目次
1. ドライフラワー作りに失敗しないためのポイント

ドライフラワーの作り方は意外に簡単だが、知っておきたいポイントがある。ドライフラワー作りに失敗しないために、ポイントを押さえよう。
新鮮な花を使う
作り方は後述するが、すべて共通して新鮮な花を使うのがポイントである。開花してすぐの花でドライフラワーを作ろう。
ドライフラワーに向いている花を使う
花にはさまざま種類があるが、ドライフラワー向きのものとそうでないものがある。キレイなドライフラワーに仕上げるためには、バラやかすみ草、スモークツリーなどの適した花を使うのがポイントだ。
2. ドライフラワーに向いている花とできあがるまでの日数

先ほど解説したとおり、作り方のポイントの1つはドライフラワーに適した花を使うことだ。具体的にどのような花がドライフラワー向きなのか、できあがるまでの日数などをあわせて見ていこう。
バラ
バラはドライフラワーにすると色が大きく変化し深まるのが特徴だ。おおよそ10〜14日ほどでできあがる。
かすみ草
ドライフラワーによく用いられる、小さな花が可憐(れん)でかわいいかすみ草。ドライフラワーにしても見た目が大きく変わらないのが特徴だ。5〜7日ほどでできあがる。
スモークツリー
毛足の長いフワフワとした見た目が特徴的なスモークツリーは、インテリアとしても人気だ。ドライフラワーにしてもあまり見た目が変わらないため、よく使用される。
ユーカリ
コアラの餌として有名なユーカリは、花材としても人気だ。水分が抜けやすくドライフラワーにも適しており、10〜14日ほどでできあがる。
スターチス
鮮やかな色が印象的なスターチス。ドライフラワーにしても大きく退色せず、おおよそ5〜7日ほどでできあがる。
ビオラ
冬から春にかけて色鮮やかな花を咲かせるビオラ。ビオラには後述するシリカゲル法という作り方がおすすめで、短時間でキレイなドライフラワーに仕上がる。
ミモザ
黄色い小さな花が愛らしいミモザは、リースやスワッグなどにおすすめだ。ドライフラワーにしても退色しづらく、花材としても人気がある。
ラベンダー
ラベンダーは水分が少なく厚みがあるため、ドライフラワー向きの花だ。ドライフラワーにすると、見た目はもちろん香りも楽しめる。
千日紅
コロンとしたフォルムと色鮮やかさが特徴的な千日紅。ドライフラワーにしても退色しづらく、長く楽しめる。水分量も少なく、初心者にもおすすめの花だ。
ドライフラワーに向かない花は?
水分を多く含んでいる花は、乾燥までに時間がかかってしまう。その間に色が悪くなってしまうことから、ドライフラワーには向かない。また、小さすぎる花は乾燥させることでさらに小さくなってしまうため、注意が必要だ。
3. ドライフラワーの作り方|ハンギング法

ドライフラワー作りに失敗しないポイントや、向いている花の種類などが分かったところで、作り方を見ていこう。まずは、ハンギング法での作り方を解説する。
ハンギング法は最も簡単な方法
花を逆さにしてつるし、乾燥させる方法がハンギング法だ。ドライフラワーの作り方としては、一番簡単で手軽な方法といえる。
ハンギング法によるドライフラワーの作り方
麻ひもなどで花の茎をしばり、風通しがよい日陰につるしておくと、1〜2週間でドライフラワーが完成する。花は基本的に、一輪ずつつるすとよい。水に浸けていた花をつるす場合は、浸かっていた部分をカットして不要な葉も取り除いておこう。
4. ドライフラワーの作り方|ドライインウォーター法

ドライインウォーター法も、比較的手軽にできるドライフラワーの作り方だ。ハンギング法のように逆さにしないため、仕上がりに違いがある。
ドライインウォーター法も比較的簡単な方法
花を少量の水に挿してそのまま少しずつ乾燥させるため、飾りながらドライフラワーにできる。紫陽花やかすみ草など、丸みのある形やふっくらとした状態をキープしたい花におすすめの方法だ。
ドライインウォーター法によるドライフラワーの作り方
花瓶に1〜5cmほどの水を入れ、花を挿す。風通しのよい場所に置いて乾燥させ、約1〜2週間でドライフラワーの完成だ。手軽な方法だが、水分が蒸発するまでに時間がかかるぶん、花の色が退色して悪くなるおそれがある。また同様の理由から、枝や茎が折れ曲がりやすい花も不向きだ。
5. ドライフラワーの作り方|シリカゲル法

シリカゲル法は、バラやビオラなどの花弁の多い花に適したドライフラワーの作り方だ。
シリカゲル法は色がキレイに残りやすい
ドライフラワー用のシリカゲルを使用する方法で、花の色や形をキレイに仕上げられる。
シリカゲル法によるドライフラワーの作り方
花の茎を短くカットする。プラスチックの食品保存容器やビンなどの密閉できる容器を用意し、シリカゲルを1cmほど入れてその上に花を置く。さらにその上からシリカゲルをそっと丁寧にかけ、完全に埋める。密閉して1週間ほどでドライフラワーの完成だ。
6. ドライフラワーの作り方|グリセリン法

4つ目のドライフラワーの作り方がグリセリン法だ。グリセリン溶液でドライフラワーを作る方法で、2種類のやり方がある。
グリセリン法は色やボリュームを残しやすい
ドライフラワーにしても花の色やボリュームを残しやすいグリセリン法。木の実や葉のついた枝にもおすすめの作り方だ。
グリセリン法によるドライフラワーの作り方
グリセリンに「浸ける」または「吸い上げさせる」2種類の方法がある。グリセリンと熱湯を1対3の割合で混ぜ、冷ましてグリセリン溶液を作る。浸す場合は、この溶液に花や木の実などを浸けてラップをかけておく。1週間ほど置いたら取り出して、液を拭き取って完成だ。
吸い上げさせる場合は、同じ要領で作った溶液に花を挿し、冷暗所に置く。7〜10日ほど置き、花や葉の表面にグリセリンがしみ出てきたら完成だ。
吸い上げさせる場合は、同じ要領で作った溶液に花を挿し、冷暗所に置く。7〜10日ほど置き、花や葉の表面にグリセリンがしみ出てきたら完成だ。
7. バラとかすみ草を使ったドライフラワーの作り方にチャレンジ!

ここまで解説してきたポイントや作り方を踏まえ、バラとかすみ草のドライフラワーの作り方を見ていこう。
花の水揚げをして開花させる
水揚げとは、水の中で茎の先端から数センチのところで斜めに切ることだ。花の茎が水を吸いやすくするために行う。そしてドライフラワーは蕾(つぼみ)が開いてから作るため、開花させよう。
枝や葉をカットする
開花したら茎を好きな長さにカットする。そのほかにも、重なっている葉や、ひもを結ぶ位置に枝があればカットしておこう。
ひもを結ぶ
ハンギング用のひもを茎に巻きつけて結ぶ。バラは一輪ずつ結び、かすみ草は花や葉が重ならないようにしながら結ぼう。
つるして乾燥させる
1〜2週間ほど、風通しのよい場所につるして乾燥させる。バラとかすみ草が乾燥すれば、ドライフラワーのできあがりだ。
8. スワッグにアレンジする方法

先ほどの手順で作ったバラとかすみ草のドライフラワーをスワッグにアレンジするのもオシャレでおすすめだ。ドライフラワーのスワッグの作り方を解説しよう。
必要なもの
・バラとかすみ草(ドライフラワー)
・はさみ
・輪ゴム
・麻ひも
・お好みのリボン
・はさみ
・輪ゴム
・麻ひも
・お好みのリボン
余分な葉や傷んだ花などをカットする
茎の先端から10cmほどの部分にある余分な葉や、傷んだ花などをカットして取り除いておく。
花束のように重ねる
バラとかすみ草のドライフラワーを、花束のように重ねる。背丈の高いものは後ろへ、低いものは手前に持ってくるとバランスがよい。正面を考えながら、花がしっかりと見えるように重ねよう。
輪ゴムでまとめて麻ひもで結ぶ
ドライフラワーを重ねたら輪ゴムでひとまとめにする。その上から麻ひもでしっかりと結ぶ。
茎の長さをそろえる
不ぞろいになっている茎の先端をカットして長さをそろえる。
リボンを結んで完成
麻ひもの上からお好みのリボンを結べば、ドライフラワーのスワッグの完成だ。
9. ドライフラワーの作り方でよくある疑問と答え

ドライフラワーの作り方のよくある疑問に答えていこう。
ドライフラワーを楽しめる期間は?
ドライフラワーを楽しめる期間は、花の種類によって異なる。おおよそだが、空気に触れる状態で半年〜1年ほど楽しめるだろう。シリカゲル法で作ったドライフラワーは、密閉容器に入れていれば数年以上楽しめる。
ドライフラワーにするタイミングは?
ドライフラワーは新鮮な花を使うのがポイント。蕾のままドライフラワーにすると、乾燥までに時間がかかるため色が悪くなる。花を楽しんだ後も、色が悪くなってしまうため、開花したらすぐにドライフラワーを作ろう。
ドライフラワーを飾るのに適した場所は?
ドライフラワーは直射日光の当たらない風通しがよい場所に飾るのがおすすめだ。油や水気の多いキッチンなどは避けよう。
ドライフラワーをより長く楽しむには?
ドライフラワーを長持ちさせるためには、湿気と紫外線に注意することが重要だ。梅雨の時期などはどうしても湿気によって色が悪くなりやすい。乾燥剤を入れた、紫外線を通さないケースなどで保管してもよいだろう。
10. ドライフラワーの作り方は簡単!季節ごとの彩りを楽しんでみては?

ドライフラワーはすでにできあがったものを購入することが多いかもしれないが、作り方は意外と簡単である。庭やベランダで育てた花をより長く楽しむために、ドライフラワーにするのもおすすめだ。季節ごとの彩りを、ドライフラワーで楽しんでみてはいかがだろう。
結論
ドライフラワーには4つの作り方がある。逆さにつるすハンギング法や水に挿して乾燥させるドライインウォーター法のほか、シリカゲルやグリセリンを使う方法など、当記事を参考に挑戦してみてほしい。失敗しないポイントを押さえれば、キレイなドライフラワーに仕上げられるだろう。