目次
- 1. 血圧計の寿命はどれくらい?
- 2. 血圧計本体とカフでは寿命が異なる
- 3. 使用する電池の寿命は?
- 4. 血圧計の買い替え時期は?
- 5. 血圧計を少しでも長持ちさせるには?
- 6. 血圧計にも寿命がある!買い替え時期を正しく判断しよう
- 本体:5年もしくは30,000回に到達したら
- カフ(腕帯):1年もしくは10,000回に到達したら
- 本体:5年もしくは10,000回に到達したら
- 本体:5年
- カフ(腕帯):1年
- 本体:5年
- カフ(腕帯):2年
- 本体:5年もしくは30,000回に到達したら
- カフ(腕帯):2,000回 (1日6回)の測定で1年ほど
1. 血圧計の寿命はどれくらい

血圧計はメーカーごとに耐久期間が定められている。機種によって異なることもあるが、それぞれの寿命の目安は以下の通りだ。
オムロン ヘルスケア株式会社
パナソニック株式会社
テルモ株式会社
株式会社エー・アンド・デイ
シチズン・システムズ株式会社
2. 血圧計本体とカフでは寿命が異なる

血圧計本体とカフの寿命を別に記載しているメーカーは多い。一般的にカフのほうが寿命が短いので、本体がまだ使用できる場合でも交換する必要がある。説明書でそれぞれの寿命を確認しておくことが重要だ。
カフだけ交換したいなら、メーカーの公式サイトや販売店をチェックしよう。血圧計の型式番号を確認したうえで、対応するカフを購入してほしい。なお、空気が漏れたり面ファスナーの粘着が弱くなったりしたら、使用年数や回数に関わらず交換が必要になる。
3. 使用する電池の寿命は?

血圧計本体やカフだけではなく、電池の寿命もチェックしておこう。寿命が短くなるケースと、電池の選び方についてまとめた。
高血圧ほど電池の寿命が短くなりやすい
高血圧の方が血圧計を使用する場合、通常よりも強い加圧が必要とされる。電力を多く消費することで、寿命が短くなることが考えられるだろう。低温下での使用も同様のことがいえるため、小まめな電池交換が必要だ。
充電式電池の使用は推奨されていない
繰り返し使用できる充電池だが、初期電圧が1.2V程度と低く安定しない。血圧計に使用すると動作への影響が心配なので、使い切りの乾電池を使用する。詳しい電池のサイズや種類は説明書で確認しておこう。
4. 血圧計の買い替え時期は?

血圧計は適した時期に買い替えることが大切だ。2つのタイミングについて紹介しよう。
使用回数または年数がメーカー基準に達した
メーカーが定めた耐久期間や使用回数に達したときが、買い替えのタイミング。メーカーによって寿命は異なるので、説明書や公式サイトで確認してほしい。購入した日時を記録しておくと安心だ。
エラーが表示される、正しい数値が計測されない
エラーが頻繁に表示される場合は寿命が近い可能性が高い。表示によってエラーの内容は違うため、説明書や公式サイトをチェックしよう。エラーがでなくても、正しい数値が計測できなければ買い替えのタイミングと考えられる。
5. 血圧計を少しでも長持ちさせるには?

血圧計の寿命は使い方によって左右される。少しでも長持ちさせるためのポイントをまとめた。
測り直しの回数を減らす
血圧計は正しい方法で使用しないと正しく計測できない。無駄な測り直しを繰り返すと寿命が縮まるので、正しいカフの巻き方や測り方を説明書で確認してほしい。カフと心臓の高さを同じにする、腕に力を入れないなどのポイントをチェックしておこう。
高温多湿などを避けて保管する
血圧計を高温多湿の環境で保管すると劣化しやすくなる。直射日光が当たる場所や振動する場所もNGだ。湿度が低い冷暗所が保管場所として適している。なお、血圧計はホコリにも弱いので、保管場所を定期的に掃除してほしい。
長期間使用しないときは電池を抜く
使用しない血圧計に電池を入れたままにすると、微量の電流が流れて電池が摩耗してしまう。さらに液漏れするケースもあるので注意が必要だ。血圧計本体のサビや変色の原因になり、使用できなくなる可能性がある。長時間使用しないなら、電池は抜いておくことが大事だ。
6. 血圧計にも寿命がある!買い替え時期を正しく判断しよう

血圧の管理に必要な血圧計は、正確に測定できるようにしておきたい。本体とカフの寿命を把握して、定期的に買い替えることが重要だ。使用回数または年数がメーカー基準に達したり、エラーが表示されるようになったりしたら、買い替えのタイミング。詳しい寿命はメーカーによって異なるが、本体は5年、カフは1年を目安にしてほしい。
結論
寿命を過ぎた古い血圧計だと、正確な血圧を把握できない可能性がある。メーカーではそれぞれ耐久期間を定めているため、事前に買い替えの時期を確認しておこう。血圧計本体とカフ、両方の寿命をチェックしておくことが重要だ。なお、血圧計の寿命は使い方や保管方法に左右される。長持ちさせるためのポイントをチェックしておこう。