目次
- 毛糸の端を輪っかにする
- 輪の中にかぎ針を入れる
- 毛糸の長い方(糸端の反対)を下からすくってかぎ針のフックにかける
- 糸をかけたままかぎ針を引き抜いて引き締める
- 編み目の1目にかぎ針を入れる
- かぎ針のフックに毛糸をかけて引き出す
- かぎ針に毛糸が2本かかった状態になっているのを確認する
- もう一度かぎ針のフックに毛糸をかける
- 2本とも一気にかぎ針を引き抜く
- 編み目の1目にかぎ針を入れる
- かぎ針のフックに毛糸をかけて引き出す
- かぎ針に毛糸が2本かかった状態になっているのを確認する
- フック側の毛糸を引っ掛ける
- 手元側の輪をくぐらせるように引き抜く
- かぎ針のフックに毛糸をかける
- 編み目の1目にかぎ針を入れる
- そのままもう一度フックに毛糸をかけて引き出す
- かぎ針に毛糸が3本かかった状態になっているのを確認する
- フックに毛糸をかけて2本だけ引き抜く
- さらにもう一度毛糸をかけて2本一気に引き抜く
- かぎ針のフックに毛糸をかける
- 編み目の1目にかぎ針を入れる
- そのままもう一度フックに毛糸をかけて引き出す
- かぎ針に毛糸が3本かかった状態になっているのを確認する
- さらに毛糸をフックにかけて3本一気に引き抜く
1. かぎ編み(かぎ針編み)とは?

かぎ編みとは、かぎ針編みとも呼ばれる手編みの種類のひとつである。先端がフック状になったかぎ針という道具を使い、毛糸をかけたり引き抜いたりしながら編んでいく。かぎ編みの特徴として、編み地があまり伸縮しない点や、自由な形が編める点が挙げられる。円形や四角形はもちろん、立体的なモチーフも編めるため、編みぐるみ作りにも適した編み方だ。
かぎ編みを始める際にまず用意したいのがかぎ針。かぎ針には金属や竹、プラスチック、持ち手にシリコンカバーが付いたタイプなど、さまざまな素材がある。中でも金属は丈夫ですべりがよく、入手しやすいタイプだ。長時間編む場合には、シリコンカバー付きのかぎ針を使うと手が疲れにくい。近年では100均でもかぎ針が手に入るため、気軽にかぎ編みを始められるのも魅力といえる。
2. 初心者向け | かぎ編みの基本の編み方

かぎ編み初心者は、基本的な編み方から覚えよう。基本の編み方を押さえておけば、応用でさまざまなかぎ編み小物を作れるようになる。
鎖編み
上記の手順で、編み始めの鎖編みが1目が編める。編み始め以外のところで鎖編みをする場合、すでにかぎ針に毛糸がかかった状態になっているため3.と4.の工程だけで鎖編みができる。また、かぎ編みは新しい段の最初に立ち上がりの鎖編みを編むのが基本だ。後述する細編みの場合は1目、長編みは3目、中長編みであれば2目鎖編みを編む。それぞれの編み方では記載していないが、必要に応じて編み始めに立ち上がりの鎖編みを編もう。
細編み
上記の手順で細編みが1目編める。続けて細編みを編む場合は1.~5.の手順を繰り返そう。
引き抜き編み
引き抜き編みは高さが出ないのが特徴の編み方。円編みの最初の目と最後の目をつなぐときや、縁編みをするときに使われる。
長編み
中長編み
3. かぎ編みで小物を作ろう

かぎ編みの基本的な編み方を覚えたら、小物作りに挑戦してみよう。かぎ編み初心者でも比較的編みやすい小物の作り方を紹介する。
クラッチバッグ
花のモチーフでフラップ部分を編む
編み始めは輪の作り目でスタート。こま編みと変わり中長編み5目の玉編み、くさり編みで花びら6枚のモチーフが1つできる。同じ編み方で15個の花のモチーフをつなげて編む。モチーフが編めたら、鎖編みでループをつける。ボタン代わりになる花のモチーフを単体で1つ編んでおく。
クラッチバッグ本体を編む
長編みでクラッチバッグ本体を編む。本体の最後の段は、花のモチーフのフラップをつなげながら長編みで編んでいく。ボタン代わりの花のモチーフを取り付けて完成だ。かぎ編みなら、バッグも比較的簡単に編むことができる。
帽子
編みたい帽子の高さに合わせて鎖編みで作り目をする。中長編みの往復編みで、頭囲のサイズになるまで長方形の編み地を編んでいく。両端を閉じ、輪になった片側に糸を渡して絞る。裏返しにしてもう片側を折り返せば、かぎ編みでできる簡単なニット帽の完成だ。
花のモチーフ
鎖編みの輪の作り目で編み始める。中長編みと細編み、鎖編みを使って花びら部分を編んでいく。編み方によってさまざまなデザインの花のモチーフが編める。自由な形が編めるかぎ編みならではのモチーフ編みを楽しもう。
コースター
鎖編みの作り目で編み始める。長編みの円編みで、増やし目をしながら好みの大きさになるまで編み進めれば、かぎ編みのシンプルなコースターの完成だ。
マフラー
作りたいマフラーの幅になるように鎖編みで作り目をして編み始める。細編みと鎖編みを交互に編みながら、好みの長さになるまで繰り返す。棒編みのイメージが強いマフラーだが、かぎ編みなら気軽に編み始められるだろう。
結論
編み物に難しいイメージをお持ちの方は多いかもしれないが、かぎ編みは比較的気軽に始めやすい点が魅力だ。まずは基本的な編み方を覚えて、簡単な小物から挑戦してみよう。かぎ編みについて知りたいことがあれば、ぜひ当記事を参考にしてほしい。