目次
- ボタンを付ける位置に印を入れる
- 表から裏に針を通して少しずらした位置からまた表側に通す
- ボタン穴に裏側から針を通す
- 表側から違う穴に糸を通す
- ボタンの向きを調節しながら布の表側から裏側に針を通す
- 布の裏側から表側に針を通したらボタンの下に2~3mmほど糸を残して糸を引く
- 糸を通していない2つのボタンに同じように糸を通したら裏側に2~3mmほど糸を残して糸を引く
- 手順2~7を2~3回ほど繰り返す
- ボタンと布の間に糸を2~3回ほど巻きつけて「足」をつくる
- 針を裏側に通して玉止めをしたら糸をカットする
- ボタンを付ける位置に印を入れる
- 表から裏に針を通して少しずらした位置からまた表側に通す
- 片方の穴に裏側から糸を通す
- 表側からもう1つの穴に糸を通す
- ボタンの向きを調節しながら布の表側から裏側に針を通す
- 布の裏側から表側に針を通したらボタンの下に2~3mmほど糸を残して糸を引く
- 手順2~6を2~3回ほど繰り返す
- ボタンと布の間に糸を2~3回ほど巻きつけて「足」をつくる
- 針を裏側に通して玉止めをしたら糸をカットする
- ボタンを付ける位置に印を入れる
- 玉結びをして裏側から糸を通す
- ボタンの向きを調節しながらボタンの穴に針を通す
- 布の表側から裏側に針を通す
- 針を裏側から表側に通したら手順3~4を3~4回ほど繰り返す
- 布の表側で玉止めをしてから縫い目に糸をくぐらせてカットする
- ボタンを付ける位置に印(2箇所)を入れる
- 表側から裏側に針を通して少しずらした位置からまた表側に通す
- ボタンの裏側から穴に針を通す
- 穴のすぐ外側に針を刺して裏側に通したらまた表側に通す
- 同じ穴に針を通して軽く糸を引いたら輪ができるのでその中に針を通す
- 糸を引っ張ってボタンを固定したら手順4~6を3回ほど繰り返す
- 残り3つの穴も同じ手順で縫い付けたら玉止めをする
- スナップの下に針をくぐらせて糸をカットする
- 取り付ける部分(2箇所)に穴あけ具で穴を開ける
- 凹型のボタンの足を布の表側から穴に差し込む
- 打ち台の上にボタンと表側を下にした布、バネの順番で重ねる
- 打ち具を使ってボタンが動かなくなるまで足を潰す
- 凸型もまずホソを穴に差し込んで、打ち台の上にホソ、表を上にした布、ゲンコの順に重ねる
- 打ち具でホソが回らなくなるまで足を潰す
- マグネットボタンを布に置いて取り付ける位置に印を入れる
- 布に切り込みを入れたらボタンの足を差し込む
- 布を裏返したらあて板に足を通して足を外側に倒す
- 外れたボタンを生地の裏側に当てる
- 布でボタンをつつんでズレないように押さえる
- 布ごとボタン穴に通してとめる
1. ボタン付けに必要な材料

ボタンを付けるときはまず針と糸を用意しよう。付け方の基礎として、それぞれの選び方を解説する。
針や糸の選び方
生地の種類によって、針の太さを変えるのが付け方のポイントだ。薄い生地は細い針、厚い生地なら太い針を選ぶ。細い針で厚い生地を縫おうとすると、折れたり曲がったりする可能性があるので注意しよう。ボタンを付けるなら、やや長いタイプの針が使いやすい。
一般的な手縫い糸で十分だが、ボタン付け専用の糸を用意してもいい。色はボタンと同系色を選ぶと馴染みやすく、キレイに仕上がる。アクセントとして別の色を選んでもオシャレだ。なお、ハンドメイトの作品にボタンを付けるなら、糸切りバサミやチャコペン、まち針を揃えておくとよいだろう。
2. ボタンの付け方の前に基本を確認

ボタンの付け方の前に基本的な知識を説明する。「糸の本数」「玉結び」「玉止め」について紹介しよう。
糸の本数
ボタンを付けるときは「1本取り」と「2本取り」のどちらかを選ぼう。1本取りは針に糸を通して、長いほうの先端を玉結びにしてから縫う方法だ。2本取りでは通した糸を二重にして長さを揃え、まとめて玉結びをしてから縫う。2本取りのほうがしっかり固定できるため、ボタンが外れにくくなる。
なお、必要な糸の長さは腕一本分が目安だ。2本取りにして丈夫に縫い付けたい場合は、糸の長さも2倍にしよう。玉結びや玉止めで糸が足りなくなるのが心配なら、やや長めにしておくといい。
玉結び
玉結びとは、縫い始めの糸を布にとめるための縫い方だ。玉結びをしないと布が糸から抜けるので注意。糸の端を人差し指に1回巻きつけたら親指で糸を押さえる。輪になった糸を数回ほどより合わせよう。あとはより合わせた部分を中指で押さえて、そのまま糸を引くだけだ。
玉止め
縫い終わった最後に糸を固定することを玉止めという。ボタンを縫い付け終わったら糸が抜けないように玉止めするのが、付け方のポイントだ。まず糸を出した位置のすぐそばに針を当てて指で押さえて、余った糸を針先に2~3回ほど巻く。あとは巻きつけた糸を押さえながら針を抜こう。
3. ボタンの付け方

ボタンの付け方を種類別にまとめた。それぞれ特徴や方法が細かく違うので、あらかじめチェックしておいてほしい。
4つ穴ボタンの付け方
4つの穴に糸を通すことでしっかりととまるので、ジャケットなどの重い素材にもよく使用される。手順2で少しズラす間隔は、ボタンのサイズや穴の位置に合わせて調整しよう。なお、平行やバツ印など糸の通し方はいろいろなパターンがあるので、自分なりに工夫してほしい。
2つ穴ボタンの付け方
幅広く使用されるタイプのボタンで、取り替えが簡単なのが特徴だ。通す穴の数が少ないが、基本的な付け方は4つ穴ボタンと変わらない。
足つきボタンの付け方
ボタンの裏側に糸を通すための足がついており、穴が表面から見えない。デザイン性に優れたボタンが多いのが特徴だ。縫い目にたるみがでないように、しっかりと縫い付けるのが付け方のポイントになる。
スナップボタンの付け方
2つで1セットになっており、はめ込んでとめる仕組みになっている。まち針でスナップボタンの中心と印をとめておくと作業しやすい。凸型と凹型のパーツはどちらも付け方が同じだ。
打ち具を使うスナップボタンの付け方
片方がリング状になっているタイプのスナップボタンは針と糸を使わない。アメリカンホックとも呼ばれており、取り付けには打ち台や穴あけ具、打ち具などの道具が必要だ。凹型はボタンとバネ、凸型はホソとゲンコというパーツに分かれている。
マグネットボタンの付け方
マグネットで着脱するタイプのボタンだ。着脱するとき負担がかかるため、厚めの布地に向いている。切り込みを入れるので、裏側に貼り付ける接着芯を用意しておこう。凸型と凹型のパーツに分かれるが、どちらも付け方は同じだ。
4. ボタンを縫わない簡単な付け方

外出先でボタンが外れたときはその場で縫うのが難しい。簡単に実践できる縫わない付け方を紹介しよう。
ボタンを縫わない簡単な付け方
このような方法なら、縫わなくても簡単にボタンをとめられる。ただし、ボタンをつつんだ布にシワができるので注意。あくまで応急処置なので、帰宅後は早めにはずしてアイロンなどでシワを伸ばす。その後に正しい付け方でボタンを縫い付けてほしい。
結論
正しい付け方を覚えておけば、ボタンは簡単に縫い付けられる。針は布地の厚さに合わせて、糸の色はボタンに馴染むものを選ぶ。玉止めや玉結びなど基本的な知識も身につけておこう。4つ穴や足つき、スナップなど種類によって付け方は違うので、それぞれ詳しい手順をチェックしてほしい。外出先でボタンが取れたときのため、縫わない簡単な付け方を覚えておくのもよいだろう。