目次
- 1. オシャレな和室のメリット
- 2. 照明を変えてオシャレ和室を演出
- 3. 壁紙でオシャレ和室にアレンジ
- 4. オシャレ和室のインテリア実例
- 5. オシャレ和室に合うソファとは?
- 6. 和室をオシャレ洋室に変えるリメイク術
1. オシャレな和室のメリット

現在の物件にはフローリングの部屋が多いが、オシャレな和室を作るメリットは数多くある。それは和室が畳敷きであることや、押入れがついていることなどによるものだ。
さまざまな用途に使える
和室の畳はクッション性があるのでそのままでも座りやすく、寝転んで昼寝をすることも可能だ。そのため和室は子どもの遊び場、客間、くつろぎスペースにするなどさまざまな用途に使えて、ちょっとした広い部屋が必要になったときにも役立つ。
収納スペースが広い
和室にある押し入れは、一般的にクローゼットよりも奥行きがあり多くのものを収納できる。衣装ケースなども楽にしまえて、部屋の中に大型の家具を設置しなくてもよいので、部屋がすっきりしやすく広々と使えるのがメリットだ。
い草の効果
畳に使われているい草には調湿効果があり、乾燥しているときには水分を放出し、ジメジメしているときには水分を吸収してくれる。また断熱効果もあり、冬場でも畳が冷たくなりにくい。さらにい草には吸音性もあるため、足音が響きにくいのもうれしいポイントだ。
2. 照明を変えてオシャレ和室を演出

オシャレな和室を作る第一のコツは、空間に合った照明を選ぶことだ。ここでは照明の選び方から、照明を使ったオシャレなコーディネート方法まで紹介しよう。
照明の選び方
和室に取り付ける照明は、和紙や竹など和風の素材を使ったものがおすすめだ。また天井に埋め込むダウンライトなら、天井がすっきりする分、和室を広く見せられる。和室とリビングが隣接している場合、和室とリビングの照明が合うかという点にも注目したい。
オシャレ和室の照明の実例
ダウンライトを使う場合は、照明を天井の中央に集約させる配置がトレンドだ。また間接照明を使い、天井や壁に光を反射させて明るくすることで、雰囲気がグッとオシャレになるだろう。
和室全体を和の雰囲気でまとめたいなら、和紙など和素材の照明を使ってみよう。和の照明とダウンライトを併用するのもよい。
個性を出したい場合は、和室にあえて洋風のペンダントライトなどを取り入れ、和モダンな印象を演出するのも面白い。
3. 壁紙でオシャレ和室にアレンジ

和室の壁紙を変えると、部屋の雰囲気がガラッと変わる。オシャレな和室を作りたいなら、壁紙の変更も検討してみよう。
壁紙の選び方
和室では和のテイストに合った壁紙を選ぶことが肝心なので、あまり個性的な色柄はおすすめできない。落ち着いた雰囲気、かわいらしく華やかな雰囲気、モダンな雰囲気など、部屋をどのような印象にしたいか考えて壁紙をチョイスしよう。また、畳と色味が合うかなどの点にも注目して選びたい。
オシャレ和室の壁紙の実例
落ち着いた雰囲気の和室にしたい場合、ダーク系の壁紙を選ぶのが適している。寝室などリラックスしたい場所なら、心を落ち着かせるダークブルーがおすすめだ。
かわいらしく華やかな和室にしたい場合は、落ち着いた色味の壁紙の中に、ワンポイントとなるアクセントクロスを取り入れてもよいだろう。壁の一部に明るいアクセントクロスを使うことで、かわいらしいイメージを演出できる。
和室が狭い場合は、天井と壁に同じクロスを貼る、膨張色の白やアイボリーを使うなどの方法で、空間を広く見せられる。
4. オシャレ和室のインテリア実例

ここからは、オシャレな和室を作るためのインテリア実例をいくつか紹介する。
ソファやクッションを設置
和室にはソファやクッションを置くイメージがあまりないかもしれないが、オシャレな空間のアクセントとして効果的だ。差し色となるような色鮮やかなソファを配置したり、床にビーズクッションを置いたりするのもよい。家具が少なく殺風景になりやすい和室を、生き生きと見せられるだろう。
家具はコンパクトでまとめる
和室に家具を置く場合は、コンパクトで背の低い家具を選ぶと空間が広く見えやすい。小さめのテーブルや、ローソファまたは一人掛けソファを取り入れよう。移動させやすいサイズの家具を置くと、スペースを空けて寝転がりたいときなども便利で、フレキシブルな使い方ができる。
北欧風家具がおすすめ
和室に和風の家具がマッチするのはもちろんだが、実は意外と北欧風の家具もぴったり合う。北欧風の家具は曲線が多く柔らかいデザインで、明るい木目やカラーが特徴だ。これらはい草のナチュラルでやさしい雰囲気に合いやすく、和室をオシャレで洗練された空間にしてくれる。ソファやテーブルは丸みを帯びたデザインのものを選び、ラグも円形のものをチョイスするとよい。
5. オシャレ和室に合うソファとは?

上の章では、和室にソファを置くと空間のオシャレなアクセントとなる、と解説した。しかし、和室に合うソファとはどのようなものだろうか?和室に置くソファの選び方やコーディネート例を紹介しよう。
ソファの選び方
背の低いソファの方が和室に調和しやすいため、できればあまり高さのないものを選びたい。さらに脚が細いソファだと畳を傷つけるおそれがあるので、脚が太いものや脚のないものを選ぶとよいだろう。また、洋風よりは和風テイストのソファを選ぶのがおすすめだ。
ソファのコーディネート例
木材や植物を使ったソファを和室にコーディネートすると、畳と好相性でなじみやすい。とくに落ち着きがあるデザインが合い、ほかの家具や照明ともマッチしやすいだろう。クラシカルな和室にラタン製などモダンなソファを取り入れれば、シックでオシャレな和室に変身する。
個性的な和室やモダンな和室にしたい場合は、重厚感がありシックなローソファを選ぶとよい。和室の鴨居や長押とカラーを合わせるなどの工夫でなじみやすくなるだろう。
6. 和室をオシャレ洋室に変えるリメイク術

家全体がヨーロッパテイストなどで和室がどうしても浮いてしまう場合は、和室をオシャレな洋室にリメイクするのも一つの手だ。和室を洋風に生まれ変わらせるアイデアをピックアップしたので、参考にしてほしい。
クッションフロアを敷く
和室で存在感のある畳を隠すには、上からクッションフロアを敷くとよい。古材風のクッションフロアなどを使うことで、ヴィンテージ感のある洋室らしい雰囲気になるだろう。
障子をリメイクする
和室に障子がある場合はリメイクして、洋室になじむデザインに変えてみよう。障子の枠を白でペイントすれば、手軽なセルフリノベーションが可能だ。光を大きく取り込む窓にすることで、部屋が明るくなるのもうれしい。
和室をリビングにリフォーム
大きな和室であれば、洋風リビングにリフォームすることもできる。クッションフロアを敷く、押し入れのふすまに木目のシートを貼るなどでリメイクし、ロータイプの洋風家具をそろえてみよう。
結論
和室はほかの部屋とインテリアを合わせにくく、どう使ってよいかわからず持て余しがちだ。しかしその特徴を活かしてコーディネートを工夫すれば、和室でもオシャレな空間にできる。照明や壁紙を変える、雰囲気に合うソファを配置する、北欧風の家具を置くなどの方法で、ご家庭の和室を洗練された空間にしてみよう。