目次
- 1. パキラの基礎知識
- 2. パキラは植え替えが必要
- 3. パキラの植え替え時期
- 4. パキラの植え替えに必要なもの
- 5. パキラの植え替え方法
- 6. パキラを植え替えた後の管理について
- 7. パキラは植え替えをして元気に育ててあげよう
- パキラの大きさに対して鉢が小さくなった
- 鉢底に空いた穴からパキラの根が見えるようになった
- 葉の色が悪くなった
- 葉の張りが失われてきた
- 水が土にしみ込みにくくなった
- 新しい土
- ひと回り大きい鉢
- 鉢底石
- 鉢底ネット
- スコップ
- 割り箸
- 清潔なハサミ
- 水やりを控えて土を乾燥させておく
- 新しい鉢に鉢底ネットと鉢底石を敷く
- 新しい土を鉢の1/3の高さまで入れる
- パキラを土から引き抜く
- 根をやさしくもみほぐして古い土を落とす
- 新しい鉢にパキラを入れる
- 鉢の縁から2~3cm下の高さまで土を入れる
- 割り箸で土の表面をつついて根の隙間にも土をなじませる
- 鉢底からしみ出るまでたっぷり水やりをする
1. パキラの基礎知識

植え替えについて知る前に、まずはパキラの基礎知識を頭に入れておこう。
初心者にも育てやすい人気の観葉植物
パキラは丈夫で育てやすいことから、初心者にも人気の観葉植物である。
中南米の暖かい地域が原産のため、日当たりのよい環境を好む。放射状に広がるボート型の濃い緑色をした葉が特徴的な常緑高木だ。本来は20mほどの高さにまで生長するが、ご家庭用のパキラは10~200cmほどのものが多い。幹のバリエーションも豊富で、細いものや太いもの、パキラを複数よじったものなどさまざまである。
2. パキラは植え替えが必要

丈夫で育てやすいパキラは生長が早く、あっという間に大きくなる。鉢のサイズが合わなくなってきたら、植え替えが必要だ。
根詰まりを防ぎ生長を促すのが目的
パキラの植え替えは、根を広げるスペースを確保し、土への栄養補給を行うのが目的だ。パキラが生長して鉢が窮屈になると、根が伸びるスペースが足らずに根詰まりをおこすおそれがある。根詰まりはパキラが枯れる原因にもなるため注意が必要だ。土も時間が経つと形が崩れ、栄養が減少する。植え替えは栄養補給という意味でも重要なのだ。
そもそも植え替えとはどういう作業?
パキラが植わっていた鉢から、別の鉢に移すのが植え替えだ。基本的には、もとの鉢より大きなものに植え替える。ただし株を大きくしたくないときは、土を入れ替えて同じサイズの鉢に植え替えることもある。
3. パキラの植え替え時期

パキラの植え替えのタイミングはどう判断すればよいのだろうか。実は、パキラの植え替えには適した時期がある。
植え替えのタイミングはどう判断する?
上記のような状態が、植え替えのタイミングの判断になる。植え替えの回数は、まだ小さくて生長が早いうちであれば年に1度が目安だ。ある程度大きくなってきたら、2~3年に1度を目安にしよう。
植え替えに適した時期とは?
パキラの植え替えは5~7月が適している。暖かい地域が原産のパキラは、暑さに強く寒さに弱い。秋以降に植え替えを行うと、パキラが弱ってしまうおそれがある。
4. パキラの植え替えに必要なもの

パキラの植え替えに必要なものを確認しておこう。
用意しておきたい土やそのほかのアイテム一覧
パキラの植え替えを行う際は、上記のアイテムを用意しよう。パキラの土は観葉植物用のものを使うとよい。または、小粒の赤玉土とピートモス、軽石を7:2:1の割合で混ぜたものでもよいだろう。
5. パキラの植え替え方法

続いて、パキラの植え替え方法と剪定について解説する。必要なアイテムを用意したら、下記の手順を参考に植え替えを行おう。
パキラを植え替える手順
傷んでいる根や長すぎる根は取り除き、長い枝は剪定を
植え替えの際にパキラを引き抜いたら、傷んで黒ずんだり、長すぎたりする根をハサミで切っておこう。また、鉢のサイズとバランスが取れるように、伸びすぎた長い枝も剪定しておくとよい。
6. パキラを植え替えた後の管理について

パキラを植え替えた後は、正しく管理しよう。植え替え後のパキラの管理について、ポイントを3つ解説する。
植え替え後は光が優しく差し込む場所で管理する
パキラは日当たりのよい場所を好む。ただし、植え替え後のパキラはデリケートな状態だ。そのため、レースカーテン越しなどの光が優しく差し込む場所で管理しよう。
水やりは土が乾いてから
植え替えで根を整理したパキラは、水を吸い上げにくくなっている。あまり水やりをし過ぎると根腐れするおそれがあるため注意が必要だ。土が乾いているのを確認してから水やりを行おう。
肥料はすぐに与えなくてOK
植え替えで弱っている状態のパキラに、すぐに肥料を与えたくなるかもしれない。しかし、肥料の濃度が高くなると肥料焼けするおそれがある。栄養があり過ぎるとパキラの根に負担がかかってしまうのだ。植え替え後の2週間は肥料を与えないようにしよう。
7. パキラは植え替えをして元気に育ててあげよう

パキラは生長が早い。鉢が窮屈になると根を広げるためのスペースが足らず、根詰まりしてしまう。根詰まりはパキラが枯れる原因にもなるため、植え替えが必要だ。ひと回り大きな鉢に植え替えて、根を広げるスペースを確保してあげよう。さらに新しい土に変えることで栄養補給にもなり、パキラが元気に育ってくれる。
結論
パキラは丈夫で育てやすい初心者にもおすすめの観葉植物。しかし適切な世話は必要だ。パキラが大きくなってきたら、植え替えを行おう。また、植え替え後のパキラはデリケートな状態だ。管理のポイントもしっかり把握しておこう。パキラの植え替えについて知りたいときは、当記事を参考にしてほしい。