目次
1. こたつ布団のサイズの測り方に要注意

こたつ布団のサイズを選ぶときには、所有するこたつやこたつ布団のサイズを把握することが大切だ。適切なサイズを測るには、こたつの天板の大きさとともに、こたつの脚の長さ(高さ)も考慮することが重要。最近では、一般的なロータイプのこたつのみならず「ダイニングこたつ」といわれるハイタイプのこたつもあるため、高さも忘れずに確認しよう。
2. こたつ布団のサイズの選び方

こちらでは、こたつ布団のサイズの選び方について解説しよう。こたつ布団は、こたつの天板のサイズよりも100cmから130cmほど大きいものが適正なサイズの目安といわれている。
正方形のこたつの場合
正方形のこたつの天板の一辺が80cm以下のものは、一辺が185cmから205cmのサイズのこたつ布団が適している。また、こたつの天板の一辺が81cmから90cmでは、一辺が190cmから210cmほどのサイズを選ぶとよいだろう。
長方形のこたつの場合
長方形のこたつのサイズは、幅が90cmから210cmほどまでの間で展開されている。たとえば、天板の幅が90cmから105cmのこたつには、185cmから205cmのものを選ぶとよいだろう。
円形のこたつの場合
直径90cmのこたつの天板には、200cmから215cm、直径105cmから110cmのこたつの天板には215cmから220cmのこたつ布団のサイズが適している。
3. こたつ布団のサイズ以外の選び方

こたつ布団のサイズ以外の選び方についてポイントを紹介しよう。
こたつ布団の種類
こたつ布団の種類には、主に厚掛タイプと薄掛けタイプ、この2つの中間的な種類の省スペースこたつ布団がある。サイズのほかにもそれぞれの特徴をよく理解して選ぶことが大切だ。
【厚掛タイプ】
こたつ布団の厚掛タイプの特徴は、ボリュームある中綿がしっかりと詰まった厚みと保温性に優れている点だ。重みもあり安心感が得られるだけでなく、保温性が高いため節電効果も期待できる。欠点としては、こたつを食卓として利用するときには、食事の邪魔になってしまう場合があったり、シーズンオフの際には十分な収納場所が必要になったりする点だ。
【薄掛けタイプ】
こたつ布団の薄掛けタイプの特徴は、薄地であるためこたつに座ったときの動作がスムーズにできることに加えて、外観もすっきりとした印象になる点だ。洗濯可能なものもあり、清潔に使用できるのも利点となる。欠点としては、保温性が厚掛けタイプよりも劣るため、中掛けが必要になる場合もある点だ。
こたつ布団の素材
こたつ布団の素材は、綿やポリエステルが主流である。サイズのほかにも素材にも注目して選ぶと、こたつを快適に利用できるだろう。
【綿】
綿は、保温性や吸湿性に優れているため、中綿に採用されたものでは保温性や弾力性が高くなり、表地・裏地に採用されたものでは天然の柔らかな肌触りのこたつ布団になる。欠点としては、ポリエステルよりも高価かつ、重量も重くなる傾向があることだ。
【ポリエステル】
ポリエステルは、綿よりも軽量かつ安価である。また、素材自体のにおいやほこりが生じにくいことに加え、手軽に洗濯できることも大きな特徴だ。欠点は、綿よりも保温性や吸湿性に劣る点といえる。
4. こたつ布団の正しいお手入れ方法

最後に、こたつ布団の正しいお手入れ方法について紹介しよう。こたつを手入れしたいと考えたときは、まずこたつ布団の洗濯表示を確認することが大切だ。水洗い可能なもの、ドライクリーニングのみ可能なものなどこたつ布団の素材ごとに異なるため、注意してほしい。
手洗いする場合は、自宅の浴槽を利用すると手軽に洗うことができる。それぞれの洗濯表示に応じた温度のぬるま湯に浸して汚れを浮かせ、押し洗いするとよい。汚れの目立つ部分は、優しく擦って洗うとよいだろう。
洗濯機が使用可能な場合は、コインランドリーの大容量の洗濯機を利用すると手軽にこたつ布団を洗うことができる。ドライクリーニングの場合は、中綿の傷みや偏りを防ぐためにも専門店に依頼するとよい。
また、こたつ布団を清潔に使用するためには、洗うほかにも定期的に掃除機をかけたり、天日干ししてたたいたりして汚れを取り除くことが大切だ。
結論
今回は、こたつ布団のサイズについて測り方や選び方をはじめ、こたつ布団の適切なお手入れ方法について詳しく解説した。こたつ布団は、こたつで快適な時間を過ごすために欠かせないアイテムである。ぜひ、当記事を参考に各家庭の家族構成やライフスタイルを考慮しながら、最適なこたつ布団を選んでほしい。