目次
1. トイレにはどんな種類がある?

トイレには大きく分けて4種類のトイレがある。それぞれの特徴とメリット・デメリットを紹介しよう。
組み合わせ便器
組み合わせ便器は、最も一般的なトイレの種類だ。便器とタンク、便座がそれぞれ独立しており、それを組み合わせて使う。
メリットとしては、比較的安いこと。また、温水洗浄便座のように、欲しいと思った機能を後付けできることだ。さらに、便座が壊れても便座だけの交換で済む。
デメリットとしては、凹凸が多いため掃除がしにくいこと。一度流してしまうとタンクが一杯になるまで流すことができない点だ。
一体型トイレ
便器とタンク、便座が一体となったトイレの種類だ。手洗い付きとなしがある。
メリットとしては、凹凸が少ないため掃除がしやすいこと。全体的に一体感がありスッキリした印象であることなどがある。
デメリットとしては、便座が壊れたときには便座を含めてトイレ本体をすべて交換しなければならないことだ。
タンクレストイレ
水をためておくタンクがないトイレの種類だ。トイレをスタイリッシュにしたいという方に人気となっている。
メリットは凹凸がないので掃除がしやすいこと。またトイレタンクに水をためる方式ではないので、連続して水を流すことができる。さらに、コンパクトだからトイレ空間を広く使えるという点も魅力だ。
デメリットは、価格が比較的高いこと。便座が故障するとすべて取り換えなくてはならないこと。マンションの上層部では、水圧が弱く設置できないこともあることなどだ。
システムトイレ
トイレの手洗い器や収納キャビネットを設置したトイレ室内全体のことをシステムトイレという。
メリットはトイレ全体がセットになっているので、コーディネートが簡単だということ。収納タイプのシステムトイレであれば、散らかりがちな小物もスッキリ収納できる。
デメリットは、手洗い器や収納キャビネットは設置できる広さが決まっているため、狭いトイレには設置ができないこと、ほかのトイレよりも費用が高くなることだ。
2. トイレの便座の種類

トイレの便座にもいろいろな種類がある。機能を知って、快適なトイレを目指そう。
普通便座
暖房機能や温水機能などが付いていないシンプルな種類のトイレ便座だ。電気製品ではないため故障することもなく、電気代もかからない。
普通便座には「O型」と「U型」の2種類がある。U型は強度面ではO型に劣るが、男性が使いやすいように公共トイレではよく見かける種類だ。
暖房便座
冬の便座は、座ったとたんヒンヤリとして不快だ。そこで便座を温める機能の付いた便座の種類が暖房便座だ。便座カバーを装着しなくても、冬でも快適に過ごせる。
もちろん普通便座に比べると電気代がかかるが、設置費用やランニングコストを抑えたいときにオススメだ。
温水洗浄便座
外国人が日本に来て一番驚くのがこの温水洗浄便座だという。今や自宅はもちろんのこと、オフィスや公共施設でも温水洗浄便座になっているところが多い。トイレ内にコンセントが設置できれば、普通便座に後付けもできる。
3. トイレの機能の種類

トイレの機能は、日々進化している。便利なトイレ機能の種類をいくつか紹介しよう。
節水機能
用を足したあと、水を流すときに少ない量でキレイにできる機能だ。古いモデルでは1回に流す量が13Lだが、節水機能のある最新モデルでは4Lの水でしっかり流すことができる。
節電機能
おしり洗いに使う温水を、使うときに瞬時に作る機能だ。お湯を常時保温する必要がないため節電になる。
脱臭機能
トイレの嫌なにおいを、発生元の菌を取り除くことで抑える機能だ。継続的、あるいは必要なときに一瞬にしてにおいを無くすことができる。
温水洗浄機能
おしり洗いやビデの洗浄、マッサージ機能など、強弱をつけた温水洗浄もできる。
温風乾燥機能
おしり洗いやビデの洗浄を行ったあと、トイレットペーパーで拭き取り、さらに温風で乾かす機能だ。局部の蒸れなどが気になる方にオススメだ。
除菌機能
トイレメーカーのTOTOでは、自動で除菌水を便器内にシャワーして汚れを付きにくくする機能が、LIXILでは、プラズマクラスターイオンで除菌する機能などがある。
自動開閉機能
人の動きに合わせてふたを自動で開閉する機能だ。手を使わないので衛生的にトイレを使うことができる。
結論
トイレにはいろいろな種類がある。組み合わせ、一体型、タンクレス、システムなどそれぞれメリット・デメリットがある。また便座にも普通、暖房、温水洗浄と種類がある。さまざまな機能が搭載され、ますます使い勝手のよくなるトイレだが、複雑になればなるほど故障も起こることを念頭に、お財布にとってもベストなトイレを選ぶようにしよう。