1. エアコン修理が必要な場合とは?
エアコンが正常に作動しないと思っていても、実はコンセントを入れ直すなどの簡単な対応で不具合が解消される場合もある。
エアコンを修理する前に、まずは修理が必要な場合とそうでない場合を見極めよう。
エアコンを修理する前に、まずは修理が必要な場合とそうでない場合を見極めよう。
修理が必要か確認する方法
以下の対策を試して不具合が解消された場合、エアコンを修理する必要はないといえる。
- コンセントの抜き差し......コンセントを抜くと、エアコン内部に組み込まれているマイコンという制御装置がリセットされて再起動する。
- リモコンの確認......リモコンの電池を新しいものに交換する。
- 室外機のまわりの確認......室外機の周辺に物がないか、直射日光が当たっていないかをチェックする。これらの状況下では、空気の吸収・排出が妨げられる場合がある。
- フィルターの確認......フィルターにホコリなどの汚れがたまっていないかチェックする。汚れがひどい場合は冷風や温風が出にくくなる。
上の方法を試しても電源が入らない、リモコンが効かない、風が出ない、ルーバーが動かない、水漏れするといった場合は、修理が必要と考えられる。
2. エアコン修理は自分でできる?
エアコンは複雑な構造の機器なので、素人が自分で修理するのは難しい。基本的にはプロの業者に依頼して修理してもらおう。
しかし、掃除やパーツの交換といった簡単なメンテナンスであれば素人でもできる。次からは自分でできる軽い修理方法を紹介する。
しかし、掃除やパーツの交換といった簡単なメンテナンスであれば素人でもできる。次からは自分でできる軽い修理方法を紹介する。
室内機や室外機のフィルター掃除
エアコンの室内機や室外機にはフィルターが付いている。これらはホコリなどで目詰まりしやすく、定期的な掃除が欠かせない。フィルターが目詰まりするとエアコンから風が出にくくなったり、キュルキュルと異音がしたりすることもある。ホコリは古い歯ブラシなどで取り除き、掃除機で吸い取ろう。
ルーバーの交換
吹き出し口のルーバーが損傷している場合は、新しいものと交換するだけでエアコンを簡単に修理できる。メーカーなどからエアコンに合うルーバーを購入し、古いルーバーを取り外して入れ替えよう。
3. エアコン修理を業者に依頼した場合の費用
エアコン修理を業者に依頼した場合にかかる費用は、エアコンの状況と必要な修理内容によって異なる。以下では主な不具合と、その場合の費用相場を解説しよう。
不具合1.電源が入らない場合
この場合は室内機の基板や、「温度ヒューズ」と呼ばれる風の温度を調節するパーツが故障していると考えられる。温度ヒューズの修理は約1万~2万円の費用で済むが、基板の場合は約2万~3万5千円が相場だ。
不具合2.リモコンが効かない場合
エアコン関係の修理費用の中で、リモコンのみの修理がもっとも安く済む。費用は5千~1万円前後が目安だ。
不具合3.風が出ない場合
室内機から冷風や温風が出ない場合は、マイコンやファンモーター、コンプレッサーの故障が考えられる。マイコンの修理には約1万5千~3万円、ファンモーターには約2万~3万円、コンプレッサーには約4万~10万円かかることが多い。特にコンプレッサーが壊れている場合は、エアコンを買い替えたほうが安いだろう。
不具合4.設定した温度の風が出ない場合
この場合は基板などの故障が疑われる。室内機の基板が原因なら約2万~3万円、室外機なら約2万5千~4万円かかるだろう。
不具合5.ルーバーが動かない場合
ルーバー自体が故障している場合は5千~2万5千円、ルーバーを動かすモーターに異常がある場合は約1万~2万円かかることが多い。ルーバー自体が原因であれば、上で紹介したように自分で新しいものと交換するのも手だ。
不具合6.水漏れする場合
室内機から水漏れするなら、ドレンホースの劣化や詰まりが考えられる。ドレンホースの修理費用は約1万~3万円が相場といえる。
エアコン修理にはどれくらいの時間がかかる?
エアコン修理にかかる所要時間は、どの作業もだいたい1~2時間ほどが目安だ。そこまで長くはないが、暑い夏はエアコンが使えないと困る日もあるだろう。さらに夏はエアコン業者にとって繁忙期なので、修理を依頼してもすぐに対応してもらえない場合もある。本格的な夏が来る前に、動作確認を行っておくのがおすすめだ。
4. エアコンの修理費用を節約するコツ
壊れたパーツや状況にもよるが、エアコンの修理費用は約1万~3万円が相場で、それより高くなる場合もあるとわかった。「思ったより高い」とお困りの方向けに、ここでは修理費用を節約するコツを紹介する。
保証期間をチェックする
エアコンを修理に出す前に、まずは保証期間をチェックしよう。保証期間内であれば、不注意による故障以外であれば無料で修理してもらえるだろう。
複数の業者で見積もりを出す
業者に修理を依頼する際は、複数社に見積もりを出して費用を比較するのがおすすめだ。それによって安い費用で修理してくれる業者を見つけやすくなる。
物件の管理会社に相談する
賃貸物件に備え付けのエアコンが壊れた場合は、まず管理会社や大家に相談してみよう。経年劣化などが原因の場合は、管理会社が修理費用を負担してくれることが多い。
エアコンを買い替える
壊れたパーツによっては、エアコンを買い替えたほうが安く済むこともある。修理するより買い替えたほうがいい場合については、次の章で紹介するので参考にしてほしい。
5. 修理よりも買い替えるべきエアコンのサイン
以下では、エアコンを修理するよりも買い替えたほうがいいシーンを紹介する。当てはまると感じた方は、思い切って買い替えを検討してみてほしい。
エアコンを10年以上使っているとき
エアコンの寿命は約10~15年といわれている。それ以上使っているなら、寿命によって故障した可能性が高く、買い替えたほうがよさそうだ。修理しようとしても、そもそも古いエアコンのパーツが手に入らずに修理できないこともある。
冷暖房が効かないとき
エアコンの冷暖房が効かないときは、コンプレッサーが壊れている、冷媒ガスが不足している、ガスが漏れているなどの原因が考えられる。この場合はエアコンを買い替えたほうが安いだろう。
異音がするとき
エアコンから異音がする場合も、コンプレッサーの異常が疑われる。フィルターやルーバーが原因でない場合は、エアコンを買い替えたほうが安くなりやすい。
結論
エアコンの本格的な修理は自分ではできないが、フィルター掃除やルーバーの交換であれば素人でもできる。それ以外の不具合はプロの業者に依頼して直してもらおう。場合によっては買い替えたほうがお得なこともあるので、状況にあわせて検討することが大切だ。