- ハッカ油:20滴
- 無水エタノール:10ml
- 精製水(水道水でも可):90ml
- スプレーボトル(ポリスチレン製以外のもの):1つ
- スプレーボトルに無水エタノールを入れる
- ハッカ油を入れて混ぜる
- 精製水(または水道水)を入れて混ぜる
- ビンなどの容器:1つ
- ハッカ油:3~5滴
- 重曹:大さじ2
- お茶パック(ガーゼで代用可):1つ
- 重曹をお茶パックに入れる
- 容器に1を入れる
- ハッカ油を2に垂らす
1. ハッカ油には虫除け効果がある?
ハッカ油には、虫除け効果があるとされている。ハッカ油独特の清涼感あるミントの香りは、人にはリラックス効果を与えるが、一部の虫には忌避効果があるのだ。ハッカの葉茎から抽出して作られる天然由来成分でできており、人体に無害なのも特徴のひとつ。小さな子どもがいるご家庭では、殺虫剤や虫除けスプレーの使用に抵抗があることも少なくない。しかしハッカ油なら、人にやさしいうえ虫除けの効果も期待できる。
2. ハッカ油を使って虫除けスプレーを作る方法
ハッカ油が虫除けに効果的であることがわかった。続いて、ハッカ油を使用した虫除けスプレーの作り方を紹介する。
必要な材料
無水エタノールは水道水で代用できる?
アルコールが苦手などの理由で無水エタノールを使いたくない場合は、代わりに水道水を使ってもよい。ただし無水エタノールは、ハッカ油と水が混ざりやすくするために使用される。そのため、無水エタノールなしで作ったハッカ油スプレーは、しっかりと振ってから使おう。作るときは、上記の材料から無水エタノールだけを取り除くとよい。
虫除けスプレーの作り方
無水エタノールとハッカ油を先に混ぜておくのがポイントだ。
スプレーを作るときの注意点
有害反応が出る可能性がある
ハッカ油は、希釈しても人によっては蕁麻疹やかぶれなどの有害反応が出る可能性がある。化学物質過敏症の方も使用は避けよう。万が一原液が肌に付着した場合は、大量の水で10~15分ほど洗い流してほしい。刺激などが起こる場合には、医療機関を受診しよう。
目や粘膜に入らないようにする
天然由来成分とはいえ、ハッカ油の成分は強力である。目や粘膜に入ると強い痛みを引き起こすため、使用の際は注意しよう。目に入ったときは、流水でしっかりと洗い流すとよい。
においに注意する
ハッカ油は非常に香りが強いため、人によってはきつく感じるかもしれない。作るときにハッカ油の量を調整するなどして、適量を見つけよう。
ペットによっては使えない
小鳥や猫などがいると、ハッカ油は使用できない。犬は問題ないとされるが、独特の香りが苦手な場合があるので注意して使おう。ペットがいるご家庭は、ハッカ油の使用前に必ず調べておいてほしい。
使用期限がある
ハッカ油スプレーの使用期限は約1週間。天然由来の成分のため、使用期限は短い。1週間で使い切れる量を考慮して作ろう。
3. ハッカ油を使った置き型虫除けアイテムの作り方
ハッカ油はスプレーだけでなく、置き型の虫除けアイテムにも活用できる。スプレーに続いて、ハッカ油の置き型虫除けアイテムの作り方もみていこう。
必要な材料
置き型虫除けアイテムの作り方
こぼれるのを防ぐため、容器にガーゼや穴を開けた紙でふたをしておくのもよい。
4. ハッカ油の虫除けアイテムの使い方
スプレータイプや置き型など、ハッカ油の虫除けアイテムの効果的な使い方を知っておこう。
網戸にスプレーしておく
網戸にハッカ油スプレーを吹き付けておくと、換気などで窓を開けた際に虫の侵入を防げる。風が吹くと清涼感のあるさわやかな香りが広がり、さらに虫除け効果も得られるのだ。
肌に直接スプレーする
肌に直接ハッカ油をスプレーすると、虫除けができる。アウトドアシーンなどで便利だ。さらに夏場は汗のにおいも緩和できる。
虫の通り道に置いておく
キッチンなど、虫の通り道にハッカ油を置いておくと侵入を防げる。小皿にハッカ油を数敵垂らす、またはコットンやティッシュなどに垂らして置いておこう。
結論
天然由来の成分でできたハッカ油は、虫除けとして活用できる。一部の虫はハッカ油のにおいを嫌うため、忌避性があるのだ。ハッカ油と無水エタノールや精製水、重曹などを使えば、スプレータイプや置き型タイプの虫除けが簡単に作れる。網戸や玄関、通り道に使用して虫の侵入を防ごう。