して寝るときだけエアコンを使うなど、体を冷やさないための対策をしよう。設定温度は少し高めの28度前後を目安にしてほしい。

5. エアコンをつけっぱなしにすると壊れる?火事のリスクは?

エアコンの使い方を間違えると、故障や火事のリスクがある。トラブルを避けるために、エアコンをつけっぱなしで大丈夫なのかをチェックしておきたい。

エアコンをつけっぱなしにしていると壊れる?

エアコンの平均的な寿命は10年くらいとされている。十分な耐久性があるため、つけっぱなしで寿命が縮まるということは考えにくい。十分にメンテナンスをしていれば、エアコンはつけっぱなしで大丈夫だ。ただし、掃除を怠るとモーターやコンプレッサーに負担がかかり、寿命が縮まることがあるので手入れが必要だ。

エアコンをつけっぱなしにしても火事にならない?

一般的な使い方なら火事の心配はあまりないため、エアコンはつけっぱなしで大丈夫だ。ただし、エアコンが原因で火事になるケースがあるので注意しよう(※1)。電気コードの接続不良だったり、洗浄液が内部に侵入したりといったことが主な原因だ。

また、コンセントとプラグにほこりがたまると、「トラッキング現象」で発火する可能性がある。小まめな掃除でホコリを除去することが重要だ。電気プラグが変色してる、焦げ臭いにおいがするなど、少しでも異常を感じたら、使用を中止してメーカーに相談してほしい。

6. エアコンを快適に使うなら定期的な電源オフやお手入れも重要

エアコンはつけっぱなしで大丈夫だが、定期的な電源オフやお手入れが必要だ。エアコンの内部はカビが発生しやすいため、電源をオフにして「自動お掃除」や「内部クリーン」を作動させてほしい。

自動お掃除がない機種なら、定期的にフィルターの掃除をしよう。清潔に保つことでカビを予防でき、運転効率もアップする。2週間に1度を目安に掃除すれば、エアコンをつけっぱなしでも大丈夫だ。

また、1年に1回くらいはエアコン内部を掃除したい。内部までキレイに掃除をすれば、エアコンをつけっぱなしにしても大丈夫だ。ただし、エアコン洗浄スプレーを使った掃除は故障のリスクがあるので、専門業者に依頼してほしい。

7. エアコンはつけっぱなしでも大丈夫!注意点も正しく理解して快適に過ごそう

エアコンは立ち上がりのときに一番電力を使用する。外出するのが30分程度の場合は、エアコンはつけっぱなしで大丈夫だ。小まめに電源を切ったときと比較して、かかる電気代が少ない。

また、室内を24時間快適に保ちたいなら、基本的にエアコンをつけっぱなしにしても大丈夫だ。ただし、清潔に保つための機能は停止した後に作動するため、定期的に切るようにしよう。

一方で換気が必要になる、乾燥しやすいといった注意点がある。適温に設定しないと体調を崩すこともあるだろう。しかし、換気や加湿をしたり、室温を適度にコントロールしたりと対策すれば、エアコンはつけっぱなしで大丈夫だ。

結論

小まめに入り切りすると無駄な電力を消費するので、30分以内の外出であればエアコンはつけっぱなしにしたほうがよい。一般的な使い方を守れば故障や火事のリスクも少ないだろう。ただし、電気コードの接続不良やホコリによるトラッキング現象で、発火する可能性があるので注意が必要だ。また、つけっぱなしだとフィルターが汚れやすいため、故障を避けるためにも定期的に掃除をしてほしい。

(参考文献)
※1:内閣府大臣官房政府広報室「扇風機やエアコンで火災発生!安全に使うための注意点とは?」
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201107/1.html#section2
  • 公開日:

    2021年5月 7日

  • 更新日:

    2021年8月 6日

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