目次
1. 玄関収納のポイント

大容量の玄関収納がない家でも、ポイントを押さえて収納すれば玄関をすっきり整えられる。まずはオシャレなインテリアに一歩近づくための、玄関収納のポイントを4つ紹介する。
収納できていないものを把握する
収納アイテムを準備する前に、まずは現状で収納できていないものを把握するところから始めるとスムーズだ。玄関収納に入り切らないものを洗いだすことによって、収納方法や用意するアイテムを決めるのに役立つ。玄関にあふれた靴や傘、掃除用具、シューケアグッズなどがどれくらいあるかチェックしよう。
収納するものとしないものを仕分けする
収納できていないものを洗い出せたら、次は収納するものとしないものを仕分けする。そのステップの1つとして、まずは収納するものに優先順位を付けよう。たとえば「玄関にはコートを必ず収納したい」というように、優先順位が高いものはあらかじめ収納スペースを確保しておくとよい。優先順位の低いものは不要かどうかチェックし、いらないものは処分しよう。
収納スペースを確保する
いるものといらないものを仕分けても収納スペースがまだ足りないときは、便利な収納アイテムを取り入れるなどしてスペースを増やしたい。玄関にオシャレな棚を置けば収納スペースも拡張できるうえ、インテリアとしても役に立つ。壁にフックをつけて掃除用具を掛ける、コート掛けや傘立てを置くなどの方法もおすすめだ。
出し入れのしやすさもポイント
玄関収納では、出し入れのしやすさなど使い勝手を考えることも大切だ。急いでいるときにサッと取り出しにくいものや、使ったあとに片付けにくいものがあると、キレイな収納が長続きしにくくなる。子どもでも覚えやすく出し入れしやすい定位置を決めよう。
2. 玄関収納棚をオシャレにまとめるコツ

シューズボックスやクローゼットなどの玄関収納棚の中には、靴やブーツ、傘、掃除道具、子どものおもちゃなど、さまざまなものを収納したいご家庭も多いだろう。ここではものが多くなりがちな玄関収納棚の中を、オシャレに整理するコツをピックアップする。
傘
傘は傘立てに収納するとすっきりして見えやすい。玄関のスペースが少ない場合は、オシャレでスリムな傘立てを用意しよう。奥行きが短く傘を横一列に立てかけられるものや、ドアにマグネットで取り付けできるものなどがおすすめだ。
玄関収納棚にスペースがある場合は、傘を棚の中に引っかけて収納するのもよい。棚板などにフックをつけて傘を吊るせば、省スペースにしまえる。
靴やブーツ
玄関収納のスペースをもっとも必要とするのは、靴やブーツだろう。シューズボックスの中に入り切らない場合は、突っ張り棒を2本使って1段を上下2段に分け、収納力をアップさせよう。
ほかにも脚付きの折りたたみラックを使用すれば、靴1足分のスペースに靴を2足置くことができる。折りたたみラックは100均などで手に入るのでぜひ活用してみてほしい。
掃除道具
玄関掃除に欠かせないほうきやちりとりは、壁にかけて収納するのが便利だ。インテリアになじむ木製のフックや、ボタンのように丸くデザイン性の高いフックがあれば、「見せる収納」としてオシャレに片付けられる。
ほうきやちりとりを見せたくない場合は、玄関収納棚やシューズボックスの裏にフックを付け、引っかけて収納しよう。
子どものおもちゃ
ボールやシャベルなど子どものおもちゃは、吊るして収納するのも手だ。玄関収納棚のポールや突っ張り棒にフックをかけ、小さいおもちゃはバッグにまとめて入れるとよい。ボール類はメッシュネットで包むようにして吊るすと、ほかのものに汚れが付かずキレイにしまえる。
3. コートや小物などの玄関収納アイデア

玄関にはコートなどのアウターや、カギなどの小物も一緒に収納できると便利だ。ここでは玄関収納棚以外の場所にしまいたいアイテムの、オシャレで上手な収納アイデアを紹介しよう。
コート
1~3着程度のコートを省スペースで収納したい場合は、コート用の壁掛けフックを活用するのが手だ。壁を収納スペースにすることで、場所を取らずに収納力をアップできる。コートをたくさん収納したいならハンガーラックを置いてみよう。ハンガーラックのポールに吊り下げる収納ボックスなどを併用すれば、収納スペースをさらに増やせる。
カギ
カギをオシャレに収納するには、トレイを使う方法が簡単だ。玄関収納棚の上に浅いトレイを置き、外出時に持って行くカギや腕時計などの小物をしまうとよい。玄関収納棚にトレイを置けるスペースがない場合は、コンパクトなサイドテーブルに置くか、壁掛け収納を取り入れよう。
スリッパ
玄関にはスリッパ立ても置きたいものだ。玄関のスペースが狭いなら、玄関収納棚の側面にスリッパラックを取り付けよう。スリッパを縦に複数個収納でき、すっきり見えて場所を取らない。
スリッパ立てを床に置くなら、オシャレなカゴやファイルボックスを活用するのもよい。カゴを使う場合、底板が付いて安定感のあるものを選ぶのがおすすめだ。
バッグや帽子
バッグや帽子は、壁にかけて収納すると便利だ。コートとまとめてかけておけば、外出のときに必要なアイテムをサッとそろえられる。ハンガーラックの下部に棚板がある場合は、そこに置くのもよいだろう。
スポーツ用品
スポーツ用品は専用の収納アイテムを使うとすっきりしまえる。ボールが複数個ある場合は、ボールを縦に3個ほど並べられるスタンドを置いてはいかがだろうか。子どもの野球用バットは、バットを立てかけるスタンドにしまいたい。バイクのヘルメットなどは大きめのカゴにまとめて入れ、玄関収納棚の下などの隙間に収納しよう。
4. 玄関収納はアイデア次第でオシャレにまとめられる

玄関にしまっておきたいものは、どこのご家庭でも数多くあることだろう。乱雑になりがちな玄関だが、収納のコツを押さえればアイデア次第でオシャレにまとめられる。壁掛けフックや玄関収納棚に取り付けて使うアイテムなどを活用し、省スペースですっきり片付けよう。
結論
上手な玄関収納を実現させるためには、まずは現時点で収納できていないものを把握し、収納するものとしないものを仕分けるところから始めるとよい。あとは収納するアイテムごとに定位置を決め、必要な収納アイテムを用意しよう。紹介したアイデアで玄関を整え、オシャレな空間を作ってみてほしい。