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ミシン

ミシンの種類や違いとは?初心者におすすめの選び方を徹底解説

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

鉛筆アイコン 2022年4月26日

ミシンには種類があり、それぞれ性能や機能が異なる。自分にあったミシンを選ぶためにも、種類別の特徴を確認しておこう。この記事では、ミシンの種類や違いを解説する。メーカーや機能の種類とあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてほしい。

  

1. ミシンの種類や違い

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まずは基本的なミシンの種類をまとめた。種類別に詳しい特徴を解説する。

家庭用ミシン

さまざまな用途で使用できる家庭用のミシンだ。直線やジグザグ縫い、ボタンホールなど、いろいろな縫い方に対応している。便利な機能付きの使いやすいミシンが多いのが特徴。機能や制御方法で、電動ミシンと電子ミシン、コンピューターミシンの3種類に分かれる。

工業用ミシン

工業用に使用されるミシンで、洋服やカバンなど既製品を大量生産するために使用される。流れ作業で使用するため、直線用やボタンホール用など各工程に特化しているのが特徴だ。パワーが強く長時間の作業に向いているが、基本的に一般的なご家庭で使用することはない。

ロックミシン

ロックミシンはかがり縫い専用のミシンだ。布端を糸でつつむように縫って、布の端のほつれを防ぐ。家庭用ミシンでも布端の始末はできるが、ロックミシンを使うとよりキレイに仕上がる。ニットなど伸縮性のある生地を縫い合わせるのにもおすすめだ。ただし、直線縫いができないので、家庭用ミシンや職業用ミシンと併用して使用する。

職業用ミシン

直線専用のミシンで、パワーやスピードに優れており耐久性が高い。カーテンやジーンズなど厚い生地でも簡単に縫うことができ、縫い目が美しいのが特徴だ。早く縫えて縫いスペースも広いため、大きな布を縫う機会が多い方や大量の作品を作りたい方に向いている。本格的な洋裁に挑戦したい方は、購入を検討してみよう。

2. 家庭用ミシンの3つの種類

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一般的なご家庭なら家庭用ミシンが使いやすい。電子ミシンと電動ミシン、コンピューターミシンの3種類について、それぞれの特徴を解説する。

電子ミシン

針の上下運動を電子回路で制御するため、低速で使ってもパワーが落ちにくい。機能はシンプルだが、厚手の生地にも対応できるのが魅力だ。電動ミシンやコンピューターミシンの中間くらいの価格と機能なので、バランスがよく初心者でも使いやすい。

電動ミシン

構造がシンプルなので安価で購入できる。電子基板を搭載していないため故障しにくいが、糸調子や針のストップ位置は手動による調整が必要なので初心者だと使いにくい。縫うスピードが遅いとパワーがでないので、厚手の生地を縫う方は他の種類のミシンがよいだろう。

コンピューターミシン

マイクロコンピューターを搭載した高性能なミシンだ。針の上下運動や縫い目、糸調子の調節など、面倒な作業をコンピューターで制御することが可能。ほかの種類のミシンと比較して価格が高いが、縫い目の長さから模様まで細かく設定できる。初心者はもちろん、上級者にもおすすめのミシンだ。

3. 主なミシンメーカーの種類

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使いやすいミシンを選びたいなら、メーカーの種類にも注目しよう。代表的なメーカーの特徴を詳しくまとめた。

ジャノメ

国内初の家庭用ミシンとコンピューターミシンを開発した、老舗メーカーだ。家庭用から職業用まで幅広いラインナップを展開している。フルサイズより大きなワイドサイズなどもあるため、用途に適したミシンが見つかるだろう。

ジャガー

家庭用ジグザグミシンを国産化したメーカーで、初心者でも使いやすいミシンが揃う。サンリオや不二家のペコちゃんなど、キャラクターとコラボしたミシンが有名。お手頃な価格で購入できるミシンが多く、初めてのミシンとしてもおすすめだ。

シンガー

世界でもっとも古いアメリカのミシンメーカーだ。静音設計で厚物縫いに強い。品質とデザイン性に優れており、とくに高機能モデル「モナミヌウ」や「モニカピクシー」は高く評価されている。

ブラザー

デザイン力が高いミシンを取り扱っている。刺繍機能を搭載したミシンが多く、刺繍用ソフトの種類が充実しているのが魅力。薄手や繊細な生地の縫製に優れたモデルが多いため、洋服を作りたい方におすすめだ。

ジューキ

ジューキ(JUKI)は工業用ミシンを多く取り扱うメーカーだ。家庭用ミシンにその技術を取り入れており、快適な操作性と高品質な縫いが評価されている。初心者用からプロ用まで揃っているため、技量や用途にあったミシンが見つかるだろう。

4. ミシンの便利機能の種類

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便利な機能が搭載されたミシンは多い。ミシンを選ぶときに確認しておきたい、機能の種類とその特徴を解説する。

刺繍機能

布地に文字や絵柄を入れられる機能だ。文字や数字だけのシンプルなものから、複雑な絵柄を入れられるものまで、ミシンによって機能の内容は異なる。刺繍データをダウンロードして、デザインを追加できるミシンも人気が高い。ただし高性能な刺繍機能を搭載したミシンは高価なので、機能と料金のバランスを考えて選ぼう。

速度調節機能

速度調節機能があれば、縫いのスピードを自由に変えられる。角や細部で縫いを遅くすることで、キレイに仕上げられるだろう。踏む力加減でスピードを調整できるフットコントローラー付きなら、手を離さずに作業ができる。

自動針穴糸通し機能

糸を引っ掛けてレバーを操作するだけで、針穴に糸を自動で通せる機能だ。面倒な糸通しが簡単に素早くできるため、初心者でも使いやすい。

自動糸調子機能

ミシンを使用する場合、生地の種類にあわせて上下の糸の張り具合を調整する必要がある。初心者には難しい作業だが、自動糸調子機能があれば適切な糸調子に自動で調節が可能だ。薄物や厚物、伸縮素材までキレイな縫い目で仕上げられる。

自動糸切り機能

縫い終わったあと、上下の糸をボタン一つでカットする機能だ。糸を切るために布地を針の下から引き出す必要がないので、縫い目がほつれにくい。さらに縫い終わりに自動でカットする、プログラム自動糸切り機能付きのミシンもある。なお、自動糸切り機能を搭載しているミシンのほとんどは、コンピューターミシンだ。

結論

予算や用途、使用する方の技量によって、適したミシンの種類は異なる。一般家庭で使用するなら家庭用ミシンで十分だが、より本格的に取り組みたいならロックミシンや職業用ミシンの購入を検討してもいい。さらに家庭用ミシンの種類は3種類に分かれるので、それぞれの機能や価格帯をチェックしよう。メーカーや機能の種類にも注目して、使いやすいミシンを選んでほしい。
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  • 更新日:

    2022年4月26日

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