目次
- 人差し指に糸を巻いて輪を作る
- 人差し指と親指で輪を挟む
- 人差し指を手のひらの方向、親指はその反対側にズラす
- 交差した部分を親指で押さえつつ人差し指から輪を外す
- そのまま糸を引っ張れば玉結びになる
- 針に糸を通して糸端の2cmくらいのところに針を当てる
- 針に糸を時計回りに2~3回巻きつける
- 巻きつけた糸を集めて人差し指と親指で押さえる
- 針を糸端まで引き抜けば玉結びになる
- 縫い終わった位置(縫い終わり)に針を当てる
- 針を押さえながら2~3回糸を巻く
- 巻いた糸を集めて親指で押さえる
- 糸を押さえながら針を引き抜く
- 不要な糸を少しだけ残してカットする
- 玉結びをして布に糸をとめたらひと針縫う
- 玉結びをした位置に針を刺してもうひと針縫う
- 1~2の手順をもう一度する
1. 玉結びの簡単なやり方

基本を覚えてしまえば、玉結びのやり方は意外に簡単だ。2つの方法と、失敗したときの対処方法を解説しよう。
玉結びとは?
玉結びとは縫い始めの糸端に作る結び目のことだ。布にとめる役割があり、途中で糸が抜けなくなる。手縫いの基本なので、正しいやり方を覚えておくことが重要だ。
指先でやる方法
針先でやる方法
玉結びに失敗したときの対処方法
玉結びのやり方に失敗したらほどいてやり直す。ほどけない場合は玉結びの部分をカットしよう。
2. 玉止めのやり方

縫い終わったあとは、玉止め(玉留め)で布に糸をとめる必要がある。玉結びとあわせてやり方を確認しておきたい。
玉止めとは
玉止めとは縫い終わりの糸端に作る結び目のことだ。玉結びは最初に、玉止めは最後にすると覚えれば分かりやすい。こちらも手縫いをするとき必要な作業なので、やり方を覚えておこう。
玉止めのやり方
玉止めに失敗したときの対処方法
玉止めの位置が布から離れてしまったり、結び目が汚くなってしまったりしたときはやり直す。糸の長さに余裕がある場合は、同じ手順でもう一つ玉止めを作るやり方でOKだ。新しい玉止めを布の近くに作り、元の玉止めはカットしよう。
ただし、糸の長さに余裕がないと、そのまま玉止めをするのは難しい。そんなときは縫い終わりの位置に針を当て、糸を抜いて外す。糸を2回ほど針に巻いてから、また糸端を針に通そう。あとは糸を引き抜けば玉止めの完成だ。
3. 玉結びや玉止めをキレイに仕上げるコツ

コツをチェックして、玉結びや玉止めをキレイに仕上げよう。知っておきたいやり方のポイントをまとめた。
適度な長さの糸を使用する
針を使って玉結びをする場合、糸が長すぎると絡んだり余計な結び目ができたりする。針を持ったときに、ヒジ+15cm程度の長さになるよう調節しよう。
糸をまっすぐな状態にする
糸がねじれた状態だと絡まってしまうため失敗しやすい。まっすぐな状態にしてから玉結びや玉止めを作るのが、やり方のポイントだ。
針を引き抜くときはしっかり固定する
玉止めや玉結びで糸を巻いた針を引き抜くときは、巻きつけた糸をつまんで押さえる。集めた糸が動かないように、しっかり固定してほしい。玉止めの場合は、縫い終わりの位置から離さないよう注意しよう。
返し縫いをすれば玉結びが抜けなくなる
目の粗い布だと、作業の途中に玉結びが抜けることがある。「返し縫い」で固定しておくのがやり方のポイントだ。縫い終わりに玉止めしたあとも、同じように返し縫いをしておくといいだろう。
返し縫いのやり方
4. 玉結びや玉止めのやり方はコツが分かれば簡単!とにかく慣れよう

玉止めや玉結びはやり方を覚えれば簡単だ。最初は手間取るかもしれないが、繰り返しチャレンジしているとスムーズにできるようになる。失敗してもやり直しができるので、まずは試してみてほしい。初めは端切れで練習してみるのがおすすめだ。裁縫の基本である玉止めと玉結びのやり方を、しっかりとマスターしておこう。
結論
玉結びや玉止めは手縫いをするときに必要な技術だ。正しいやり方を覚えて、スムーズにできるようにしておこう。適度な長さの糸を使用する、糸をまっすぐの状態にするなど、コツとあわせてチェックしてほしい。最初は失敗しても繰り返すうちに上達するので、手際よくこなせるように練習しよう。