目次
- 乾燥によるインフルエンザウイルスの飛散を抑える
- 乾燥による肌トラブルを予防する
- 暖房による乾燥を防ぎ体感温度をあげる
- 野菜や果物の乾燥を防いで新鮮さを長持ちさせる
- 送風口が熱くならないので安全
- 電気代が安い
- 加湿しすぎる心配がない
- モーターやファンの音が大きい
- フィルターの交換や手入れに手間がかかる
- 部屋が冷えやすい
- 蒸気が温かいので部屋の温度が下がらない
- 短時間で湿度があがる
- 広い部屋を加湿できる
- 水を沸騰させるので雑菌が繁殖しにくい
- 蒸気や吹出口が熱いため、やけどをする可能性がある
- ヒーターを使うので電気代が高い
- カルキがつきやすい
- 加湿量が多いと結露が発生することがある
- 送風口が熱くならないので安全
- コンパクトなタイプが多い
- 電気代が安い
- デザイン性の高いアイテムが多い
- 低価格で購入できる
- 雑菌が繁殖しやすい
- 床や壁がぬれて傷むことがある
- 付着した水蒸気を放置すると白い跡が残る
- 小まめな手入れが必要
- 湿度が高くなりすぎることがある
- 素早く加湿できる(加熱気化式)
- 雑菌を放出しない(加熱気化式)
- 水が熱くないので安全に加湿できる(加熱気化式)
- 静音性が高い(加熱超音波式)
- 手入れが簡単(加熱超音波式)
- 水を沸騰させるので雑菌が繁殖しにくい(加熱超音波式)
- デザイン性の高いアイテムが多い(加熱超音波式)
- 電気代がかかる(加熱気化式/加熱超音波式)
- フィルターにカビが繁殖しやすく小まめな手入れが必要(加熱気化式)
- 床や壁がぬれて傷むことがある(加熱超音波式)
- ぬれたまま放置すると白い跡が残る(加熱超音波式)
- 電気代がかかる(加熱気化式/加熱超音波式)
- フィルターにカビが繁殖しやすく小まめな手入れが必要(加熱気化式)
- 床や壁がぬれて傷むことがある(加熱超音波式)
- ぬれたまま放置すると白い跡が残る(加熱超音波式)
1. 加湿器の効果と種類ごとの特徴

使い方の前に加湿器の効果を確認する。気化式やスチーム式、超音波式のメリット・デメリットと一緒に紹介しよう。
加湿器の効果
気化式
水を含んだフィルターに送風して水分を空気中に放出する。ぬらしたタオルに、扇風機で空気をあてるイメージに近い。
メリット
デメリット
スチーム式
ヒーターで水を加熱して蒸発させる仕組みの加湿器だ。ファンで送風して空気中にスチームを放出する。
メリット
デメリット
超音波式
超音波でミストを発生させてファンで拡散。構造がシンプルで、さまざまなメーカーから発売されている。
メリット
デメリット
ハイブリッド式
ハイブリッド式は、加熱気化式と加熱超音波式に分かれる。加熱気化式はスチーム式と気化式の、加熱超音波式はスチーム式と音波式のハイブリッドだ。組み合わせることによって、それぞれのデメリットを補っている。
メリット
デメリット
2. 加湿器の置き場所はどこが正解?

部屋を効率よく加湿したいなら、加湿器の置く場所の選び方が重要だ。使い方の基本である、適した置き場所の条件を解説する。
窓から離れた部屋の中心
窓の近くに加湿器を置くと、水蒸気が冷やされて結露になってしまう。窓から離れた場所を選ぶのが使い方のポイント。全体に水蒸気を拡散できる部屋の中央が理想だ。
エアコンと対角線上
エアコンの対角線上に加湿器を置けば、加湿した空気が風に乗って循環する。部屋中を効率よく加湿できるのでおすすめだ。ただし、湿度センサーが誤作動するので、エアコンの風が直接あたらないように注意してほしい。
壁や家具・家電から離れた位置
壁や家具・家電の近くに加湿器を置くと、水蒸気がかかってしまう。壁や家具が傷んだり、家電が故障する原因になったりするので注意する。適度に離して、吹出口を向けないように置くのが使い方の基本だ。
吹出口は床から30cm以上の高さに
加湿器を床の近くで使用すると、水蒸気を冷たい空気に吐き出すことになる。冷たい空気は下に行く性質があるため、含まれた水蒸気は床付近にたまってしまう。結露も発生するので、吹出口が床から30cmほど高い位置になるように置く。
換気扇や部屋の出入り口付近は避ける
換気扇や出入り口の近くは空気の入れ替えが激しい。加湿器で放出した水蒸気が外に出てしまうため、部屋の湿度があがりにくくなる。換気扇や出入り口の近くは避けて、換気をするときは加湿器の電源を切るのが使い方のポイントだ。
3. 加湿器の正しい使い方

加湿器の使い方を間違えるとトラブルの原因になる。使い方のポイントを3つ紹介するので、あらかじめ確認しておこう。
タンクの水は毎回交換する
タンクの水を入れっぱなしにすると、雑菌が繁殖しやすい。そのまま加湿器を使用すれば、部屋中に雑菌を拡散することになるだろう。水は継ぎ足しをせず毎日入れ替える。殺菌作用がある塩素が入った水道水を使用するのが、正しい使い方だ。
フィルターやトレーは定期的にお手入れをする
フィルターやトレーの汚れを放置すると、雑菌が繁殖することがある。さらにカルキがフィルターにたまれば、過失能力が低下するので注意が必要だ。月に1回ほどの頻度で念入りに掃除をして、清潔に使用してほしい。
寝るときはスイッチを切る
部屋の温度が下がると、空気が含むことができる水蒸気の量(飽和水蒸気量)が減ってしまう。そのため、加湿器をつけたまま暖房を消すと、結露ができたり過剰に湿度が高くなったりする。カビやダニが発生しやすい環境になるので、寝るときはスイッチを切っておこう。
4. 加湿器の効果を得るには正しい使い方をすることが重要

加湿器を適切に使用すれば湿度をコントロールできる。しかし、使い方を間違えると、カビやダニが発生する可能性があるので注意が必要だ。窓から離れた部屋の中心に置く、換気口や出入り口の近くを避けるなど、まずは正しい置き場所を確認する。タンクの水を交換する、寝るときはスイッチを切るといった、使い方の基礎知識とあわせてチェックしておこう。
結論
部屋の乾燥を防げる加湿器は便利だが、使い方を間違えるとトラブルが発生することがある。置き場所や正しい使い方を確認しておくことが重要だ。効果や種類別のメリット・デメリットとあわせて、事前にチェックしておこう。加湿器で湿度を上手にコントロールして、快適に過ごしてほしい。