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ソファ

ソファーの寿命は何年?買い替えのタイミングや処分方法まで徹底解説

投稿者:ライター 松岡由佳里 (まつおかゆかり)

鉛筆アイコン 2022年2月12日

どんなに大切に使ったとしても、ソファーは永久に使えるものではない。ソファーのクッション材は消耗品でいつか寿命がくるものだ。しかし、買い替えのタイミングがよくわからないという方も多いだろう。ここでは、どのタイミングで買い替えを検討したらいいのか、ソファーの処分方法、長持ちさせるポイントなどを紹介しよう。

  

1. ソファーの「寿命」は何年?

破れたソファ
もちろん使う頻度や環境、使い方などでソファーの寿命は変わってくる。目安としてソファーの種類でその寿命を見てみよう。

布(ファブリック)ソファー

布のソファーの場合「布が擦り切れてきた」「布が色あせててきた」「汚れがひどくなってきた」という状態になったときには寿命と考えよう。布やウレタンなどの経年劣化を考えると6~8年、長くても10年くらいと考えていいだろう。

合成皮革ソファー

合成皮革ソファーは、ビニール素材に塗料を塗ったもの。ビニールは引っ張れば伸びるが塗料は伸びないため、塗料が剥離してしまう。安価な合成皮革ソファーは3、4年、国産の上等な合成皮革ソファーなら7~8年くらいが寿命と考えていいだろう。

本革ソファー

本革ソファーは、メンテナンスによって大きく寿命が変わってくる。本革には保湿が欠かせない。定期的に保湿してメンテナンスをすれば20年でも30年でも使うことができ、皮本来のつやも出てくる。何のメンテナンスもしなければ、4、5年で寿命が尽きることもある。

ウレタンやフレームの寿命は?

ソファーの座面にはウレタンが使われていることが多い。ウレタンは消耗品なので通常の使い方では4、5年が寿命となる。
天然木のフレームは耐久性に優れているので10年ほど、合板プリントで作られている場合にはもっと寿命は短くなる。

2. ソファーは買い替える?修理する?

ソファを運ぶ
使っているソファーがもうそろそろ寿命かなと思ったとき、買い替えるか修理するか迷うところだ。

使用年数にもよるがおすすめは「買い替え」

お気に入りのソファーで、もう同じものは手に入らない。そのような場合には、修理も考えられる。しかし、専門店で修理を依頼すると、かなりの費用がかかることもある。
すでに部品が入手できなかったり、ウレタンや生地の材料費がかさんだりすることもある。すべてカスタマイズということになると修理するだけで30万円以上する場合もある。
もちろん、それだけかけても何とか修復してもらいたい、と考える方もいるだろう。しかし、一般的には新しいソファーへの買い替えがおすすめだ。

3. ソファーを買い替えるタイミング

破れたソファ
ソファーを買い替えるタイミングに悩む方も多いだろう。買い替えのタイミングはいくつかある。

クッション材がヘタってきた

ソファーの中身のウレタンは、劣化すると弾力性を失ってヘタってくる。底付きするようになったら寿命と考えよう。

フレームや脚が折れるなどした

フレームや脚が折れるなど傷みがひどくて修理ができない場合は、安全面のことも考えて買い替えよう。

バネなど金属パーツがきしむようになった

ソファーの中身のウレタンと同じように、バネなどの金属パーツも経年劣化する。座るたびにギシギシときしむようになったら寿命と考えていいだろう。

座り心地が悪くなった

今までと明らかに座り心地が悪くなったら、寿命といえる。座り心地が悪いまま使っていると、知らないうちに腰や背中に負担がかかってしまう。

ライフイベントや模様替えも買い替えのタイミング

一人暮らしを始めた、結婚して子どもができたなどのライフイベントや、引っ越しを機に部屋に合うソファーにするなど、いろいろなタイミングで買い替えることもある。

4. 寿命を迎えたソファーの処分方法

ソファを処分する
ソファーに寿命がきて買い替えるとなると、処分方法の問題が出てくる。ソファーの状態を見ながら、いろいろな処分方法を考えてみよう。

粗大ごみとして処分する

住んでいる自治体の粗大ごみ回収に出して処分する。自治体にもよるが、比較的安い処分代で回収してくれるところが多い。処分方法は、各自治体のルールに従う。

買い替える際に引き取ってもらう

一番楽なのは、新しくソファーを購入したお店で処分してもらうという方法だ。引き取りサービスを行っているお店に頼めば、新しいソファーの搬入と同時に古いソファーの引き取りをしてくれるので、手間がかからない。

まだ使える場合はリサイクルショップ

ソファーの状態が比較的よく、まだまだ使えそうな場合には、リサイクルショップに買い取ってもらうという方法もある。お店に持って行くのは大変だが、買い取ってもらえたらうれしい。

不用品回収業者に引き取ってもらう方法もある

不用品回収業者に引き取ってもらうという方法もある。ただし、業者選びは慎重に行おう。
数社に見積もりを出してもらって検討し、信頼できる業者を選ぶことだ。

ただし違法業者にはご注意を

最近、回収業者による不法投棄の問題が多くなっている。一般家庭から出るごみは「一般廃棄物処理」の許可が必要で、「産業廃棄物収集運搬業許可」や「産業廃棄物処理業許可」「古物商」では回収することができない。
違法業者に依頼すると、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性もあるため、各自治体のホームページなどで許可業者をチェックしておこう。(※1)

5. 寿命が長いソファーを選ぶことも重要

ソファ
ソファーは寿命がきたら買い替えを検討しなければならないが、できるだけ寿命が長いソファー選びをしたいものだ。

ソファーの重さや耐久性試験などをチェックしよう

耐久性の高いソファーは、もちろん寿命も長い。耐久性の見分け方のひとつに重さがある。耐久性のあるソファーは素材をたくさん使用しているから重くなる、という考え方だ。もちろん、一概にはいえないが、寿命の長いソファー選びの目安になるだろう。
また、メーカーによっては耐久性試験を公開している商品もあるので、ぜひチェックしてみよう。

カバーを定期的に洗うなどお手入れも寿命を延ばすコツ

ソファーの寿命を延ばしたいなら、ソファーのメンテナンスは重要だ。生地はソファーの中でも最も傷みやすく、寿命も短い。カバーを定期的に洗って、直射日光に当てない、エアコンの風を直接当てないなど、劣化の原因を作らないことだ。

結論

ソファーの寿命はソファーカバーの種類やウレタン、フレームによっても違ってくる。買い替えのタイミングとしては、クッションのヘタリ、座り心地の悪さ、部分的な壊れなどがある。ソファーを処分するときには自治体の粗大ごみ、リサイクルショップ、不用品回収業者などがあるが、最も手軽なのは引き取りサービスを利用することだ。新しいソファーを迎えて、快適なくつろぎタイムを楽しもう。
(参考文献)
※1:環境省_廃棄物の処分に「無許可」の回収業者を利用しないでください!
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  • 更新日:

    2022年2月12日

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