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パキラの育て方や増やし方を徹底解説!冬は室内に入れるべき?

パキラの育て方や増やし方を徹底解説!冬は室内に入れるべき?

投稿者:ライター 松岡由佳里 (まつおかゆかり)

鉛筆アイコン 2021年10月15日

観葉植物のなかでも、とくに人気のあるパキラ。オシャレなカフェなどでもよく置かれてある植物だ。自宅のグリーンとして飾りたいという方も多いだろう。パキラは、比較的初心者でも育てやすい植物だ。パキラの育て方や増やし方などを紹介しよう。

  

1. パキラとは?

パキラの原産地は、中南米の熱帯地域だ。自然の状態では、高さが20mにもなる。成長が早く、育て方もそれほど難しくはない。パキラは、育て方が簡単で成長が早いという特性により、パルプ材に利用しようと台湾に輸入された。
それが観葉植物として日本に紹介されて普及し、現在に至る。観葉植物として一般的に見られるパキラの特徴は、苗を3~5株編み込んだもの、幹が大きく膨らんだものなどがある。見た目の涼やかさと育て方が簡単だということもあって、人気が高い。
パキラの品種としては「パキラ・アクアティカ」「パキラ・グラブラ」「パキラ・ミルキーウェイ」「パキラ・ムーンライト」などがあり、それぞれ個性的な姿で目を楽しませてくれる。

2. パキラの育て方 | 場所編

パキラは乾燥に強く、初心者でも育てやすい植物だといわれている。室内と屋外に分けて最適な育て方を紹介しよう。

パキラの室内での育て方

パキラは熱帯地方原産の植物だが、直射日光は嫌う。長時間直射日光が当たってしまうと葉が焼けて枯れてしまうことがある。室内では、窓辺に置き、レースのカーテン越しに日光を当ててやるのがよい育て方だ。

パキラの屋外での育て方

屋外でも、直射日光は避けて日差し除けのある場所を選ぼう。また、パキラは暑さには強いが寒さには弱い。冬の育て方のポイントとして、外気温が下がってきたら室内に入れてやることを忘れないようにしよう。

3. パキラの育て方 | 水やり編

パキラの育て方で大切なのは、成長期と休眠期があるということだ。それに合わせた水やりをすることで、長く楽しむことができる。

夏の水やり

気温が高くなる季節はパキラの成長が著しい。4~10月までは成長期としての育て方が大切になる。基本的には鉢の土の表面が乾いたら水やりをするが、パキラは幹に水分を蓄える構造を持っており、乾燥に強い。水のやり過ぎは根腐れの原因になるので、土の様子を観察しながら水やりをしよう。

冬の水やり

冬はパキラの休眠期であることを意識した育て方が大切だ。あまり水を吸わなくなるので水やりをできるだけ控えて、乾燥気味の状態をキープする。冬の水やりの目安としては、土の表面が乾いて、さらに2~3日してから水やりをする程度にしておく。

4. パキラの育て方 | 土・肥料編

パキラは、比較的強い植物だが、ベースとなる土や肥料の環境を整えてやることが育て方の基本だ。

パキラに適した用土

パキラは熱帯地方原産のため、高温多湿を好む。しかし、水はけが悪い土では、根腐れを起こしてしまう可能性がある。鉢植えのパキラの育て方では、土も重要だ。できるだけ水はけのよい土を使用する。観葉植物用の土、赤玉土、鹿沼土をそれぞれ2:1:1の割合でブレンドすると水はけのよい土ができる。

肥料の与え方

成長期には枝をよく伸ばすため、肥料をどう与えるかも育て方のポイントだ。4~10月の成長期には、10~15日に1回程度を目安に液体肥料を施してやろう。冬の休眠期に入ると、根が吸水する力が弱まると同時に、栄養も吸収しなくなる。そのため休眠期は肥料を控えたほうがよい。

5. パキラの育て方 | 増やし方編

もっとパキラを部屋に飾りたいという場合は、1本のパキラから増やすこともできる。育て方に慣れてきたら、増やすことにトライしてみよう。

パキラの剪定方法

パキラは成長が早く、枝がどんどん伸びてしまうので形のバランスが悪くなってしまう。そのため、パキラの剪定は育て方の大切なポイントだ。パキラの状態を見ながら1~2年に一度程度剪定しよう。剪定時期としては成長期の5~7月に行う。

パキラの増やし方

パキラを増やしたい場合、剪定した枝はそのまま水耕栽培や挿し木にして増やすことができる。剪定したばかりのパキラの枝は、水分ができるだけ枝に蓄えられるように大きな葉は切り落とすようにするのが育て方のコツだ。発根を促すことができる。
上手に育てて種が取れたら、時間を置かずにすぐに撒くとよく発芽する。種が隠れるほどにうっすらと土をかぶせたら、2~3週間で発芽する。約1か月後に鉢上げしよう。

6. パキラの育て方に関する疑問を解決

パキラの育て方は比較的簡単だが、ポイントを覚えておくとより長く楽しむことができる。

植え替えはいつ頃?

最近、パキラの元気がなくなってきたと感じたら、根詰まりを疑ってみよう。パキラは成長の早い植物だ。購入したときのままの鉢では、小さすぎるのかもしれない。鉢一杯に根が張ると、うまく吸水できなくなる。
植え替え時期として適しているのは、5~7月。ひと回り大きな鉢を用意して、株の周りに付いた古い土を3分の1ほど落としてやる。黒ずんだ根はカットしてサッパリさせ、新しい土に植え替えてやろう。植え替えは、パキラを長く楽しむための大切な育て方のポイントのひとつだ。

葉が枯れる原因は?

パキラは病虫害に非常に強い植物なので、あまり心配しなくてもいい。きちんとした育て方をしているにもかかわらず葉が枯れてしまうのは、置いてある場所がパキラにとって合わないのかもしれない。
葉が枯れてしまう原因として考えられるのは、風通しが悪い、日当たりが悪いといった環境によるものだ。できるだけ風通しがよく、日当たりが十分な窓辺などの場所に変えてみよう。

冬は室内に入れたほうがいい?

熱帯植物であるパキラは、夏の暑さに対する耐性は十分あるが、冬の寒さは苦手なので室内に入れた方がいい。上手に冬越しさせるための育て方は、室温が5℃以下にならないように注意することだ。室内でも夜になると窓から冷気が伝わってくる。日中窓辺に置いておいたパキラは、夜には窓から離すなどして管理しよう。
また、エアコンを使って部屋を暖めている場合、乾燥が気になる。そのようなときには、パキラの葉に霧吹きで水を吹きかけてやろう。パキラ本来の葉ツヤに戻って美しさをキープできる。

結論

熱帯植物であるパキラは、成長が早く生命力も強いので、初心者でも上手に育てることができる。育て方のポイントは、成長期と休眠期を意識した水と肥料のやり方だ。増やし方も簡単なので、剪定時期に切り取った枝を挿し木や水耕栽培にして増やしてみよう。
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  • 更新日:

    2021年10月15日

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