1. 換気扇のタイマースイッチとは?

換気扇のタイマースイッチとは、設定した時間に、自動的に換気扇の運転を停止させる装置である。まずは換気扇のタイマースイッチの種類や、メリットを見てみよう。
タイマースイッチの種類はいろいろ!
換気扇のタイマースイッチは、メーカーによっていろいろな種類がある。一時動作や遅れ停止などができるタイプや、ゼンマイのようにツマミを回して時間を設定するタイプ、ゼンマイとスイッチを併用するタイプなど、使い方もさまざまだ。換気扇のタイマースイッチの導入を検討しているのであれば、必要な機能や使い方をチェックして比較してみよう。
消し忘れ防止に!
入浴後やトイレの使用後に換気扇を回し、そのまま消し忘れることはないだろうか。タイマースイッチを使用すれば、設定した時間で自動的に切れるため、換気扇の消し忘れを防止できる。
外出前にも換気扇を回せる!
タイマースイッチは、消し忘れの防止以外に、外出前の換気扇の運転にも便利だ。たとえば朝、仕事に行く前にシャワーを浴びることはないだろうか。しっかりと換気をしておきたいが、帰宅するまでの間ずっと換気扇を回しっぱなしにするのは気が引けるという方も多いはずだ。タイマースイッチがあれば、設定した時間に運転を停止できるため、安心して換気扇を回したまま出かけることができる。
2. 換気扇タイマースイッチを自分で交換してもいい?

換気扇のタイマースイッチの交換を業者に依頼する手間や費用が気になり、自分で交換したいと考えることもあるかもしれない。しかし、タイマースイッチの交換は、基本的には業者に依頼する必要がある。
換気扇のタイマースイッチ交換には資格が必要!
換気扇のタイマースイッチそのものは、ネットなどでも数多く販売されている。手に入れることは簡単だ。ただし、タイマースイッチの交換の際に行う配線作業には、電気工事士の国家資格が必要になる。これは電気工事士法によって定められているため、資格がなければ自力での交換はできない。配線作業は、感電や漏電による火災などの事故につながる恐れがあり、非常に危険である。必ず資格を持っているプロに任せよう。
賃貸住宅では家主や管理会社への連絡が必要!
賃貸住宅にお住まいであれば、換気扇のスイッチをタイマー式のものに交換する際に家主や管理会社への連絡が必要だ。勝手に行ってしまうと、金銭面などのトラブルになる可能性がある。タイマースイッチに交換したいときは、必ず前もって相談しておこう。
3. 換気扇のタイマースイッチの交換費用

換気扇のタイマースイッチは電気工事士の資格がないと交換ができないため、業者への依頼が必要だ。そこで気になるのが、業者にタイマースイッチの交換を依頼する費用ではないだろうか。
タイマースイッチ交換費用の相場
換気扇のタイマースイッチ交換を業者に依頼する費用は、5,000〜10,000円程度が目安。これは、タイマースイッチの本体価格に施工費をプラスした金額だ。ただし、高機能なタイマースイッチは目安よりも高くなる可能性がある。必要な機能をよく検討して選ぶとよいだろう。
業者によっても費用が異なる
業者によって、換気扇のタイマースイッチの交換にかかる費用は異なる。料金表示も、タイマースイッチ本体価格と施工費が含まれている場合や、施工費のみが記載されている場合があるため、しっかりと確認しておこう。さらに、古いスイッチの処分費用や、出張費などが追加されることもある。当日になって予想以上の請求になるなどのトラブルを避けるために、前もって見積もりを出してもらうと安心だ。
結論
換気扇のタイマースイッチは、自動で運転を停止してくれる便利な装置。消し忘れを防ぐことができ、あらかじめ時間を設定しておけば、換気扇を回したままの外出も安心だ。ただし、タイマースイッチの交換には電気工事士の資格が必要になるため、自分で行うことはできない。業者に依頼して、交換してもらおう。