目次
1. アクセントクロスとは?

アクセントクロスとは壁の一面のみに採用する、ベースとなる壁紙とは異なる色柄のクロスのことだ。違うデザインのクロスを一面のみに取り入れることでアクセントとなり、キッチンなどの空間をよりおしゃれに演出できる。色柄の組み合わせによっては、部屋を広く見せる、リラックス効果を生み出すなどのメリットもある。
2. キッチンのアクセントクロスの選び方

アクセントクロスを取り入れたいと思っても、自宅のキッチンにはどの色柄のクロスが合うのかわからない方も多いだろう。そこでここでは、失敗しないキッチンのアクセントクロスの選び方として、ポイントを3つ解説する。
配色は3種類でまとめる
部屋にさまざまな色があると、空間にまとまりがなく見えてしまう。そのため、キッチンの色は壁・床・マット・ラックなどの家具類を含め、3種類以内の配色でまとめるようにしたい。たとえば「ベースの壁は白、アクセントクロスとマットはグリーン系、床・ラックはブラウン系の木目」というように、できるだけ3色で収まるように考えてみよう。
ベースカラーは白系や淡色系
ベースとなる色が濃いと、アクセントクロスがあまり目立たなくなってしまう。アクセントクロスを用いるなら、ベースとなる壁紙のカラーは白系や淡色系にするのがおすすめだ。白系や淡色系の壁紙はほかのカラーと調和しやすいため、使えるアクセントクロスのカラーの幅が広がるだろう。
不燃または準不燃仕様
キッチンはコンロなどで火を使うため、不燃または準不燃仕様のアクセントクロスを使うのが望ましい。不燃は防火性能を失うまでの時間が加熱してから20分後まで、準不燃は10分後までと定められている。ちなみに「難燃性」と呼ばれるクロスもあるが、準不燃未満の性能のため、できれば不燃または準不燃のものを選びたい。
3. キッチンのおしゃれなアクセントクロス実例

ここからは、キッチンのおしゃれなアクセントクロスの実例を説明していく。ナチュラルな印象になる色柄からシックな黒のアクセントクロスを使った例まで紹介するので、どういったインテリアにしたいか考えながらチェックしてほしい。
ライトグレーのアクセントクロス
ベースの壁紙が白系の場合は、ライトグレーのアクセントクロスを取り入れると北欧風のインテリアになりやすくなる。明るいグレーを選ぶことで、キッチンがすっきりと広く見えるのもうれしい。ライトグレーのクロスはライトブラウンとも相性がよいので、明るい木目の収納棚などを合わせるとキッチンが上品に仕上がるだろう。
グリーンタイル調のアクセントクロス
キッチンの壁紙が白系なら、グリーンタイル調のアクセントクロスを貼るとシンプルなナチュラルテイストになる。棚やカウンターなども白でまとめるのがおすすめだ。グリーンの明度を抑えてあまり明るくなりすぎないようにすれば、落ち着いた雰囲気のキッチンが作れる。
レンガ調のアクセントクロス
ベースカラーは白に、床や棚などはウォルナットにして、キッチンにレンガ調のアクセントクロスを貼るのもおしゃれだ。レンガ調は見た目にインパクトがあるのでアクセントとして効きやすい。キッチンの柱にのみレンガ調のアクセントクロスを取り入れるのも、違和感なくなじみやすいだろう。
木目調のアクセントクロス
白をベースにして木目調のアクセントクロスを使うことで、キッチンがナチュラルでやさしいイメージになる。キッチンの雰囲気をガラッと変えたいときにも有効だ。
ブルーのアクセントクロス
ベースカラーの白の中にライトブルーのアクセントクロスを合わせれば、さわやかでキッチン全体が明るく見える。明るい気持ちで楽しく料理したい方におすすめだ。
黒のアクセントクロス
シックなキッチンにしたいなら、黒のアクセントクロスを使うのもよい。ベースカラーは白系のほか、グレーのコンクリート、白っぽいブラウンのレンガ調なども合う。床も黒でまとめて、キッチンの扉などは白でそろえるのも清潔感がありおしゃれだろう。
結論
キッチンにアクセントクロスを用いると、ほかの壁紙とは色柄が異なる一面が生まれておしゃれになる。単色のカラーを差し色として入れるのはもちろん、タイル調・レンガ調・木目など柄の入ったアクセントクロスも多くあるので、どのようなキッチンにしたいかイメージしながら考えてみよう。