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電子レンジ

電子レンジの寿命は何年?故障のサインや適切な処分方法も徹底解説!

投稿者:ライター 西村七海 (にしむらななみ)

鉛筆アイコン 2022年2月20日

日々の暮らしに欠かせない電子レンジ。使用頻度が高く、故障すると日常生活に支障をきたすおそれもある。スムーズに買い替えなどの対応ができるように備えておくと安心だ。そこで今回は、電子レンジの寿命や買い替えるべき故障のサイン、処分方法まで徹底解説する。

  

1. 電子レンジの寿命は何年?

電子レンジ
電子レンジの寿命が何年ほどかをご存じだろうか。とくに問題がなく使えている場合や、故障していない場合、年数など気にせず長年使い続けるケースが多いかもしれない。しかし把握しておくことで、買い替えを検討する材料になるだろう。

一般的には10年程度といわれている

電子レンジの寿命は一般的に10年程度といわれている。この寿命には、後述する電子レンジの仕組みと「マグネトロン」という部品が関わっている。

メーカーの部品保有期間は8年

部品保有期間とは、製品を修理するために必要な部品をメーカーが保有している期間のことである。メーカーの部品保有期間は8年のため、それ以上使い続けている電子レンジが故障した場合は部品がなく、修理ができない可能性がある。

電子レンジの寿命に関わるマグネトロンとは?

先ほど解説したとおり、電子レンジの寿命は10年程度。これは、組み込まれているマグネトロンという部品の寿命によるものである。

マイクロ波を発生させる部品

電子レンジは、マイクロ波によって食品を温める仕組みになっている。マグネトロンは、マイクロ波を発生させるために組み込まれている部品だ。

マグネトロンの寿命は1,000~2,000時間

マグネトロンの寿命は、1,000~2,000時間とされている。年数に換算すれば約10年だ。

2. 電子レンジの寿命が近いときに見られる症状

電子レンジ
電子レンジの寿命が近いときは、以下のような症状が見られる。買い替えのサインでもあるため、ご家庭の電子レンジを確認してみよう。

食品が温まりにくい

以前と比べて食品が温まりにくいと感じる場合は、電子レンジの寿命が近い可能性がある。故障する前に買い替えよう。一方、少しの加熱で異常に熱くなるような症状にも注意が必要だ。使い続けると火災につながるおそれがある。

途中で止まる

電子レンジが頻繁に途中で止まるという症状も、寿命が近いサインである。使い続けると、いずれ故障する可能性が高い。買い替えや、新しい電子レンジであれば修理を検討しよう。

異音や異臭がする

電子レンジから異音や異臭がするのは、故障の可能性がある。正常な状態でも音はするが、異音や大きな音がする場合は注意しよう。また、焦げたにおいや金属のにおいといった異臭がする場合は、内部の故障が疑われる。発火する危険性もあるため買い替えよう。

加熱中に火花が出る

電子レンジでの加熱中に火花が出るときや、パチパチという音がするときなどは注意が必要だ。スパークが発生している状態で、内部が故障している可能性が高い。ただし、電子レンジの排気口がふさがっているときや、アルミホイル、金属を加熱した場合などでもスパークは発生する。そのほか、水分がない食品や金粉、銀粉塗装の食器を加熱した際にも発生するが、誤った使用方法で発生したスパークに関しては寿命とは関係ない。

ボタンやパネルの操作が効かない

電子レンジのボタンやパネル操作が頻繁に効かなくなった場合は、寿命が近い証拠である。電子回路が故障している可能性があるため、買い替えるのがおすすめだ。

3. 電子レンジの寿命を縮めてしまう原因

汚れた電子レンジ
電子レンジの寿命は約10年だが、以下のような原因によって寿命が縮むこともある。

庫内を掃除していない

電子レンジの庫内を掃除していないと、寿命を縮める大きな原因になる。電子レンジの庫内には食品カスや油などが飛び散りやすい。放置するとセンサーが正常に反応できなくなってしまう。また、汚れがサビになり寿命を縮めることもある。

アルミホイルや金属を加熱した

上述したとおりだが、アルミホイルや金属を加熱するとスパークが発生する。アルミホイルや金属類は、電子レンジのマイクロ波の吸収率が高いため、電子が早く活性化して装置にダメージを与えてしまう。故障だけでなく、スパークは火災の危険もあるため注意してほしい。

空焚きをした

食品を早く温めるために、空焚きをしてしまう方もいるかもしれない。しかし空焚きは、発生したマイクロ波を吸収するものがなく不安定になる。電子レンジの寿命とイコールであるマグネトロンの消耗を早めるため、寿命を縮めてしまう。

加熱をしすぎた

コーヒーなどの液体の食品を加熱しすぎると、電子レンジが過剰に熱くなり、故障するおそれがある。加熱しすぎることで、液体が蒸発していまうこともあるため、加熱時間に注意が必要だ。

4. 電子レンジを買い替えるか修理するかの判断基準

POINT
電子レンジの調子がよくない場合、買い替えと修理で迷うことがあるかもしれない。そこで、買い替えるか修理するかの判断基準をチェックしてみよう。

保証期間内なら修理を検討しよう

保証期間内なら、修理を検討してもよいだろう。使用方法に問題がなく故障した場合は、無償または安価で修理してもらえる可能性がある。

5年以内なら修理、8年以上なら買い替えがおすすめ

すでに解説したとおり、電子レンジの寿命は約10年だが、メーカーの部品保有期間は8年。8年以上使っている電子レンジであれば、買い替えがおすすめだ。5年以内であれば、保証期間内の可能性もある。買い替えた場合の金額と比較し、修理を検討してもよいだろう。

5. 寿命を迎えた電子レンジの処分方法も知っておこう

RULES
電子レンジを買い替える場合、古いものを正しい方法で処分する必要がある。処分方法に困ることもあるため、知っておくと安心だ。

自治体のルールに沿って処分する

電子レンジは、自治体によって不燃ごみであったり粗大ごみであったりする。大きさ(重さ)によって異なる地域もあるため、お住まいの自治体のルールに沿って処分しよう。

家電量販店などに引き取ってもらう

家電量販店によっては、リサイクル料金を支払って電子レンジを引き取ってもらえることがある。買い替えの際に確認しておくとスムーズだろう。

6. 電子レンジは完全に寿命を迎える前に修理や買い替えを

電子レンジ
電子レンジは頻繁に使用する調理家電。故障すると修理や買い替えに時間がかかり、生活に支障をきたすこともあるだろう。電子レンジが寿命を迎える前に、修理や買い替えを検討しよう。電子レンジの寿命のサインは、当記事を参考にしてほしい。

結論

電子レンジの寿命は10年程度である。お使いの電子レンジが問題なく使えていても、長く使うほど故障する可能性は高まっていく。メーカーの部品保有期間である8年を超えると修理も難しくなるため、突然の故障に備えておくと安心だ。また、日々の使用による消耗とは別に、適切ではない使用方法により寿命を縮めてしまうこともある。長く使うためにも正しく電子レンジを使おう。
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  • 更新日:

    2022年2月20日

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