1. 札幌市の雪かき指数が便利だった

雪の少ない地域にお住まいの方には無縁だろうが、北海道札幌市のホームページには「スコップ君の雪かき指数」という便利な情報が掲載されている。
雪かき指数の必要性
天気予報では「洗濯指数」「紫外線指数」「傘指数」など地域に密着した指数が発表されている。この指数を目安に「今日は洗濯物を干したまま外出しても大丈夫かな」「折りたたみ傘を持っていこう」などと行動を決めている方も多いだろう。
北海道など雪の多い地域では、雪かき指数の必要性は切実だ。なぜなら、夜寝ている間に雪が降り積もれば、朝早く起きて雪かきをしなくては外出することもできなくなるからだ。そのため、市政に対する要望で最も多いのが除雪に関するものだという。こうした市民の要望を受けた形で「スコップ君の雪かき指数」が生まれた。
北海道など雪の多い地域では、雪かき指数の必要性は切実だ。なぜなら、夜寝ている間に雪が降り積もれば、朝早く起きて雪かきをしなくては外出することもできなくなるからだ。そのため、市政に対する要望で最も多いのが除雪に関するものだという。こうした市民の要望を受けた形で「スコップ君の雪かき指数」が生まれた。
スコップ君の雪かき指数とは
スコップ君の雪かき指数は、札幌市のホームページ「明日朝の雪かき指数」に掲載されている。
雪かき指数は4段階あり、上から
・早起きをして頑張りましょう
・雪かきが必要でしょう。
・雪かきに備えましょう。
・降雪は少ないでしょう。
となっている。
雪かきは、雪の量によっては大仕事になる。雪かきのためのスコップをはじめとする道具の用意や防寒着の準備。もちろん早起きもしなくてはならない。雪かき指数を就寝前にチェックしておけば、朝起きたときにあわてないよう心の準備ができる。降雪が少なければ、少しゆっくりとした朝を迎えることもできる。このように雪かき指数は、札幌市民にとって冬の日常生活に欠かせない情報ツールになっている。
雪かき指数は4段階あり、上から
・早起きをして頑張りましょう
・雪かきが必要でしょう。
・雪かきに備えましょう。
・降雪は少ないでしょう。
となっている。
雪かきは、雪の量によっては大仕事になる。雪かきのためのスコップをはじめとする道具の用意や防寒着の準備。もちろん早起きもしなくてはならない。雪かき指数を就寝前にチェックしておけば、朝起きたときにあわてないよう心の準備ができる。降雪が少なければ、少しゆっくりとした朝を迎えることもできる。このように雪かき指数は、札幌市民にとって冬の日常生活に欠かせない情報ツールになっている。
2. 札幌以外でも雪かき指数を確認できる?

雪かき指数は、「スコップ君の雪かき指数」よりもやや範囲を広げた札幌圏内でも確認することができる。北海道テレビ(HBC)がテレビ局のキャラクター「もんすけ」を登場させて発表している「もんすけ雪かき予報」だ。
もんすけ雪かき予報とは
猿をモチーフにした北海道テレビのキャラクター「もんすけ」が雪かき指数を教えてくれる。もんすけがせっせと雪かきをしているか、のんびりとしているかなどで明日の雪かきが必要かどうかがわかる。
もんすけ雪かき予報の段階は上から
・非常に大変
・とても大変
・やや大変
・必要
・少し必要
・うっすら簡単
・必要なし
と7段階となっている。「スコップ君の雪かき指数」よりもこまかく雪かき状況を教えてくれるので人気だ。
もんすけ雪かき予報の段階は上から
・非常に大変
・とても大変
・やや大変
・必要
・少し必要
・うっすら簡単
・必要なし
と7段階となっている。「スコップ君の雪かき指数」よりもこまかく雪かき状況を教えてくれるので人気だ。
3. 北海道には雪かき以外にも指数があった

北海道では、雪に関する情報は生活や命を守るためになくてはならないものだ。そのため、雪かき以外にもいろいろな指数がある。
つるつる予報
雪かき指数だけでなく、札幌市内の路面状態を教えてくれるのがつるつる予報だ。ウインターライフ推進協議会が運営する「冬道転倒防止啓発サイト」で見ることができる。2019年度の雪道での転倒による救急搬送者数は804人。いくら雪道に慣れている北海道の人でも、つるつるの雪道が危険なことに変わりはない。
夜中の「気温」「雪の積もり具合」と札幌市内3カ所の路面状態から、翌日の朝の歩道や横断歩道の滑り具合を割り出して発表される。
提供時間は毎日17時から翌日10時まで。路面の状況を「あまり滑らない」「滑りやすい」「非常に滑りやすい」と3段階の指数にして表し、毎日17時に情報の更新がされている。
夜中の「気温」「雪の積もり具合」と札幌市内3カ所の路面状態から、翌日の朝の歩道や横断歩道の滑り具合を割り出して発表される。
提供時間は毎日17時から翌日10時まで。路面の状況を「あまり滑らない」「滑りやすい」「非常に滑りやすい」と3段階の指数にして表し、毎日17時に情報の更新がされている。
札幌市除雪情報
雪が積もってくると自宅周辺では雪かきを行うが、札幌市内などの道路には除雪車が出動する。今までは、いつ、どこで除雪車が除雪作業をしているのか一般市民にはわからなかった。そのため市民から「雪が積もっているけれど、いつ除雪車がくるのか」といった問い合わせが市役所に多く寄せられていた。そこで、札幌市と北海道テレビが共同で「札幌市除雪情報」を提供する試みを開始した。
また、テレビで除雪情報を見逃した場合でも、データ放送で自宅の郵便番号を登録しておくだけで除雪状況がわかるようになっている。さらに、札幌市公式LINE登録でも確認できるようになっている。
また、テレビで除雪情報を見逃した場合でも、データ放送で自宅の郵便番号を登録しておくだけで除雪状況がわかるようになっている。さらに、札幌市公式LINE登録でも確認できるようになっている。
結論
北海道では、降雪への準備は必要不可欠だ。生命・生活・財産を守るため、雪にかかわるさまざまな指数が情報提供されている。なかでも身近な指数が雪かき指数であり、確認することで前夜から雪かきの心構えができる。そのほかにも、路面の状態を教えてくれる予報や除雪車の出動状況などを把握できる情報などがあり、雪と向き合う地方の人々の頼りになる味方となっている。