目次
1. シャワーヘッドは交換するもの?

シャワーヘッドはそもそも交換するものなのだろうか。交換するメリットやデメリット、交換のタイミングなどを解説しよう。
シャワーヘッドを交換するメリットとデメリット
シャワーヘッドには、製品によってさまざまな機能や違いがある。新しいシャワーヘッドに交換することで、節水効果や水圧調整、一時止水機能などが期待できるだろう。古いシャワーヘッドの内側に汚れが溜まっているケースもあるため、交換することで清潔にシャワーを使えるのもメリットだ。
デメリットとしては、交換の費用や手間がかかるといったくらいだろう。
デメリットとしては、交換の費用や手間がかかるといったくらいだろう。
シャワーヘッドの交換時期とは
シャワーヘッドの寿命は、約5〜15年といわれている。やぶれやヒビ割れ、水漏れがある場合や、ホースにカビが発生している場合は、すぐに交換するとよい。
シャワーヘッドは賃貸でも交換できる?
賃貸の場合は、原状回復できるようにしておけば基本的には問題ない。しかし念のため、大家や管理会社に確認をとっておくと安心だ。
2. シャワーヘッドを交換するにあたっての確認事項

シャワーヘッドを交換するにあたって、いくつか確認しておきたいことがある。次の項目をチェックしておこう。
メーカー
国内メーカーであれば、ホースとシャワーヘッドが異なるメーカーでも基本的には取り付けられる。LIXIL(INAX)やTOTOなどのホースであれば、たいていのシャワーヘッドはそのまま取り付け可能だ。
サイズ
ホースとシャワーヘッドのネジサイズに注意しよう。KVK、MYM、ガスターなどのメーカーはネジ山が合わないため、付属のアダプターが必要になるのだ。
また、海外製のメーカーは、アダプターがあっても取り付けできないケースがある。
また、海外製のメーカーは、アダプターがあっても取り付けできないケースがある。
シャワーヘッドが外れるか
シャワーヘッドが外れるかを確認しておこう。ホースとシャワーヘッドが一体化している外れないタイプは交換できないからだ。ホースからシャワーヘッドが外れない場合は、ホースごと交換する必要がある。
3. シャワーヘッドを交換するなら機能性にも着目しよう

シャワーヘッドを交換するのであれば、機能性にも着目したい。たとえば、次のような機能はいかがだろう。
節水機能や手元止水ボタン付きのシャワーヘッド
シャワーの水の穴を小さくしたり、少なくしたりすることで節水できるシャワーヘッドもある。また、毎回蛇口でシャワーを止めるのは面倒だが、手元止水機能があればこまめな節水ができるだろう。水道代の節約を考えると、節水機能や手元止水機能付きのシャワーヘッドがおすすめだ。
塩素除去作用のあるシャワーヘッド
水道水に含まれている塩素が気になる方は、塩素除去作用のあるカートリッジ付きのシャワーヘッドがおすすめだ。ただしカートリッジを定期的に交換する必要がある製品が多いため、コストがかかる点は知っておきたい。
美容効果が期待できるシャワーヘッド
肌が潤う、毛穴の汚れをかき出すといった美容効果が期待できるシャワーヘッドも多い。マイクロバブルなど、美容に嬉しい機能もチェックしてみよう。
4. シャワーヘッドの交換方法

シャワーヘッドの交換方法を解説する。知らなければ難しそうなイメージがあるかもしれないが、実は意外なほど簡単だ。
シャワーヘッドの取り外し方
シャワーヘッドとホースの間を回すだけで簡単に取り外せる。左方向に回してみよう。
新しいシャワーヘッドの取り付け方
新しいシャワーヘッドの取り付け方は、外すときと逆に回すだけである。こちらも非常に簡単にできるだろう。
シャワーヘッドが外れないときは?
本来外れるはずのシャワーヘッドが外れないときは、古くなって水垢などがこびりついているかもしれない。そういった場合は、ゴム手袋をすると外れやすくなる。それでも外れないときは、ホースごと交換してしまおう。
5. シャワーホースの交換方法

シャワーヘッドを交換したことでホースの古さが目立ったり、色が合わなくなったりするかもしれない。シャワーヘッドを交換する際に、ホースも交換してしまってはいかがだろう。
シャワーホースの交換方法
- シャワーホースを手で回して混合水栓から取り外す
- 新しいシャワーホースを手で回して混合水栓に取り付ける
シャワーホースもヘッドと同様に、基本的には手で回すだけで付け外し可能になっている。水垢で固まっていて外れないときは、モンキーレンチやプライヤーを使うとよいだろう。壁との距離が近く自力で外すのが難しい場合は、混合水栓ごと外すことになる。自力では少し難しいため、無理せず業者に依頼するとよいだろう。
水栓メーカーの確認もお忘れなく
シャワーヘッドと同様、ホースも水栓と合うかどうかを確認しておく必要がある。水栓金具に記載されているメーカーを確認しよう。
6. シャワーヘッドを清潔に使うためのお手入れ方法

シャワーヘッドを交換したら、長く清潔に使っていきたいものだ。シャワーヘッドの交換方法に加え、お手入れ方法も知っておこう。
歯ブラシと中性洗剤を使ったお手入れ方法
ある程度汚れが溜まっているときは、歯ブラシやスポンジに中性洗剤を使い、こすり洗いをする方法がある。ただし、メタルなど傷つきそうな素材には注意してほしい。
水垢対策にはこまめに水滴を拭き取ること
シャワーヘッドの水滴を放置すると、頑固な水垢や汚れになってしまう。こまめに水滴を拭き取るのが望ましい。使用後は水気を切るよう習慣づけてみよう。
専用アイテムを使ったお手入れ方法もおすすめ
シャワーヘッドの穴の汚れを掃除できる専用ブラシや、つけ置きができるアイテムも販売されている。そういった専用アイテムを使ったお手入れもおすすめだ。
7. シャワーヘッドでよくあるトラブル

続いて、シャワーヘッドによくあるトラブルの原因と対策を解説する。修理や交換の際の目安になるだろう。
水栓を閉めても水(お湯)が止まらない
シャワー使用直後は、残った水がこぼれてくることがある。これは故障ではないため、気にする必要はない。また、手元止水機能のあるシャワーヘッドの場合、水圧による破損を防ぐために完全に止水しないものがある。ポタポタと水が垂れるのはその機能の可能性があり、故障ではないので安心してほしい。
ただし長時間水が止まらない、シャワーヘッドを上向きにしても水が垂れるといった現象があれば、内部部品が劣化しているかもしれない。シャワーヘッドを交換しただけでは直らないため、注意しよう。
ただし長時間水が止まらない、シャワーヘッドを上向きにしても水が垂れるといった現象があれば、内部部品が劣化しているかもしれない。シャワーヘッドを交換しただけでは直らないため、注意しよう。
ホースとシャワーヘッドの接続部分から水(お湯)が漏れる
シャワーヘッドの付け根にある「Oリング」と、ホースの先端にある「Uパッキン」はどちらも水漏れを防ぐための部品だ。これらのパッキンが劣化していると、ホースとシャワーヘッドの接続部分から水漏れすることがある。パッキンの表面がヒビ割れている、弾力がない、触れると手に黒い色が付くといった現象があれば、交換するのがおすすめだ。
シャワーヘッドの本体部分から水(お湯)が漏れる
シャワーヘッドの本体部分にヒビ割れがあると、水漏れの原因になる。また、止水ボタンから水漏れしている場合は故障が考えられるため、交換してしまおう。
8. 止水ボタンや塩素除去も!交換におすすめのシャワーヘッド3選

交換方法や確認事項などを踏まえ、機能性にも着目してシャワーヘッドを選んでほしい。ここでは、おすすめのシャワーヘッドを3つ紹介しよう。
サイエンス「ミラブルplus」
毛穴の奥まで届く、超微細気泡のウルトラファインバブルを生成するシャワーヘッド。シワの間や毛穴汚れもスッキリと洗い流してくれる。さらに水道水に含まれる塩素を80%低減させる機能により、肌への刺激も抑えたやさしいシャワーヘッドだ。
田中金属製作所「Bollina Risaia」
極小の気泡、ウルトラファインバブルで肌や髪の汚れをやさしく洗い流してくれるシャワーヘッド。ウルトラファインバブルが芯まで身体を温め、湯冷めしにくいという効果も期待できる。ハイエンドモデルには一時止水ボタンも付いており、こまめに蛇口をひねる必要がない点も魅力だ。
アラミック「3Dアースシャワー・安心ストップ ライトブルー」
一時止水機能だけでなく、水量調節機能もついたシャワーヘッド。最大で60%もの節水効果が期待できる。さらに、シャワーヘッドの方向を自由に変更できる、散水方向を調整可能な3D機能が特徴だ。
9. 新しいシャワーヘッドに交換して快適なバスタイムを

シャワーヘッドの交換は、実は意外と簡単だ。ホースと一体化しているタイプでなければ、基本的には接続部分をひねるだけで付け外しができる。シャワーヘッドによって、節水効果や水量、水圧の調整、美容効果、塩素除去といったさまざまな機能があるため、こだわりたいポイントで選んでみよう。シャワーヘッドの交換方法については、当記事を参考にしてほしい。
結論
シャワーヘッドの交換方法や確認事項について解説してきた。意外と簡単に交換ができるため、この機会に新しいシャワーヘッドに交換してみてはいかがだろう。シャワーヘッドを交換して、快適なバスタイムを手に入れよう。