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冬に植物を育てるなら?寒さに強い品種と育てるコツを紹介

冬に植物を育てるなら?寒さに強い品種と育てるコツを紹介

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

鉛筆アイコン 2021年10月12日

植物といえば春や夏のイメージが強いが、耐寒性が強い品種なら寒い冬でも育てられる。冬だからこそ楽しめる植物や花も多いので、ぜひチェックしてほしい。この記事では冬でも育てやすいおすすめの植物を紹介する。耐寒性や育てるときのコツなど、基本的な知識と併せてまとめた。

  

1. 冬でも花や植物を育てられるの?

冬に植物や花を育てるまえに、チェックしておきたい基礎知識を解説する。育てるメリットと合わせて紹介するので、ぜひ参考にしてほしい。

耐寒性を確認

植物にはさまざまな種類があるが、冬でも育てられる品種は多い。植物を選ぶときは、ラベルで耐寒性をチェックしておこう。「最低温度」や「非耐寒性」といった表示が目安になる。

最低気温が10℃以上の植物は耐寒性がなく、0℃~10℃なら防寒対策が必要だ。0℃以下なら寒さに強い品種なので初心者でも育てやすいだろう。秋植えの一年草は耐寒性が強い傾向があるため、そちらも参考に選んでほしい。

冬に植物を育てるメリット

冬には多くの植物が葉を落とすので殺風景になりがちだ。しかし、庭や室内で耐寒性の強い植物や花を育てれば、パッと華やいだ印象になるだろう。クリスマスやお正月などのイベントを彩る飾りとしてもおすすめだ。

また、冬は水やりの回数が少なくてよいので植物が育てやすい。花の鑑賞期間が長い品種も多いため、長期間楽しめるのがメリットだ。また、暑い季節と比較して植物が成長する速度が遅いため、寄せ植えをしたときにレイアウトがくずれにくい。

2. 冬の寒さに強いおすすめの植物

冬でも育てやすいおすすめの植物を8つに厳選した。それぞれの特徴について詳しく解説しよう。

クリスマスローズ

寒さに強く冬に美しい花を咲かせる植物だ。花の色や形のバリエーションがとても多く、好みの花から選べるだろう。ただし、暑さは苦手なので植える場所には注意が必要だ。庭植えなら半日陰に植え付け、鉢植えの場合は暑い季節は涼しい日陰に移動しよう。

スノードロップ

スノードロップには「春の使者」という別名もあり、寒い春先に純白の花を咲かせる。球根を地植えすればあまり手入れをしなくても育つので、初心者にもおすすめだ。ただし、球根は毎年大きくなっていくため、間隔を広めに空けて植えてほしい。

パンジー・ビオラ

冬から春までの長い開花期間と種類の多さが特徴の植物だ。4~5cm以上あるものをパンジー、それ以下の小さな品種がビオラとされる。色やサイズの組み合わせて植えれば、さまざまなデザインが楽しめるだろう。日光をしっかりと当て、咲き終わった花を小まめに摘み取るのが育て方のポイントだ。

ガーデンシクラメン

シクラメンの中でも、小さく耐寒性がある品種がガーデンシクラメンとされる。屋外でも育てられるが、雪や霜には注意が必要だ。日当たりがよく雪が当たらない場所を選んで植えて、霜対策もしっかりしておこう。

ウインターコスモス(ビデンス)

耐寒性が高く霜に当たっても枯れる心配が少ない。日当たりのいい場所で育てれば、コスモスに似た小さな花を咲かせるだろう。乾燥にも強いため水やりをあまりしなくても元気に育つ。

プリムラ

いろいろな品種があるが、冬に育てるなら寒さに強い「プリムラジュリアン」「プリムラポリアンサ」がおすすめだ。一重咲きや八重咲き、バラ咲きなどいろいろな形があり、カラーバリエーションも豊富だ。よく日を当てて、枯れた花を摘み取ることで、たくさんの花を咲かせられるだろう。

フクジュソウ

名前には「幸福」や「長寿」といった意味があり、縁起がよい植物とされている。多年草なので、一度植えれば次の年も楽しむことができるだろう。花の色は黄色が一般的だが、白やオレンジのフクジュソウもある。

スイセン

非常に品種が豊富で数万以上にもなる。色や咲き方、育てやすさに違いがあるので、比較してから選んでほしい。9月下旬~10月上旬に球根を植え付けるのがポイントだ。多年草の一種なので、球根が大きく育てば来年以降もまた花を楽しめるだろう。

3. 冬に植物を育てるときのコツ

適切に管理すれば寒い冬でも植物は元気に育つ。育て方のポイントを紹介するので、ぜひ参考にしてほしい。

水やりは晴れた日の午前中

夕方に水やりをすると根が冷えたり凍ったりしやすい。冬は気温が高い晴れた日の午前中に水やりをしよう。室内で育てている植物は蒸れやすいので、葉や花に水をかけないよう根元に水やりをする。

乾燥したら水やりをする

土が乾燥したのを確認してから水やりをしよう。屋内で育てていると暖房などで乾燥しやすいので、小まめなチェックが必要だ。加湿の原因になるので、鉢皿にたまった水はすぐに捨てる。屋外は表面が乾いていても内部に水が残っている可能性が高いため、乾燥してから2~3日ほどたってから水やりをしてほしい。

花がらを小まめに詰む

枯れた花は小まめに摘み取ることが重要だ。枯れた花を放置していると種ができて栄養が取られる。また、風通しが悪くなってしまい、病気にかかりやすくなるので注意が必要だ。美しい見た目を維持するのはもちろん、長く楽しむためにもしおれた花は早めに摘み取ろう。

雪対策と霜対策が重要

雪や霜は植物にダメージを与える。鉢植えは室内に入れることで雪や霜を防げるだろう。地植えの場合は、ダンボールや不織布、底をカットしたペットボトルをかぶせて雪よけをする。霜対策にはウッドチップやビニール、ワラ、腐葉土で土の表面を覆う「マルチング」が有効だ。

植物を観察して防寒対策をする

冬に育つ植物でも種類によって耐寒性は大きく異なる。成長が止まったり元気がなかったりするときは防寒対策をしよう。室内に入れる、マルチングをするなどの雪や霜対策は、防寒としてもおすすめだ。植木鉢で育てているなら、日中に日当たりのよい場所に移動させたり、鉢を二重にしたりといった方法も効果がある。

結論

冬だからこそ楽しめる植物は多く、耐寒性の強い品種を選べば簡単に育てられる。クリスマスローズやガーデンシクラメン、スイセンなど、寒さに強い植物からお気に入りを見つけよう。ただし、冬に植物を育てるにはコツが必要だ。水やりや防寒対策など、育てるために必要な知識を確認しておこう。
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  • 更新日:

    2021年10月12日

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