1. タクシー代の計算は「初乗り運賃+加算運賃」が基本

一般的なタクシーの料金は、「初乗り運賃+加算運賃」が基本の計算式となる。
初乗り運賃
タクシー会社、もしくは地域ごとに定められた初乗距離に達するまでの料金。たとえば、初乗り運賃が「最初の1.052まで400円」という設定のタクシーの場合は、走行距離が500mでも初乗り運賃の400円が請求される仕組みだ。なお、初乗距離を超えた時点で、後述する加算運賃が初乗り運賃に上乗せされる。
加算運賃
初乗り距離を超えた時点で発生する加算料金。タクシーは「時間距離併用型」 という料金システムを導入しており、「時間」と「距離」が増えるごとに料金が上乗せされていく計算式になっている。
タクシーは上記のとおり、「初乗り運賃+加算運賃」でおおよその乗車料金が決まる。しかし、この基本の計算式のほかに待機運賃がかかったり、時間に応じて料金が加算されたり(時間距離併用運賃)することを知っておこう。なお、料金は地域やタクシー会社によって違いがあるのも特徴だ。
タクシーは上記のとおり、「初乗り運賃+加算運賃」でおおよその乗車料金が決まる。しかし、この基本の計算式のほかに待機運賃がかかったり、時間に応じて料金が加算されたり(時間距離併用運賃)することを知っておこう。なお、料金は地域やタクシー会社によって違いがあるのも特徴だ。
2. タクシー代の計算を複雑にするオプション加算とは?

タクシー代は、基本料金となる計算式「初乗り運賃+加算運賃」に、追加料金が発生するオプション加算というものがある。ここでは、タクシー代の計算を複雑にするオプション加算について見てみよう。
送迎料金
電話などで指定した場所にタクシーの配車依頼をする場合に生じる追加料金。正式には「迎車回送料金」と呼ばれる。全国すべてのタクシー会社が送迎料金を導入しているわけではなく、100円から東京都内では400円前後と金額も会社ごとにさまざまだ。
予約料金
配車時間を指定する場合に生じる追加料金。迎車料金と同額に設定しているところが多い。
待機料金
配車依頼後、タクシーが指定の場所に到着してからしばらく待機させたり、移動中にコンビニなどに立ち寄って待機させたりした場合に生じる料金。一般的には、タクシーが着いてから5分以上経過するとメーターが入ることが多い。
また、タクシー代は前述のとおり「時間距離併用運賃」でも計上される仕組みだ。送迎タクシーを長く待たせすぎてしまうと時間に応じてメーターが回り、料金が加算されてしまうので注意しよう。
また、タクシー代は前述のとおり「時間距離併用運賃」でも計上される仕組みだ。送迎タクシーを長く待たせすぎてしまうと時間に応じてメーターが回り、料金が加算されてしまうので注意しよう。
深夜早朝割増
深夜から早朝の時間帯にタクシーを利用する際の割増料金。タクシー会社の多くは、22時から5時までの7時間を当該時間としているが、この時間設定も地域によってまちまちだ。
上記のほかに障害者割引や、運賃メーター表示額が上限を超えた場合に、超えた金額に割引を適用する長距離割引などもある。タクシー代を計算する際は、これらオプション加算があることを知っておこう。
上記のほかに障害者割引や、運賃メーター表示額が上限を超えた場合に、超えた金額に割引を適用する長距離割引などもある。タクシー代を計算する際は、これらオプション加算があることを知っておこう。
3. タクシー代の目安を事前に計算できる方法を紹介!

タクシー代の目安を事前に知りたい場合は、以下の計算方法がおすすめだ。
タクシー代は「距離×km単価」で計算する
マップアプリなどで目的地までの距離を調べ、km単価を掛け算すれば、目的地までのおおよその金額が把握できる。正しいオプション加算などは含まれないので、あくまで概算と心得ておこう。
タクシー代は計算サイトを活用する
Web上には、タクシー料金検索サイトが多数ある。乗車場所と降車場所を入力するだけで、日本全国の地域に対応したタクシー料金を算出できるので便利だ。
乗る前に運転手にタクシー代を聞くのも手
一番簡単な方法が、この「タクシー運転手に乗車前におおよその料金を確認する」というものだ。タクシー代は地域やタクシー会社によって料金設定がさまざまなので、乗車予定のタクシー運転手に直接聞くのが手っ取り早く、確実な方法といえる。
結論
タクシーは乗車前にいくらかかるのか、ある程度把握しておくと安心して利用できる。「初乗り運賃+加算運賃」という基本の計算式のほかに、タクシー会社ごとに設定されたオプション料金が加算されることを知っておこう。タクシー料金検索サイトも多数あるので、お気に入りのサイトをいくつかブックマークしておくと外出先で心強く、おすすめだ。