目次
1. 電気代の計算方法とは?

電気ヒーターの電気代を計算するためには、電気代の計算方法を知っておく必要がある。電気代の計算方法は、ほかの電化製品にも応用できるので、ぜひ覚えておこう。
1時間当たりの電気代=消費電力(W)÷1,000×単価(円/kWh)
1時間当たりの電気代を計算すれば、1日、1週間、1カ月、1年とおおよその電気代を計算することができる。
2. 電気ヒーターの電気代はどれくらい?

電気ヒーターの一般的な消費電力は、運転の強度で変わる。一般的に600W~1200Wとなっている。これを上の計算式に当てはめてみよう。電気の単価は各電力会社で違ってくるが、全国家庭電気製品公正取引協議会による電気料金単価の目安である27円として計算してみた。(※1)
600W(消費電力)÷1,000×27円(単価)=16.2円
1200W(消費電力)÷1,000×27円(単価)=32.4円
1200W(消費電力)÷1,000×27円(単価)=32.4円
1日8時間使用すると仮定して、600W設定では129.6円、1200W設定では259.2円となる。
3. 電気ヒーターの電気代を他の暖房器具と比較

暖房器具にはいろいろな種類がある。それぞれどれくらいの電気代がかかるのか見ていこう。また、前述した電気ヒーターの電気代との比較をしてみてほしい。
エアコンの電気代
エアコンは、広い部屋で使うのに適している暖房器具だ。一般的な10畳用のエアコンの暖房では、消費電力が約670W~880Wなので電気代は1時間当たり18~23.7円ほどになる。
ガスファンヒーターの電気代
ガスファンヒーターは、ガスを熱源として部屋を暖める暖房器具だ。点火するときにだけ電気を使うので、ほかの電気を使う暖房器具に比べて電気代は大幅に少なくなる。一般的な消費電力は15~17Wなので電気代は1時間当たり0.4円ほどになる。
石油ファンヒーターの電気代
石油ファンヒーターは、石油を熱源として部屋を暖める暖房器具だ。どこでも移動できるというメリットがある。一般的な消費電力は、62~129Wなので電気代は1時間当たり1.6~3.5円ほどになる。
オイルヒーターの電気代
オイルヒーターは、中に入っている難燃性の油を電気で暖める暖房器具だ。輻射熱で部屋を暖めるので、空気が乾燥しないというメリットがある。オイルヒーターの一般的な消費電力は、500W~1200W。電気代は1時間当たり13.5~32.4円ほどになる。
パネルヒーターの電気代
パネルヒーターは、部屋全体を暖めるというよりも、足元など限られた部分を暖めるのに適した暖房器具だ。パネルヒーターの一般的な消費電力は、160~1000Wなので電気代は1時間当たり4.3~27円ほどになる。
電気ストーブの電気代
ハロゲンヒーターなどの電気ストーブは、スイッチを入れればすぐに暖かくなるのが特徴だ。エアコンのように広い範囲は暖められないが、局所的に暖めることは得意としている。電気ストーブの消費電力は一般的に300W~800Wなので、電気代は1時間当たり8.1~21.6円ほどだ。
こたつの電気代
こたつは日本の伝統的な暖房器具だ。主に下半身を温めるのに適している。熱源が電気であるため、ほどんど火事の心配もなく安全性の高い暖房器具といえる。長時間使っていることも多いこたつだが、消費電力が小さく、電気代も他の暖房機器に比べると少なくてすむ。こたつの一般的な消費電力は、400~500Wなので電気代は1時間当たり10.8~13.5円ほどだ。
4. 電気ヒーターの電気代を節約するコツ

電気ヒーターは、使い方によって電気代を節約することができる。節約のコツを紹介しよう。
ほかの暖房器具と使い分ける
電気ヒーターのみだと、部屋全体を暖めるのに時間がかかり電気代が高くなってしまう。比較的電気代の安いこたつやホットカーペットといったほかの暖房器具と併用すれば、電気代を抑えられるだろう。
省エネモードで使用する
電気ヒーターのなかには、室内の温度を感知して温度調整する省エネモードが搭載されている機種もある。室温が高くなれば、自動でパワーダウンするなどの機能があるものを選べば、ムダな電気を使わず電気代を抑えることができる。
人感センサー付きの機種を選ぶ
電気ヒーターのなかには、人感センサー付きの機種がある。人感センサーとは、人がいるときには自動でONになり、いなくなるとOFFになる機能だ。うっかり電源を切り忘れてしまっても安心だ。
電力会社を変える
いろいろな節電を試みたけれど、なかなか電気代に反映されない場合は、電力会社を変えてみるという選択肢はいかがだろう。電力の自由化に伴って、競争原理から、電気の単価が安く設定されている電力会社も多い。自分のライフスタイルに合った料金プランを選ぶことで、さらなる電気代の削減にもつながる。
結論
電気ヒーターは、持ち運びも便利で初期投資も少なくてすむ暖房器具だ。しかし部屋全体を暖めようとすると電気代が高くなってしまうというデメリットもある。電気ヒーターの電気代を節約するためには、ほかの暖房器具と併用したり、省エネモードや人感センサーなどの機能が付いたものを選んだりすることが大切だ。
(参考文献)
※1出典:公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金の目安単価の改定に関する件」