目次
1. リビングに学習机を置くメリット

まずは、リビングに学習机を置くメリットについて紹介していく。
安心して勉強に取り組める
学年の低い子どもは特に、子ども部屋で1人で勉強するよりも親がそばにいる環境の方が安心して勉強に取り組めるようだ。また、子どもが勉強中に質問があるときには、親に積極的に質問しやすいメリットがある。さらに、親もリビングやキッチンなどで家事などをしながら、子どもの様子や勉強の進行状況を把握することが可能だ。
集中力が向上する
人間が集中できる環境は、全く音のない無音環境よりも、適度な音のある環境であることが知られている。何らかの音がしているリビング学習机で勉強することは、子どもの集中力を向上させられるのだ。
光熱費の節約になる
子どもがリビングの学習机で勉強すると、子ども部屋の電気や冷暖房を使用しなくて済むため、光熱費の節約にもつなげられる。
2. リビングに学習机を置くデメリット

反対に、リビングに学習机を置くデメリットについても理解しておこう。
スペースを確保する必要がある
リビングに学習机を置くデメリットは、十分なスペースを確保する必要性がある点だ。子どもの人数が多い場合は、学習机を人数分置くと生活動線が妨げられてしまう場合もある。そのため、リビングに学習机を置きたいときには、間取りとスペースの確保について十分に検討することが大切だ。
照明が足りない
リビングの照明の色には、暖色系が用いられている場合も多い。暖色系の照明は暗く感じやすく、学習机の上では読み書きすることが難しく感じることもある。そのため、リビングに学習机を置きたいときにはデスクライトを準備し、十分な明るさの照明の下で子どもが勉強できるように備えることが大切だ。
3. リビングに置く学習机の選び方

ここでは、リビングに置く学習机の選び方についてポイントを紹介しよう。
サイズはなるべくコンパクト
リビングに置く学習机を選ぶときには、空間に圧迫感を与えぬように80cmから100cmほどの幅を目安にするとよいだろう。奥行きもできる限り浅めのものを選ぶのがおすすめだ。
デザインはシンプル
学習机のデザインは、リビングのインテリアにもなじみやすい、シンプルなものを選ぶと部屋の雰囲気を統一できる。
照明付きがおすすめ
リビングの照明を補うために、学習机は照明付きのものを選ぶことをおすすめしたい。照明の光の強さは、強すぎても子どもの集中を妨げてしまうため、適度なものを選ぶとよいだろう。
4. リビング学習机のレイアウトのコツ

リビング学習机はどのように配置すればよいのだろうか。ここでは、レイアウトのコツを紹介しよう。
生活動線を空ける
リビングは人の動きのある場所である。そのため、学習机をその動線を妨げる位置にレイアウトしてしまうと、家族が移動しにくくなることに加え、子どもの勉強も妨げてしまう原因になる。リビングに学習机を置きたいときには、ソファやダイニングテーブルへの動線の反対側にレイアウトするとよいだろう。
目の届く範囲に設置する
親がキッチンなどで家事やほかの作業をしながらでも、子どもの様子に目が届く位置に学習机をレイアウトすることが大切だ。子どもの様子をそっと見守れる適度な距離と位置を考慮してレイアウトするとよいだろう。
テレビに背が向くようにする
子ども向けのテレビ番組をつけていなくてもテレビが視界に入る場所では、子どもはテレビに関心が向いてしまい、集中できなくなる。そのため、リビングに学習机を置きたいときは、子どもがテレビに背を向けるようにレイアウトするのがおすすめだ。
壁を前にする
リビングに置く学習机は壁に面するようにレイアウトするとよい。壁を前にすることで、勉強中の子どもの視界に余計なものが入りにくくなり、集中した状態を維持できる。
5. リビングに学習机を置く際の注意点

最後に、リビングに学習机を置く際の注意点について解説しよう。
勉強道具は学習机付近に収納する
勉強道具は、できる限りリビングの学習机の付近にまとめて収納するとよい。たとえば、辞書や世界地図などが必要なときに手元になければ、その都度取りに行かなければならず、子どもの集中を途切れさせてしまう原因になる。
電源を用意する
子どもが勉強するときには、照明をはじめ鉛筆削り、パソコン、タブレットなど電源が必要なものもある。そのため、リビングに学習机を置く場合は、それらを手軽に使用できる位置に電源をできれば複数用意することが大切だ。
結論
今回は、リビングに学習机を置くメリットやデメリットをはじめ、学習机の選び方、レイアウトのコツや注意点などについても解説した。それぞれの間取りを考慮しながら、当記事を参考に学習机を適切な位置にレイアウトし、家族で子どもの勉強をサポートしていってほしい。