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油汚れ落としの効果的な方法を徹底解説!応急処置方法も紹介

油汚れ落としの効果的な方法を徹底解説!応急処置方法も紹介

投稿者:ライター ブルーナ明子 (ぶるーなあきこ)

鉛筆アイコン 2021年10月11日

調理中や食事中に誤って衣類を油で汚してしまうこともあるだろう。しかし、油汚れは洗濯機で洗うだけではシミとなって残ってしまうこともある。そこで今回は、シミを残さずに済む油の汚れ落とし方法と洗濯のコツ、あると便利なアイテムについて解説しよう。時間が経過した後の汚れの見分け方も紹介するので、効率的な対処に役立てていただきたい。

  

1. 油ジミの見分け方と汚れ落とし方法の基本

こちらでは、水溶性と脂溶性の汚れの見分け方と汚れ落とし方法の基本について解説しよう。

脂溶性のシミの特徴

水溶性の汚れの場合は、汚れた部分に水を少し垂らして少し時間を置くと汚れが少し外側に広がっていくのに対し、脂溶性は汚れが薄くなったり広がったりしない。これは、水に油が溶けにくい性質を利用した方法であるため、汚れの変化の状態を注意して観察してほしい。

油は温度が上昇すると粘度が低下して生地繊維から浮きやすくなる性質があるため、可能であればお湯で洗うとキレイに汚れ落としができる。動物性油では約40度、植物性では約60度で汚れ落としがしやすくなる。しかし、生地の素材によって耐熱性が異なるため、生地を傷めないためにも先に洗濯表示タグで耐熱性を確認することが大切だ。また、油汚れを落とすには、中性の食器用洗剤や酸性の油汚れを中和させることのできるアルカリ性洗剤が効果的である。

基本の汚れ落とし方法

  • 布巾などを使用して表面に付着した固形物の汚れを拭き取る
  • バケツなどに40度程のお湯を溜めて、油汚れがある部分を浸し、油汚れを浮かせる
  • 台所用洗剤を汚れに付けて優しく揉み洗いしたり、押し洗いしたりして汚れを生地から押し出す
  • 洗濯用のブラシや歯ブラシを用いて繊維の奥の油汚れまでかき出すように洗う
  • 洗面器に清潔なぬるま湯を注ぎ、お湯が濁らなくなるまで洗剤を洗い流す
  • 洗濯機を使用できる素材は、仕上げに洗濯機で洗濯する

2. 油が付いてしまった時の汚れ落とし対処法

こちらでは、外出先などで服に付いた油の汚れ落としの応急処置方法解説しよう。

必要な道具

  • 清潔なティッシュペーパーや紙ナプキン、ハンカチなど
  • 石けんやハンドソープ

応急処置方法

  • 表面に付着した固形物の汚れを取り除く
  • 乾いたティッシュペーパーや紙ナプキン、ハンカチなどを使用し、押さえるようにして汚れの外側から油分を吸い取る
  • 乾いたティッシュペーパーなどを汚れ落としをしたい部分の裏側に当てる
  • 少量の水分を含ませたティッシュペーパーなどに石けんやハンドソープを付けて油汚れになじませる
  • 石けん成分がなくなるまで、少量の水分を含ませたティッシュペーパーなどで汚れを押さえて繰り返し移し取る
    ※擦り取ると汚れを広げてしまう可能性があるため、汚れは必ず押さえて移し取る
  • 最後に乾いたティッシュペーパーで水分を押さえて汚れ落としの応急処置を完了する

3. 効果的な油汚れ落としアイテムと洗濯のコツ

油汚れ落としに役立つアイテム

油汚れ落としに準備しておくと役立つ洗剤は、主に食器用洗剤、アルカリ性洗剤、クレンジングオイルである。食器用洗剤は中性であるためさまざまな素材に使用できるが、アルカリ性洗剤は絹やウールなどの素材を傷めてしまうため注意が必要だ。アルカリ性洗剤を使用するときには、必ず洗濯表示タグで使用の可否を確認していただきたい。
クレンジングオイルは洗浄力が高いが、衣類が濡れた状態では洗浄力が低下するため、乾燥した状態で使用することがポイントになる。
油汚れ落としに役立つほかのアイテムは、洗濯用ブラシや歯ブラシ、ぬるま湯を溜めることのできるバケツや洗面器である。また、洗剤を使用するときには肌荒れを防ぐためにゴム手袋なども備えておくとよいだろう。

洗濯のコツ

キレイに油汚れ落としをしたい場合は、繊維の奥に汚れが入り込む前にできる限り早い時期に洗うことだ。また、洗うときには水ではなく素材に適した温度のぬるま湯を使用すると、効果的に汚れを取り除くことができる。

4. 頑固な油汚れ落としにはクレンジングオイル

クレンジングオイルは、油分を多く含む化粧品をしっかりと肌から取り除くことができるほど高い洗浄力をもつ。また、時間が経過して繊維の奥にしみこんだ頑固な油汚れ落としとしてもクレンジングオイルは効果がある。こちらでは、頑固な油汚れにクレンジングオイルを使用する方法を解説しよう。

クレンジングオイルを使用する方法

  • 油汚れの部分にクレンジングオイルを十分につけ、押したり揉んだりしながら汚れにクレンジングオイルをなじませる
  • 3分から5分ほどの時間を置き、クレンジングオイルにしっかりと油汚れを吸着させる
  • お湯に濁りがなくなるまで、ぬるま湯でしっかりとすすぐ
  • 仕上げに洗濯機で洗い、油汚れ落としを完了する

結論

今回は、シミを残さずに済む油の汚れ落とし方法と洗濯のコツ、あると便利なアイテムについて解説した。紹介した汚れの見分け方や洗濯のコツの知識を活用して、大切な衣類の汚れをシミを残さずに効果的に取り除いていただきたい。
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  • 更新日:

    2021年10月11日

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