目次
- 厚紙(厚さ2mm)
- 定規
- 製図用の紙とペン
- カッター
- カッターマット
- ボンド
- 水貼りテープ
- 布
- ケント紙
- 裁ちばさみ
- ハケ
- ヘラ
- 箱のサイズを決めたら設計図を書く
- 厚紙を設計図通りにカットする
- 厚紙にボンドを塗って箱の形に組み立てる
- ボンドが乾くのを待つ
- 辺の部分を水貼りテープで貼り合わせる
- 箱側面の高さと外周のサイズに1~1.5cmののりしろをプラスして布をカットする
- 木工用ボンドを容器に入れたら少量の水を加えて混ぜる
- 薄めたボンドをハケにつけて箱の外周に薄く塗る
- 辺から1cmくらいの部分から布を貼り付ける
- 布のつなぎ目が辺の位置になるよう調整して端を1cmほど折ってから貼り付ける
- 箱の上部と底から飛び出た布の角に切り込みを入れる
- 上部と底の布を折り曲げてのりで貼り付ける
- 底面より5mmほど小さめにケント紙をカットする
- ケント紙のサイズに、1~1.5cmほどののりしろを各辺に足して布をカットする
- ケント紙にボンドを塗って布を貼り付ける(角は切れ込みを入れる)
- はみ出した布を内側に折り曲げてケント紙に貼り付ける
- 布を貼ったケント紙を底面に貼り付ける
- 箱の内寸より1mmほど小さくケント紙をカットする(5面分)
- 手順13のケント紙より一回り大きく布をカットする(のりしろを作る)
- 前後と左右に貼るケント紙の上部だけのりしろ(布)を折って貼る
- 左右と下ののりしろ(布)を箱に貼るように一面分のケント紙を内側に貼り付ける
- 手順16と隣接する辺側ののりしろ(布)を折り曲げてケント紙に貼り付けたら箱に貼る
- 手順17と同じ手順でもう1面貼り付ける
- 最後の一面のは両側ののりしろ(布)を折り曲げてケント紙に貼り付けてから箱に貼る
- 底面ののりしろ(布)はすべてケント紙に貼り付けて、箱に貼る
- 牛乳パック
- 布
- 定規
- カッターナイフ
- ハサミ
- 色紙
- 接着剤
- ハケ
- 牛乳パックの下部を切り取って箱にする
- 牛乳パックの側面の高さと外周にそれぞれ1~1.5cm(のりしろ)プラスして布をカットする
- 接着剤を容器に入れたら少量の水を加えて混ぜる
- 牛乳パックの辺の部分に接着剤を塗布する
- 塗った部分に布の端1cmくらいを貼り付ける
- 牛乳パックに布を巻き付ける
- 辺にあわせて布の端を折り返したら貼り付ける
- 底面ののりしろを折り返して貼り付ける
- 底面の角から飛び出した部分の布をカットする
- 上部からはみ出した布を内側に折り返して貼り付ける
- 底面よりやや大きくカットした色紙を内底に貼り付ける
- 内寸を測ってカットした色紙を内側の面に貼り付ける(4面)
- 1で切り取って余った牛乳パックを底面のサイズにカットする
- 底面のサイズより大きめにカットした布を包むように貼る
- 牛乳パックの底面に貼り付ける
1. カルトナージュとは?

カルトナージュとは、フランスの伝統工芸の一つだ。語源はフランス語の「厚紙(カルトン)」で、蚕(かいこ)を入れる箱に装飾を施したのが始まりとされている。
厚紙の箱に装飾として美しい紙や布を貼って仕上げるのが基本。現在では、名刺入れやブックカバー、ティッシュ箱、雑貨などを装飾することもあり、専用のカルトナージュキットも販売されている。
2. カルトナージュの基本的な作り方

カルトナージュの作り方を解説しよう。箱の作り方と生地の貼り方にわけて手順を解説する。
必要な材料や道具
箱の作り方
貼り合わせる部分を考慮しながら設計図を書く。底面1枚と側面2枚、前後2枚というように、トータルで5枚の面をカットしよう。なお、水貼りテープは水で濡らして貼るテープで、辺にあわせて折っておくとキレイに貼れる。角に貼る部分は切れ込みを入れておこう。
生地の貼り方
布を少しずつ押さえながら、空気が入らないように1面ずつ貼っていくのがカルトナージュのポイントだ。ボンドが乾かないうちに、ヘラを使って素早く貼り合わせよう。箱を一から作るのが面倒なら、購入した紙箱に布や紙を貼り付けてもいい。
3. 牛乳パックを使ったカルトナージュの作り方

カルトナージュは牛乳パックを使えば簡単に作れる。箱を一から作る必要がないのが魅力だ。
必要な材料や道具
作り方
布を貼り付けたとき牛乳パックの柄が透けるなら、下に厚紙を貼っておくといい。また、布と牛乳パックでフタを作って貼り付けてもオシャレだ。フタをつなぐ部分の布を長くとって箱に貼り付けると、オシャレなカルトナージュが完成する。
4. その他のカルトナージュ作品例

オシャレなカルトナージュの作品例を紹介しよう。基本の作り方をマスターしたら、ぜひチャレンジしてほしい。
ミニケリーバッグ
台形の箱にカルトナージュでシックな布を貼り付けて、小さなケリーバックを仕上げる。フタや持ち手を付ければ使い勝手も抜群だ。
裁縫箱
使いやすい大きさの箱を使って裁縫箱を手作りしてみよう。クロスステッチなどの刺しゅうをした布でカルトナージュにすれば、よりオシャレな仕上がりになる。
かご
ガムテープの芯を使ったユニークなカルトナージュだ。ガムテープの芯に厚紙を貼って底にし、カットしたセロハンテープの芯で持ち手を付ければ、丸くて可愛らしいかごになるだろう。
結論
カルトナージュは箱に紙や布を貼るだけで作れる。一般的な文房具などで手作りでき、作り方も比較的簡単だ。一から箱を作ったり、牛乳パックを使ったりして、自分のカルトナージュ作品を仕上げてほしい。ミニケリーバッグや裁縫箱など、工夫次第で実用的なアイテムが完成するだろう。