目次
1. イヤホンが故障する原因

イヤホンが故障する原因はいくつかある。今のイヤホンの故障状態を確認してみよう。
ケーブルの断線
有線イヤホンの最も多い故障がケーブルの断線だ。「音が途切れる」「ケーブルを触るとプツプツ鳴る」このような症状があらわれたら断線を疑う。
原因は、強く引っ張るなどして、イヤホンのプラグの根元部分に大きな負荷がかかることだ。断線が原因であれば、自分でも修理が可能だ。
ドライバーの不良
「左右で聴こえ方が違う」「片方の音量が小さい」「音が鳴らない」といった症状があらわれたらドライバーの不良を疑う。
原因は湿気によるサビなどでドライバーが動かなくなるためだ。修理するには、ドライバーの交換が必要となるためメーカーへの修理依頼が必要になる。
充電切れ
完全ワイヤレスイヤホンの場合、充電が切れている可能性もある。片方のワイヤレスイヤホンが不調の場合、ケースに入れるときに充電端子がズレて充電されなかったのかもしれない。
もう一度充電し直してみて改善されないようなら、充電端子にトラブルがある可能性もある。その場合には、メーカーへの修理依頼か買い替えを検討しよう。
スマートフォンとのペアリング不良
ワイヤレスイヤホンで聴く場合、スマートフォンとのペアリングが必要になるが、ペアリングに失敗している可能性がある。もう一度ペアリングを解除してから、再度ペアリングを試みよう。
プレイヤー本体の不良
イヤホンから音が出ない場合、イヤホンではなくプレイヤー側に問題があるかもしれない。音量が何らかの理由でゼロ、あるいはミュートになっている可能性がある。一度プレイヤー本体を確認してみよう。
プレイヤー本体に問題がある場合もあるので、違うイヤホンで試してみるといいだろう。
2. イヤホンの断線を自力で修理する方法

有線イヤホンの故障原因が断線である場合、自力で修理する方法もある。自分で修理する前に保証期間を確認しておこう。保証期間内であれば無料で修理してもらえる。
はんだを使った修理方法
断線してしまったイヤホンのケーブルは、プラグと切り離してから再度はんだ付けをして導線をつなぐことで修理できる可能性がある。ケーブルの中の「赤」「緑」「金」の3色の導線をつなぎ合わせて修理する。
家にはんだゴテの道具が一式ある方や、はんだを使ったことがある方におすすめの修理方法だ。
はんだを使わない修理方法
はんだ付けの代わりに、接着剤やライターを使った修理も可能だ。はんだを使った修理方法と同じようにケーブルから導線を引き出して接着剤やライターで炙ってつなぐという方法だ。簡単な修理方法だが「一時しのぎ」と考えた方がいいだろう。
3. イヤホン修理を業者に依頼した場合の値段

断線による故障の場合、業者に修理を依頼したときの費用は、およそ3,000円以上だ。その内訳は、断線修理の基本技術料+部品の料金となる。
保証期間が過ぎてメーカーに修理を依頼した場合、商品によって料金が変わることがほとんどだ。商品によっては1万円以上かかることもあるため、事前に見積もってもらった方が安心だ。場合によっては、新しいイヤホンに買い替えてしまった方が安く済むこともある。
4. イヤホンを長持ちさせるコツ

イヤホンは使っているうちに、落としたり、引っ掛けたり、あるいは経年劣化で聴こえなくなってしまうことが多い。できるだけイヤホンを長持ちさせるにはいくつかのコツがある。
ケーブルをまとめる
ケーブルをそのままバックなどに入れて持ち運ぶと、ほかのものと絡まってケーブル部分に負荷がかかり、断線の原因になる。また、プレイヤーなどに無造作に巻きつけてしまうのも断線のリスクを高める。
ケーブルはケースに巻き取って持ち運ぶか、クリップなどでまとめておくと断線しにくい。
抜き差しするときはプラグを持つ
イヤホンをプレイヤーから外す場合、無雑作にケーブルを引っ張って抜いていないだろうか。これではプラグが曲がったり、ケーブルが断線したりしてしまう。プラグの部分を持って、抜き差しすることが大切だ。
汚れや湿気に注意する
イヤホンは汚れや湿気が苦手だ。音楽を聴きながらジョギングなどをすると、耳の中に入れてあったイヤホンは、汗で湿り気を帯びている。そのままにしておくと、ドライバーの故障につながる。
使い終わったら汚れを拭き取り、乾燥剤を入れた密閉容器にイヤホンを入れて湿気から守ることが長持ちさせるコツだ。
結論
イヤホンが故障する原因は、ケーブルの断線やドライバーの不良などいろいろある。保証期間内ならメーカー修理に出してみよう。断線が原因であれば、はんだを使って自分で修理することも可能だ。お気に入りのイヤホンを長く使っていきたいなら、ケーブルをまとめて断線を防ぎ、抜き差しはプラグを持つこと。そして湿気にも注意してメンテナンスを怠らないようにしよう。