目次
- 1. アンティークとは?
- 2. アンティーク風の部屋に仕上げるためのポイント
- 3. アンティーク風インテリアや雑貨を使った一人暮らしの部屋作りアイデア
- 4. アンティーク風インテリアのコーディネートアイデアを部屋別に紹介
- 5. アンティーク風インテリアで部屋をオシャレに
1. アンティークとは?

そもそもアンティークの定義や一般的なイメージとは、どのようなものなのだろう。
「骨董品」「年代物」といった意味を持つ言葉
アンティークとはフランス語で「antique」。作られてから100年以上を経た美術品、家具、工芸品のことを示した言葉だ。現在では「骨董品」「年代物」といった意味でアンティークという言葉は使われている。イメージとしては、年月を経た「品格」を感じさせる家具という意味だ。
現代では「アンティーク調」のインテリアが多く作られるようになり、希少価値の高いアンティークを使わなくても部屋づくりがしやすくなっている。
アンティークにもいろいろなテイストがある
アンティークと一口にいっても、いろいろなアンティーク風インテリアがあることをご存じだろうか。たとえば「ヨーロピアンスタイル」「アメリカンスタイル」「英国風スタイル」「北欧風スタイル」「昭和レトロスタイル」など、とても幅が広いのがアンティーク風インテリアだ。お気に入りのアンティーク調の部屋を作るなら、まずコンセプトをどこに置くのかを明確にすることが大切だ。
アンティーク風に仕上げたインテリアも多い
本物のアンティークインテリアをそろえようとすると、莫大な費用が必要になる。理想的には本物のアンティークをインテリアに取り入れたいところだが、まずは気軽にアンティーク風に仕上げたインテリアで雰囲気を楽しむことから始めてみてはいかがだろうか。
2. アンティーク風の部屋に仕上げるためのポイント

アンティーク風の部屋に仕上げるためには、雑貨屋でも購入できる小物や家具に注目してみよう。インテリアとして、何をポイントに選べばいいのかを紹介する。
テイストを決める
古めかしさの中にも垢ぬけた雰囲気をもつ「フレンチスタイル」、優雅でクラシカルな「英国スタイル」、懐かしい中に新鮮さを感じさせる「昭和レトロ」など、アンティーク風インテリアはさまざまだ。まずは、アンティークのテイストを決めよう。ここが揺らいでしまうと小物や家具を選ぶときに統一感がなくなって、落ち着かない部屋になる。
テイストに合うインテリアや雑貨をそろえる
アンティーク風インテリアのテイストが決まったら、一番ウエイトのあるインテリアをテイストに合わせよう。たとえば、家具や照明、時計など生活に必要なものから始めることだ。次に、オーナメントや雑貨にも徐々にそのテイストを広げていき、世界観を作り上げていこう。
部屋の印象はカラーで決まる
家具や雑貨などのアンティーク風インテリアのテイストを統一しても、カラーを意識しなければ上手に演出することはできない。それほど部屋の印象はカラーで決まるといっても過言ではない。
たとえば、白がメインのアンティーク風インテリアであれば、エレガントさが際立つ。黒やダーク調をメインにすると、大人っぽいシックな印象に。またダークブラウンを基調にすれば、重厚さや威厳を感じさせるイメージの部屋になるだろう。このようにカラーは重要なポイントとなるので意識してみてほしい。
3. アンティーク風インテリアや雑貨を使った一人暮らしの部屋作りアイデア

一人暮らしだからこそ満喫できる、アンティーク風のインテリアの部屋作りアイデアを紹介しよう。
ワンルーム
ワンルームでのアンティーク風インテリアでおすすめなのが、昭和レトロだ。実は、昭和レトロで使われる家具は、今の家具よりもひと回り小さくできている。また、ほとんどの家具は背が低いため圧迫感が少ない。コンパクトながら細かく仕切られている棚なども多く、収納力も抜群なので狭いワンルームにぴったりだ。
1K
1Kでもキッチンは独立しているため、少し部屋にゆとりができる。ゆとりがあるからといってものをいろいろ置いてしまうと、雰囲気も台無しになりかねない。そのため、できるだけ余白を持たせたインテリアを考えよう。たとえば、テーブルやベッドの脚は華奢なものを選ぶとスッキリ見える。そして、やはり背の高い家具は置かないことだ。
4. アンティーク風インテリアのコーディネートアイデアを部屋別に紹介

アンティーク風インテリアのコーディネートは、部屋ごとに工夫するポイントが違ってくる。
キッチン
炊飯器、電子レンジ、冷蔵庫など電化製品が多いキッチンでは、アンティーク風インテリアと合わせることが難しいのではと考える方も多いだろう。しかし、むき出しのコンクリート壁やあえて塗装していない合板でできた棚など、素材だけのコーディネートとの相性がいいのがレトロインテリアの特徴だ。照明をアンティーク風にしたり、アンティーク風のキッチンツールを壁面に飾るなどして雰囲気を楽しもう。
リビング
リビングは家族の憩いの場であり、来客をもてなす場でもある。あまり生活感を出し過ぎず、オシャレ感のある場所を心がけておきたい。リビングではソファやテレビ台といった目に付く場所をアンティーク風のインテリアにすることで、アンティークの上品な趣を演出することができる。
ダイニング
ダイニングは家族で食事をする場所だ。まずメインであるダイニングテーブルとチェアをアンティーク風のインテリアにすることから始めよう。家族のみんなが使いやすく、心地よく過ごせるものを選ぶことが大切だ。
洗面所
洗面所では蛇口のデザインなど、一部をアンティーク風のインテリアで凝ったものにするのがおすすめだ。コンパクトでも豪華さが印象的なコーディネートにすると、雰囲気をガラリと変えることができる。また、エアプランツなどを飾ると一層アンティーク風のインテリアを引き立ててくれる。
寝室や書斎
寝室や書斎は家族共有のスペースではないので、思い切って自分の好きなテイストのアンティーク風のインテリアにしてはいかがだろうか。とくに書斎のデスクやベッドなど、重厚感や高級感のあるアンティーク風のインテリアにすれば、落ち着きのある雰囲気を楽しむことができるだろう。
子ども部屋
子ども部屋にアンティーク風のインテリアを上手に取り入れるコツは、成長に合わせたものを選ぶということだ。まずは子どもが片付けやすい家具を選んだり、使いやすいものを選ぼう。
また、初めから頑丈で質のいい家具を選ぶなど、小学校、中学校、高校になっても使い続けられる家具にすることも考えてみよう。使い込んでいくうちに愛着のわく家具を選ぶことは、それ自体が本物のアンティークといえる。
5. アンティーク風インテリアで部屋をオシャレに

アンティーク風のインテリアは、なぜか心が安らぎ、癒しの空間を演出してくれる。大切なことは、あまりアンティークにこだわり過ぎて生活しにくくなってしまわないことだ。とくに家電の多いキッチンやリビングでは「共存」も必要になる。
現代の便利な生活を保ちつつアンティークな雰囲気を楽しむため、メインとなるところをアンティーク風インテリアにして部屋をオシャレに楽しんでみてはいかがだろうか。
結論
アンティーク風のインテリアを楽しむためには、まずはテイストやカラーを決めることが大切だ。このコンセプトが一貫していないと理想的なアンティーク風の部屋作りができない。また、部屋別にコーディネートするときにはポイントを押さえることも重要になる。アンティークへのこだわりを持ちつつ、毎日の生活が快適に過ごせるインテリアも考えた部屋作りを目指そう。