1. カウンターキッチン収納のポイント
カウンターキッチンとは、リビングダイニングとキッチンを区切るように設置されているカウンタータイプのキッチンのことをいう。また、種類としてはリビングダイニングとの空間を仕切らないオープンカウンターキッチンもある。カウンターキッチンの収納には「見せる収納」と「隠す収納」の2つの収納方法がある。それぞれ、ポイントを紹介しよう。
見せる収納のポイント
カウンターキッチンで見せる収納をする場合のポイントは、見た目のかわいい小物、スタイリッシュな小物を選ぶことだ。見ていて楽しくなるような雑貨もおすすめだ。たとえば、背面の壁に棚を置き、そこにかわいいお皿やマグカップ、グラスなどを収納すれば、まるでカフェのような雰囲気になる。
日常使う食器類にインテリアの役割もしてもらうということだ。そのほかにも、調味料入れを統一して並べるなど、見せ方にこだわることでセンスが光るカウンターキッチンの収納になる。
隠す収納のポイント
隠す収納には、カウンター下の収納にクローズドタイプを選ぶことがポイントだ。もし散らかっているときに来客があっても、扉を閉めてしまえば気にならない。
また、カウンター下にチェアを入れずにデッドスペースになっている場合には、扉付きのカラーボックスを並べれば、簡易収納チェストとなる。カウンターキッチンの高さを生かすことで、大容量の収納スペースが生まれるのだ。ここにリビングで使うものを収納すれば、カウンターキッチンまわりだけでなく、リビングもスッキリ見せることができる。
2. カウンター上の収納実例
カウンター上は、一時的にものを置きやすいため、いつの間にか乱雑になってしまう場所だ。カウンター上が乱雑だと、リビング全体もゴチャゴチャして見えてしまうので、しっかり収納したい。
カウンター上の収納アイデア
ディアウォールでかんたんDIY
賃貸住宅でも、壁に傷を付けずに取り付けられる「ディアウォール」が注目されている。カウンターキッチンと天井の間にディアウォールを使って柱を取り付けるだけだ。専用の棚受けもあるので、収納スペースがグンと広がる。
ボックスを重ねるだけ
シンプルにボックスを重ねて固定するだけでも、ステキなカウンター上の収納に。既製品のボックスにステンシルでデザインすれば、オリジナリティあふれるインテリアにもなる。ボックスを複数用意して、カウンターキッチン上の収納をたっぷり確保しよう。
3. カウンター下の収納実例
カウンター下がデッドスペースになっていてはもったいない。奥行に合わせたラックや高さを利用して収納スペースを作ろう。
カウンター下の隠す収納アイデア
ファイルボックス
シンプルなファイルボックスを使って、こまごまとした小物を収納しよう。中身が見えないファイルボックスは、デザインを統一すればスッキリとした印象になる。また、さまざまな種類があるので、深いタイプは雑誌や書類入れに、浅いタイプは文房具などを収納すれば、カウンターキッチンまわりの整理整頓が可能だ。
100均のストレージボックス
100均のストレージボックスを活用してカウンターキッチン下に収納スペースを作ろう。カウンターキッチンの下に棚を用意し、ストレージボックスと組み合わせるだけだ。ストレージボックスは、いろいろなサイズがあるので、入れるものに合わせて大きさを選ぼう。また、カラーバリエーションも豊富なので、インテリアに合わせたコーディネートをすればオシャレに見せられる。
カウンター下の見せる収納アイデア
薄型のスタッキングシェルフで見せる収納
カウンターキッチン下ののわずかなスペースを有効利用するために、薄型のスタッキングシェルフを活用してみよう。スタッキングシェルフは縦にも横にもフレキシブルに使うことができて便利だ。本棚や飾り棚として見せる収納ができる。パーツを組み替えることで、全体の形状も自由に変えられるので、収納したいものによって対応も可能だ。
奥行の浅いラックで本棚として活用
リビングでは、雑誌やコミック、絵本などが散らかりやすい。カウンターキッチン下の奥行きが狭い場合、薄型収納ラックを活用して本棚にしてみよう。ラックとカウンターの間にスペースがあれば、ボックスティッシュや小物を置いてもいいだろう。
結論
カウンターキッチンの収納ポイントは、見せる収納と隠す収納だ。見せる収納ではかわいい雑貨、オシャレな食器を飾るといい。隠す収納では、外から中身が見えないようにファイルボックスやストレージボックスを活用しよう。カウンター上、カウンター下を上手に使って、スッキリしたキッチンまわりを手に入れよう。