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プリンタ

プリンターを修理すべきかどうかの見極め方

投稿者:ライター 松岡由佳里 (まつおかゆかり)

鉛筆アイコン 2022年4月17日

プリンターはビジネスをはじめ、家庭でも欠かせないツールとなっている。そのプリンターに不具合が生じてしまったら、自分で修理できるのだろうか。プリンターの修理方法や修理にかかる費用を紹介しよう。また、プリンターを長持ちさせるコツもぜひ参考にしてもらいたい。

  

1. プリンターを修理すべきかどうかの見極め方

プリンターのインク
プリンターには寿命がある。機種や使用頻度によっても異なるが、インクジェットプリンターの寿命は2~5年といわれている。使っていくうちにときどき不具合も出てくるだろう。しかし、不具合が出たからといってすぐに買い替える必要はない。自分でもできる修理方法を試してみよう。

印刷がかすれる

印刷がかすれる場合、原因の多くはプリンターヘッドの一部が詰まってしまうことによるものだ。修理としては「ヘッドクリーニング」を行う。メーカーによってヘッドクリーニングの方法が異なっているので、取扱説明書をチェックしよう。
ヘッドクリーニングをしてもまだ改善できない場合には、3~4回繰り返してみることだ。ただし、あまりやり過ぎると「廃インクパッド」が満タンになってしまうので注意が必要だ。

印刷ができない

印刷ができない、白紙で出てくるという場合は、プリンターの一時的なトラブルかもしれない。プリンターやパソコンなどの再起動を行ってみよう。それでも修理できないようであれば、ヘッドクリーニングを試みてみよう。
ヘッドクリーニングをしても印刷できないようであれば、プリンターのヘッドのトラブルが考えられる。メーカーに問い合わせてヘッドの交換をすることになる。

直線がずれる

直線がずれる場合の修理方法は「ヘッドの位置調整」をすることだ。プリンターのヘッドは印刷時の振動などで位置がずれてしまうことがあるからだ。

廃インクパッドのエラーが出る

ヘッドクリーニングなどで排出される余分なインクは、廃インクパッドに溜められる。廃インクパッドの容量が一杯になると印刷もスキャンもできなくなってしまう。ほとんどのプリンターでは、廃インクパッドの交換ができない構造になっているため、メーカーに修理依頼するか買い替えのタイミングとなる。

異音がする

プリンターもほかの家電製品と同じように、経年劣化などにより異音を発することがある。同時に、いろいろな不具合も発生するので、異音がしたらそろそろ寿命だと思って買い替えを検討することをおすすめする。

2. プリンター修理にかかる費用

電卓
プリンターの調子が悪くなったとき、保証期間内なら無償で修理してくれるが、保証期間が過ぎていた場合などはどれくらいの修理費用がかかるのだろう。それによっては買い替えも検討しなくてはならないだろう。

キャノン製品の場合

キャノン製品のプリンターの修理費用は「修理料金」と「引取修理ご利用料金」の合計額となる。
修理料金は機種によって8,800円~30,800円となる。また、修理対応期間終了製品については、買い替えするしかない。

エプソン製品の場合

エプソンのカラリオプリンターシリーズの修理には、機種によって7,700円~16,500円かかる。さらに引取修理するための引取料金として3,300円が別途必要となる。

ブラザー製品の場合

ブラザーのプリンター修理費用は、機種によって11,000円~25,300円となる。さらに、送料(お手軽引取サービス)2,750円がプラスされる。

3. プリンターは修理よりも買い替えがおすすめ

プリンター
キャノン製品、エプソン製品、ブラザー製品の修理費用を見て、わりと金額が高い、もしかすると買い替えた方が安いのでは?という印象を持たれた方も多いだろう。
プリンターの保証期間内はだいたい1年以内なので、保証期間中に故障した場合には、無償で修理してもらえる。しかし、よほどの高級機種でない限りは、新しいプリンターに買い替えた方が安く済むケースがほとんどだ。

4. プリンターを長持ちさせるコツ

プリンターのインク
プリンターは、印刷する枚数によって当然寿命が違ってくる。しかし、使い方によっては長持ちさせることもできる。そのコツを紹介しよう。

質の良いインクを使う

インクは純正のものを使っているだろうか。インクは消耗品で、印刷枚数によっては高くなってしまうこともある。そのようなときには安い汎用性インクを使うという方も多いだろう。
しかし、安いインクは、質のよくない添加剤を使っており、ヘッドに詰まりやすく、プリンターの故障の原因になることが多い。修理をせずに、長持ちさせたい場合には、純正を使うと安心だ。

定期的に手入れする

プリンターのヘッドは、インクカートリッジの中のインクを用紙に吹き付けるためのパーツだ。この部分はとくにインクが詰まりやすいため、インク詰まりにより故障する場合が多い。
ヘッドクリーニングを定期的に行うという手入れをするだけでもプリンターを長持ちさせることができる。

結論

印刷がかすれる、直線がずれるなどプリンターの調子が悪いときには、ある程度なら自分で修理することができる。しかし、場合によってはメーカーに修理に出さなくてはならないケースもあり、ある程度の修理費がかかる。保証期間外だと、買い替えた方が安いことがある。買い替え費用と修理費用を比較検討して決めるようにしよう。
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  • 更新日:

    2022年4月17日

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