目次
- 1. フライパンの素材の種類と選び方
- 2. フライパンの加工の種類と選び方
- 3. フライパンのサイズ・形の種類と選び方
- 4. フライパンを選ぶときにチェックしたいポイント
- 5. フライパンは種類や特徴を把握して上手に選ぼう
- 丈夫で長持ちする
- 強い火力を使えるので短時間で料理できる
- 使い込むことで油なじみがよくなり食材がくっつきにくくなる
- 強くこすっても傷が付きにくい
- 鉄分が補給できる
- 焼き込みや空焚きが必要
- 重いので腕が疲れやすい
- 水分が残るとサビが発生する
- 熱伝導がよいため焦げ付きやすい
- 熱伝導率がとても高く均等に伝わりやすい
- サビにくく抗菌作用がある
- 塩分や酸に弱く変色することがある
- 他のフライパンと比較して価格が高い
- 丈夫で傷に強い
- サビにくい
- 保温性が高く冷めにくい
- 手入れがしやすい
- 熱伝導率が悪く焼きムラが発生しやすい
- 焦げ付きやすい
- 重いので腕が疲れる
- 落下などの衝撃に強い
- 長持ちする
- サビにくい
- 保温性が高く冷めにくい
- 軽くて使いやすい
- 熱伝導率が悪い
- 熱源の上が急激に熱くなる
- 非常に軽く扱いやすい
- 熱伝導率が高いのですぐ調理できる
- 料理の色がわかりやすい
- 高温で調理すると食材がくっつく
- 強酸や強アルカリに弱い
- 油なじみが悪いので炒めものや焼き物に向かない
- 柔らかく傷が付きやすい
1. フライパンの素材の種類と選び方

フライパンに使用されている素材の種類をまとめた。それぞれのメリットとデメリット、おすすめの料理を紹介しよう。
鉄
鉄製のフライパンは、強い火力が必要な中華料理に適している。焼く、炒める、揚げるといった調理におすすめの素材だ。ステーキの表面を高温でカリッと焼けるため、旨味を閉じ込められる。
銅
銅製のフライパンは卵料理や煮込み料理にピッタリ。熱が均等に伝わりやすいため、厚焼き玉子がキレイに焼ける。一方、酸でサビる性質があるので、酸味のある食材には使用しないほうがいい。
ステンレス
焼く、炒める、揚げる、煮物、蒸し物など、いろいろな種類の調理で活躍する。高温での焼き物や、じっくりと火を通す煮物におすすめだ。ただし、熱伝導率が悪いので、ソテーなどに使用するときは十分に予熱する必要がある。
チタン
汎用性が高いためさまざまな調理に使用でき、とくに炒めものが得意。他の種類の素材と組み合わせることが多く、裏側をアルミなどでコーティングするのが一般的だ。
アルミ
銀色なので食材の色味が確認しやすく火加減の調整がしやすい。色味が重要なソースの調理に向いており、パスタと絡めてあおるのにもおすすめだ。なお、コーティングしたタイプは焦げ付きに強く、炒めものや焼き物にも活躍する。
2. フライパンの加工の種類と選び方

フライパンを選ぶなら加工の種類にも注目しよう。それぞれの特徴を詳しく解説する。
フッ素樹脂(テフロン)加工
焦げ付きを防止して、お手入れの手間を軽減できるのが魅力。少ない油で調理できる、他の加工と比較して安価といったメリットがある。ただし、コーティングははがれやすく、耐久年数は短めだ。高温に弱いので強火での調理や空焚きは避ける。金属のヘラを使用すると傷が付くので注意しよう。
マーブル・ダイヤモンドコート
フッ素樹脂にマーブル(大理石の粉)を混ぜたものが「マーブルコート」、ダイヤモンドなら「ダイヤモンドコート」だ。基本的なメリットとデメリットはフッ素樹脂加工と同じだが、耐久性が高くコーティングが長持ちする。マーブルコートとダイヤモンドコートを比較した場合、ダイヤモンドコートのほうが耐久力が高い。
セラミック加工
丈夫で傷に強く、耐熱性があり焦げ付きにくいといった特徴がある。見た目がオシャレで、弱火でも火が通りやすくガス代の節約になるのが魅力だ。ただし、使用前の準備や使用後の手入れが必要で、油は毎回使用することになる。熱伝導率がよく火力調整がやや難しい、強火での調理は避けるなど、注意点もチェックしておこう。
3. フライパンのサイズ・形の種類と選び方

家族の人数や作りたい料理によって、適したフライパンのサイズ・形は異なる。種類別に選び方のポイントを解説しよう。
小型
14~20cmくらいの小さなフライパンだ。洗いやすく収納しやすいのが魅力で、一人暮らしの方や少量の調理に向いている。14cmなら目玉焼きが1個、16cmなら2個、18cmだと2~3個が目安。20cmは少量の炒めものやホットケーキなどが焼ける。小さすぎると料理がはみ出ることがあるので注意しよう。
中型
22~26cmくらいの中型フライパンは、2人以上での使用や普段使いに適している。24cmと26cmは使い勝手がよく汎用性が高いため、ひとつは用意しておきたい。2~3人家族なら、目玉焼きが4個ほど焼ける26cmのフライパンがあると便利だ。
大型
28cm以上ある大きなフライパンで、一度に大量の料理ができるのが魅力。4人以上の家族がいるご家庭で活躍する。28cmあれば家族分の餃子が、30cmあれば一度にたくさんの肉や魚が焼けるだろう。ただし、大型のフライパンは重いためやや使い勝手が悪い。中型や小型など、他の種類のフライパンと上手に使い分けよう。
深型
深さがあるので、炒めものやチャーハンなどのパラパラした料理もこぼれにくい。煮る、揚げる、蒸すなどさまざまな調理に使用でき、天ぷらやパスタ、煮物におすすめだ。カレーやシチューなど、炒めた食材をそのまま煮込むこともできる。平型のフライパンとは別に用意しておくといい。
4. フライパンを選ぶときにチェックしたいポイント

フライパンを選ぶときに、確認しておきたいポイントをまとめた。どの種類のフライパンがいいのか、選ぶときの参考にしてほしい。
用途や人数に合うか
用途や家族の人数にピッタリの種類を選ぼう。たとえば、中華料理なら鉄製、2~3人家族なら中型のフライパンがおすすめだ。どのような料理を何人分作るのか、ハッキリさせてくと選びやすい。
IH対応かガス専用か
自宅のコンロによって使用できるフライパンは異なる。IHクッキングヒーターの場合、IH対応のフライパンでないと使えない。必ずIH対応かガス専用かを確認しておこう。
機能性
四角い卵焼きフライパン、魚用のグリルパン、無水調理対応など、機能付きのフライパンは便利だ。同時調理ができる仕切り付きは、フライパンひとつで一人分の朝食を用意できる。取っ手が取れるタイプはそのまま食卓にだせるうえ、収納もしやすい。
5. フライパンは種類や特徴を把握して上手に選ぼう

フライパンの種類はいろいろあり、それぞれ適した料理が異なる。まずは素材別の特徴をチェック。それぞれメリットとデメリットがあるので、加工の種類とあわせて確認しておくことが重要だ。サイズの種類は、家族の人数や作りたい料理の量にあわせて選ぼう。あらかじめ用途をハッキリさせておけば、フライパン選びで失敗する心配が少ない。
結論
フライパンを選ぶときは、素材と加工、サイズの種類を確認する。用途や人数にあわせて、適したフライパンを選んでほしい。IH対応や機能性など、選ぶときのポイントとあわせてチェック。さまざまな種類を十分に比較したうえで、使いやすいフライパンを選ぶことが重要だ。